TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025171413
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2024076740
出願日
2024-05-09
発明の名称
床構造およびその施工方法
出願人
株式会社ソーケン彩装
代理人
個人
,
個人
主分類
E04F
15/18 20060101AFI20251113BHJP(建築物)
要約
【課題】排水溝横のコンクリートとの隙間から害虫が侵入することを防止することができる、床構造を提供する。
【解決手段】内壁の上端部12に蓋受枠14が配設された排水溝10と、床部20とを有する床構造100であって、ポリウレア30が充填された凹溝22が、排水溝10の長さ方向に沿って、蓋受枠14に隣接して形成され、凹溝22内には、ポリウレア30の外れを防止するための外れ防止部材40が配置され、外れ防止部材40は、凹溝22の底面と対向する対向部を有し、凹溝22の底面22Aから離して配置され、凹溝22の底面22Aまで貫通した固定部材60によって固定されている、床構造100。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内壁の上端部に蓋受枠が配設された排水溝と、床部とを有する床構造であって、
ポリウレアが充填された凹溝が、前記排水溝の長さ方向に沿って、前記蓋受枠に隣接して形成され、
前記凹溝内には、前記ポリウレアの外れを防止するための外れ防止部材が配置され、
前記外れ防止部材は、前記凹溝の底面と対向する対向部を有し、前記凹溝の底面から離して配置され、前記凹溝の底面まで貫通した固定部材によって固定されている、床構造。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記外れ防止部材が、前記対向部である底部と、前記底部の幅方向の端部から上に延びる一対の側部とを有し、前記凹溝の長さ方向に垂直な断面形状が、上向きコの字型である、請求項1に記載の床構造。
【請求項3】
前記凹溝は、幅が20~50mmであり、深さが20~50mmであり、
前記外れ防止部材は、長さが20~50mmであり、かつ、前記凹溝の幅よりも大きい幅を有する薄板の幅方向の両側を前記凹溝の幅に合わせて上向きに曲げたものであり、前記凹溝の長さ方向に複数配置されており、
隣接する前記外れ防止部材の間隔は、前記外れ防止部材の長さの5~25倍である、請求項1に記載の床構造。
【請求項4】
前記凹溝は、幅が15~50mmであり、深さが15~50mmであり、
前記外れ防止部材は、長さが300~1500mmであり、かつ、前記凹溝の幅よりも小さい幅を有する長尺部材であり、前記凹溝の長さ方向に複数配置されており、
隣接する前記外れ防止部材の間隔は、前記外れ防止部材の幅の1/4倍以下である、請求項1に記載の床構造。
【請求項5】
前記外れ防止部材が、平面状の板材または円錐台形状の部材である、請求項1に記載の床構造。
【請求項6】
請求項1~5に記載の床構造の施工方法であり、
内壁の上端部に蓋受枠が配設された前記排水溝の長さ方向に沿って、前記蓋受枠に隣接する凹溝を形成する工程と、
前記固定部材を前記外れ防止部材から前記凹溝の底面まで貫通させて、前記凹溝内の底面から離れた位置に前記外れ防止部材を固定する工程と、
前記外れ防止部材が固定された前記凹溝の上端部までポリウレアを充填し、硬化させる工程とを有する、床構造の施工方法。
【請求項7】
前記外れ防止部材が、長さが20~50mmであり、かつ、前記凹溝の幅よりも大きい幅を有する薄板の幅方向の両側を前記凹溝の幅に合わせて上向きに曲げたものであり、
前記凹溝を形成する工程において、
幅が20~50mmであり、深さが20~50mmである凹溝を形成し、
前記外れ防止部材を固定する工程において、
前記薄板を前記凹溝に押し込み、前記薄板の幅方向の両側を曲げることにより、前記薄板を前記凹溝内に配置する、請求項6に記載の床構造の施工方法。
【請求項8】
請求項1~5に記載の床構造の施工方法であり、
内壁の上端部に蓋受枠が配設された前記排水溝の長さ方向に沿って、前記蓋受枠に隣接する凹溝を形成する工程と、
前記凹溝の高さ方向の中心付近まで前記ポリウレアを充填し、硬化させる工程と、
前記固定部材を前記外れ防止部材から前記凹溝の底面まで貫通させ、締め込んで、硬化した前記ポリウレアの上に、前記外れ防止部材を固定する工程と、
前記凹溝内の上端部までポリウレアを充填し、硬化させる工程とを有する、床構造の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、床構造およびその施工方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
食品工場等の製造工場では、環境衛生的な観点から、害虫の侵入を防止する必要があり、害虫の侵入を防止するため装置の設置や、定期的な清掃などの対策が行われている。昆虫類の侵入を防止するため装置として、工場の出入り口に設置される装置や、排水管に設置される装置が知られている(例えば、特許文献1~3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-161489号公報
