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公開番号2025171059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024076036
出願日2024-05-08
発明の名称情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
出願人株式会社ビジョンケア
代理人個人,個人
主分類G16H 70/00 20180101AFI20251113BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】同意説明文書の説明に伴う医療従事者の労力の負担を軽減できる情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理プログラムは、医療行為又は臨床試験のための同意書の内容に関連するキーポイント文を取得し、取得したキーポイント文と関連する文章をデータベースから読み出し、言語モデルへ、キーポイント文と読み出した文章とを入力することにより生成させた説明文を取得し、取得した説明文を出力する処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
医療行為又は臨床試験のための同意書の内容に関連するキーポイント文を取得し、
取得した前記キーポイント文と関連する文章をデータベースから読み出し、
言語モデルへ、前記キーポイント文と読み出した前記文章とを入力することにより生成させた説明文を取得し、
取得した前記説明文を出力する
処理をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記キーポイント文から求めた特徴量と、文章に対応付けられた特徴量とに基づいて、前記キーポイント文と関連する文章を前記データベースから読み出す
処理をコンピュータに実行させる請求項１に記載の情報処理プログラム。
【請求項３】
前記言語モデルへ、説明対象者の言語及び知識レベルを入力する
処理をコンピュータに実行させる請求項１又は請求項２に記載の情報処理プログラム。
【請求項４】
前記キーポイント文は、提示順が対応付けられて複数用意され、
提示順に前記キーポイント文を取得し、
取得したキーポイント文に対応する前記説明文を出力する
処理をコンピュータに実行させる請求項１又は請求項２に記載の情報処理プログラム。
【請求項５】
前記説明文と共に、理解を問う質問文を出力し、
前記質問文に対する回答を取得し、
取得した前記回答に基づいて、説明対象者が理解したと判定した場合、次の前記キーポイント文に対応する前記説明文を出力する
処理をコンピュータに実行させる請求項４に記載の情報処理プログラム。
【請求項６】
取得した前記回答に基づいて、説明対象者が理解しておらず、質問文を取得したと判定した場合、前記質問文に関連する前記文章を前記データベースから読み出し、
前記言語モデルへ、前記質問文と読み出した前記文章とを入力することにより生成させた回答文を取得し、
取得した前記回答文を出力する
処理をコンピュータに実行させる請求項５に記載の情報処理プログラム。
【請求項７】
前記質問文から求めた特徴量と、文章に対応付けられた特徴量とに基づいて、前記質問文と関連する文章を前記データベースから読み出す
処理をコンピュータに実行させる請求項６に記載の情報処理プログラム。
【請求項８】
前記キーポイント文は、提示順が対応付けられて複数用意されており、
前記回答文と共に、理解を問う質問文を出力し、
前記回答文に対する回答を取得し、
取得した前記回答に基づいて、説明対象者が理解したと判定した場合、次の提示順の前記キーポイント文に対応する前記説明文を出力する
処理をコンピュータに実行させる請求項７に記載の情報処理プログラム。
【請求項９】
前記質問文が非論理的、又は、事実に矛盾している場合、非論理的、又は、事実に矛盾している旨を指摘する文章、及び、回答できないことを説明する文章を出力する
処理をコンピュータに実行させる請求項６に記載の情報処理プログラム。
【請求項１０】
前記説明文に、虚偽の情報、並びに、非論理的及び有害な内容が含めないことの指示を、前記言語モデルへ与える
処理をコンピュータに実行させる請求項１又は請求項２に記載の情報処理プログラム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
医療行為又は研究実施において、被験者に対して治療行為や血液等の検体採取等の介入を伴う場合、倫理的な観点から被験者に同意説明文の内容を理解してもらい自由意志のもと同意を得た上で治療行為等を実施することが指針やガイドラインに規定されている。
【０００３】
特許文献１には、電子化した同意書を含む患者情報について、同意内容の修正及び追加を容易にできるとともに患者情報の内容の真正性を担保できるシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－５２９９８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかし、同意内容の修正や追加が容易にできたとしても、同意取得を実施する現場においては、同意取得が頻回となる場合や、同意説明文書が長文であるための被験者に対する説明項目が多くなり、また被験者にとって説明内容が難解である場合には、同意説明文書の説明に要する医療従事者の労力は多大となる。
【０００６】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、同意説明文書の説明に伴う医療従事者の労力の負担を軽減できる情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、情報処理プログラムは、医療行為又は臨床試験のための同意書の内容に関連するキーポイント文を取得し、取得した前記キーポイント文と関連する文章をデータベースから読み出し、言語モデルへ、前記キーポイント文と読み出した前記文章とを入力することにより生成させた説明文を取得し、取得した前記説明文を出力する処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、同意説明文書の説明に伴う医療従事者の労力の負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本実施形態の情報処理システムの構成の一例を示す図である。
同意説明文書の一例を示す図である。
ＦＡＱの一例を示す図である。
科学的背景説明文書の一例を示す図である。
同意説明文書のキーポイント文及び当該キーポイント文に関連する文脈情報の一例を示す図である。
説明文（同意説明文）生成のためのプロンプトの一例を示す図である。
大規模言語モデルが生成する説明文の一例を示す図である。
質問文に対する回答のプロンプトの第１例を示す図である。
質問文に対する回答のプロンプトの第２例を示す図である。
回答文生成のためのプロンプトの一例を示す図である。
大規模言語モデルが生成する回答文の一例を示す図である。
大規模言語モデルが生成する応答を制御又は管理するためのプロンプトの一例を示す図である。
情報処理装置による処理手順の第１例を示す図である。
情報処理装置による処理手順の第１例を示す図である。
情報処理装置による処理手順の第２例を示す図である。
同意説明文に関する医師のフィードバック（同意状況）の一例を示す図である。
ユーザと大規模言語モデルとの間の対話ログの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は本実施形態の情報処理システムの構成の一例を示す図である。情報処理システムは、情報処理装置５０を備える。情報処理装置５０は、通信ネットワーク１を介してデータサーバ１００、及び大規模言語モデル（ＬＭＭ：Large Language Models）１２０に接続されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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