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公開番号
2025171097
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2024076092
出願日
2024-05-08
発明の名称
通信装置、通信方法及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
72/51 20230101AFI20251113BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】アクセスポイントとステーションの間の通信において中継通信を用いる際に中継通信を実行する装置を効率的に特定する通信装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】無線通信システムにおいて、他の通信装置との間で行う通信装置は、他の通信装置の能力に基づいて、周波数軸上で連続するように配置された複数の副搬送波により構成される第1タイプのリソースユニット(RU)を少なくとも2つ以上用いて無線リソースの割当てを行い、当該無線リソースを用いて直交周波数分割多元接続(OFDMA)によるデータの通信を行う第1の通信方式と、少なくとも一部の副搬送波が周波数軸上で不連続となるように配置された複数の副搬送波により構成される第2タイプのRUを少なくとも2つ以上用いて無線リソースの割当てを行い、当該無線リソースを用いてOFDMAによるデータの通信を行う第2の通信方式と、を使い分けてデータフレームの通信を行う。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
IEEE802.11シリーズ規格に準拠した通信を他の通信装置との間で行う通信装置であって、
周波数軸上で連続するように配置された複数の副搬送波により構成される第1タイプのリソースユニット(RU)を少なくとも2つ以上用いて無線リソースの割当てを行い、当該無線リソースを用いて直交周波数分割多元接続(OFDMA)によるデータの通信を行う第1の通信方式と、少なくとも一部の副搬送波が周波数軸上で不連続となるように配置された複数の副搬送波により構成される第2タイプのRUを少なくとも2つ以上用いて無線リソースの割当てを行い、当該無線リソースを用いてOFDMAによるデータの通信を行う第2の通信方式と、を含む複数の通信方式を使用して通信を実行可能な通信手段と、
前記他の通信装置が前記第2の通信方式を使用する通信を実行する所定の能力を有するか否かを示す所定の能力情報を含む所定の無線フレームを前記他の通信装置から受信する受信手段と、を有し、
前記通信手段は、他の通信装置との間の通信においてOFDMAによる通信方式を用いる場合、
前記他の通信装置が前記所定の能力を有する場合、前記第1の通信方式と前記第2の通信方式のいずれかを用いて前記他の通信装置との通信を行い、
前記他の通信装置が前記所定の能力を有しない場合、前記第1の通信方式を用いて前記他の通信装置との通信を行う
ことを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記所定の能力情報は、前記他の通信装置が前記第2の通信方式において使用可能な前記第2タイプのRUの副搬送波数を示す情報を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記所定の能力情報は、前記他の通信装置が前記第2の通信方式において使用可能な周波数帯域幅を示す情報を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記所定の無線フレームは、前記他の通信装置から送信されたIEEE802.11bn規格に関する能力を示す情報要素(IE)を含むIEEE802.11bn規格に準拠する無線フレームである
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記IEは、Ultra High Reliability(UHR) Capabilities Elementである
ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
【請求項6】
前記所定の能力情報は、前記IEにおけるUHR Physical layer(PHY) Capabilities Informationフィールドに含まれる
ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
【請求項7】
前記所定の能力情報は、前記IEにおけるUHR Media Access Control(MAC) Capabilities Informationフィールドに含まれる
ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
【請求項8】
前記所定の無線フレームは、前記他の通信装置がOFDMAによる通信を実行可能であることを示す情報を含むフィールドまたはサブフィールドとは異なる前記所定の能力情報を示すフィールドまたはサブフィールドを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項9】
前記所定の無線フレームは、Beacon、Probe Request、Probe Response、Association Request、Association Response及びFILS Discoveryフレームの少なくともいずれかである
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項10】
IEEE802.11シリーズ規格に準拠した通信を他の通信装置との間で行う通信装置であって、
周波数軸上で連続するように配置された複数の副搬送波により構成される第1タイプのリソースユニット(RU)を少なくとも2つ以上用いて無線リソースの割当てを行い、当該無線リソースを用いて直交周波数分割多元接続(OFDMA)によるデータの通信を行う第1の通信方式と、少なくとも一部の副搬送波が周波数軸上で不連続となるように配置された複数の副搬送波により構成される第2タイプのRUを少なくとも2つ以上用いて無線リソースの割当てを行い、当該無線リソースを用いてOFDMAによるデータの通信を行う第2の通信方式と、を含む複数の通信方式を使用して通信を実行可能な通信手段と、
前記通信装置が前記第2の通信方式を使用する通信を実行する所定の能力を有するか否かを示す所定の能力情報を含む所定の無線フレームを前記他の通信装置へ送信する送信手段と、を有し、
前記通信手段は、他の通信装置との間の通信においてOFDMAによる通信方式を用いる場合、
前記他の通信装置へ前記所定の能力情報の送信を行った場合、前記第1の通信方式と前記第2の通信方式のいずれかを用いて前記他の通信装置との通信を行い、