特開2011-223926号公報
特開2005-009619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
排水溝は、害虫が発生・侵入しやすい場所の一つであり、定期的な清掃が必要である。しかし、排水溝横のコンクリートとのわずかな隙間から害虫が侵入することも多い。この排水溝横の隙間は清掃が困難である。そのため、排水溝横のコンクリートとの隙間から害虫が侵入することを防止することが求められていた。
【0005】
かかる状況下、本発明は、排水溝横のコンクリートとの隙間から害虫が侵入することを防止することができる、床構造およびその施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の床構造は、内壁の上端部に蓋受枠が配設された排水溝と、床部とを有する床構造であって、ポリウレアが充填された凹溝が、前記排水溝の長さ方向に沿って、前記蓋受枠に隣接して形成され、前記凹溝内には、前記ポリウレアの外れを防止するための外れ防止部材が配置され、前記外れ防止部材は、前記凹溝の底面と対向する対向部を有し、前記凹溝の底面から離して配置され、前記凹溝の底面まで貫通した固定部材によって固定されている。
【0007】
このように、排水溝に沿って形成された凹溝内に、柔軟でゴム的な性質を有し、追随性のあるポリウレアを充填した構造とすることで、排水溝横の隙間からの害虫の侵入を防止することができる。また、ポリウレアは、固まりやすいため、工期を短くできるという利点も有する。さらに、ポリウレアの外れを防止するための外れ防止部材を凹溝内に配置することで、歩行や台車の通過、清掃時のブラシ掛けなどの外力が働いた場合にも、ポリウレアが外れにくい構成とすることができる。
【0008】
また、前記外れ防止部材が、前記対向部である底部と、前記底部の幅方向の端部から上に延びる一対の側部とを有し、前記凹溝の長さ方向に垂直な断面形状が、上向きコの字型であることが好ましい。このような形状の外れ防止部材を用いることで、ポリウレアをよりしっかり抑えることができる。
【0009】
施工性の観点からは、前記凹溝は、幅が20~50mmであり、深さが20~50mmであり、前記外れ防止部材は、長さが20~50mmであり、かつ、前記凹溝の幅よりも大きい幅を有する薄板の幅方向の両側を前記凹溝の幅に合わせて上向きに曲げたものであり、前記凹溝の長さ方向に複数配置されており、隣接する前記外れ防止部材の間隔は、前記外れ防止部材の長さの5~25倍であることが好ましい。このような構成とすることで、外れ防止部材の下方にポリウレアが回り込みやすいため、凹溝内にポリウレアをより簡単に充填することができる。また、外れ防止部材自体も凹溝から外れにくいため、ポリウレアをよりしっかり抑えることができる。
【0010】
横方向の隙間の発生をより抑えるという観点からは、前記凹溝は、幅が15~50mmであり、深さが15~50mmであり、前記外れ防止部材は、長さが300~1500mmであり、かつ、前記凹溝の幅よりも小さい幅を有する長尺部材であり、前記凹溝の長さ方向に複数配置されており、隣接する前記外れ防止部材の間隔は、前記外れ防止部材の幅の1/4倍以下であることが好ましい。凹溝にポリウレアを充填し硬化させた後、凹溝内の硬化したポリウレアの上に配置した長尺部材で硬化したポリウレアを抑えることで、ポリウレアを幅方向に膨張させることができ、地震や地盤沈下等のように凹溝が広がる力が生じても、床部とポリウレアとの間および排水溝とポリウレアの間に隙間が生じにくいものとできる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
接合構造
2か月前
個人
屋台
2か月前
個人
タッチミー
2か月前
個人
転落防止用手摺
3か月前
個人
安心補助てすり
1か月前
個人
ベンリナアングル
2か月前
積水樹脂株式会社
柵体
3か月前
個人
筋交自動設定装置
2か月前
個人
免震建築構造
7日前
個人
防災建築物
1か月前
株式会社フジタ
合成床
7日前
個人
住宅の省エネ方法
3日前
個人
身体用シェルター
2か月前
個人
身体用シェルター
2か月前
株式会社シンケン
住宅
1か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
株式会社熊谷組
床構成材
2か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
個人
可搬型供養墓
2か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
三洋工業株式会社
床構造
1か月前
株式会社大林組
接合構造
1か月前
株式会社熊谷組
吊り治具
2か月前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
イワブチ株式会社
組立柱
3か月前
株式会社熊谷組
木質材料
2か月前
鹿島建設株式会社
制震架構
1か月前
鹿島建設株式会社
補強構造
7日前
ミサワホーム株式会社
玄関
1か月前
ミサワホーム株式会社
住戸
2か月前
ミサワホーム株式会社
建物
2か月前
続きを見る
他の特許を見る