前記他の通信装置へ前記所定の能力情報の送信を行っていない場合、前記第1の通信方式を用いて前記他の通信装置との通信を行う
ことを特徴とする通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、IEEE802.11規格に準拠する直交周波数分割多元接続(OFDMA)を用いた無線通信を行う技術に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、通信されるデータ量の増加に伴い、無線LAN(Local Area Network)等の通信技術の開発が進められている。無線LANの主要な通信規格として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格シリーズが知られている。IEEE802.11規格シリーズには、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be規格等が含まれる。さらなる通信の信頼性の向上のために、IEEE802.11be規格の後継規格として、IEEE802.11bn規格の開発が進んでいる。IEEE802.11bn規格を策定するIEEE802.11WG(Working Group)では、UHR SGにおいて、この規格の目標や検討範囲等が定められ、TGbnにおいて、この規格に含まれるべき詳細な技術の内容が規定される予定である。なお、UHR SGは、Ultra High Reliability Study Groupの略語である。また、TGbnは、Task Group bnの略語である。
【0003】
IEEE802.11シリーズ規格では、スループットや周波数利用効率の向上のために直交周波数分割多元接続(OFDMA)方式が用いられている。OFDMAは、Orthogonal Frequency Division Multiple Accessの略語である。OFDMAでは、通信装置間で使用する周波数チャネルを周波数軸上で分割し、複数のユニットを形成する。それぞれのユニットは、Resouce Unit(RU)と呼ばれる。アクセスポイント(AP)が、それぞれのRUを各ステーション(STA)に割り当てることにより、APと複数のSTAとの間で並行して通信が行われるようになる。これにより、通信システム全体としての周波数利用効率が向上する。
【0004】
一方、近年、多くの国において無線LANが6GHz帯の周波数を使用できるように法規制の整備が進んでいる。6GHz帯の周波数を使用できることにより、無線LANのスループットが、さらに向上できるようになる。しかし、6GHz帯を使用する場合に求められる送信電力密度の法規制上の許容値は、従来から無線LANにおいて使用されている周波数帯である2.4GHz帯や5GHz帯のそれと比較して小さい。そのため、IEEE802.11bn規格の策定において、6GHz帯を使用する場合の送信電力密度が法規制上の許容値を満たしながら、送信電力を高めるための技術が検討されている。例えば、非特許文献1では、少なくとも一部の副搬送波が周波数軸上で不連続となるように配置された複数の副搬送波により構成されるRUを用いて無線リソースの割当てを行うOFDMA方式が検討されている。このようなRUは、Distributed Resource Unit(DRU)と呼ばれうる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Lin Yang等、「High Level Thoughts on DUR Design(IEEE 802.11-23/1988r1)」、IEEE802.11、2024年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の1つの側面としては、アクセスポイントとステーションとの間の通信におけるOFDMAの使用を効率的に行うことができる技術を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
IEEE802.11シリーズ規格に準拠した通信を他の通信装置との間で行う通信装置であって、周波数軸上で連続するように配置された複数の副搬送波により構成される第1タイプのリソースユニット(RU)を少なくとも2つ以上用いて無線リソースの割当てを行い、当該無線リソースを用いて直交周波数分割多元接続(OFDMA)によるデータの通信を行う第1の通信方式と、少なくとも一部の副搬送波が周波数軸上で不連続となるように配置された複数の副搬送波により構成される第2タイプのRUを少なくとも2つ以上用いて無線リソースの割当てを行い、当該無線リソースを用いてOFDMAによるデータの通信を行う第2の通信方式と、を含む複数の通信方式を使用して通信を実行可能な通信手段と、前記他の通信装置が前記第2の通信方式を使用する通信を実行する所定の能力を有するか否かを示す所定の能力情報を含む所定の無線フレームを前記他の通信装置から受信する受信手段と、を有し、前記通信手段は、他の通信装置との間の通信においてOFDMAによる通信方式を用いる場合、前記他の通信装置が前記所定の能力を有する場合、前記第1の通信方式と前記第2の通信方式のいずれかを用いて前記他の通信装置との通信を行い、前記他の通信装置が前記所定の能力を有しない場合、前記第1の通信方式を用いて前記他の通信装置との通信を行う。
【発明の効果】
【0008】
本発明の1つの側面によれば、アクセスポイントとステーションとの間の通信におけるOFDMAの使用を効率的に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
無線通信システムの構成例を示す図である。
OFDMAにおけるRUの周波数軸上の配置パターン例を示す図である。
OFDMAにおけるRUインデクスと副搬送波インデクスの対応の一例を示す図である。
DRUを用いるOFDMAの概念を示す図である。
CRUにおける副搬送波インデクスとDRU副搬送波インデクスの対応の一例を示す図である。
DRUを用いるOFDMAにおけるRUインデクスと副搬送波インデクスの対応の一例を示す図である。
80MHzの帯域幅のPPDUに対応するDRUの配置パターンを周波数軸上で繰り返すことにより160MHzの帯域幅のPPDUにおけるDRUの配置を行う方法の一例を示す図である。
通信装置間で行われるフレーム交換の一例を示す図である。
通信装置のハードウェア構成例を示す図である。
APの機能構成例を示す図である。
STAの機能構成例を示す図である。
通信装置間で行われるフレーム交換の一例を示す図である。
UHR Capabilitiesエレメントの一例を示す図である。
通信装置が実行する処理フローの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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