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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025169573
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-14
出願番号
2024074381
出願日
2024-05-01
発明の名称
オルガノポリシロキサンを含む冷媒
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C09K
5/10 20060101AFI20251107BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、低温でも比較的流動性に優れ、かつ高引火点で取り扱いや保管も容易である冷媒の提供を目的とする。
【解決手段】式(1)で表されるオルガノポリシロキサンを含む冷媒。(式中、R
1
はC1~8のアルキル基又はフェニル基、R
2
は前記R
1
の基又は下記式(2)の基である)
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で表されるオルガノポリシロキサンを含む冷媒
JPEG
2025169573000012.jpg
41
170
(式(1)において、R
1
は、互いに独立に、炭素原子数1~8のアルキル基及びフェニル基から選ばれる基であり、R
2
は前記R
1
で定義する基または下記式(2)
JPEG
2025169573000013.jpg
30
170
で表される基であり、mは3~6の整数であり、
式(2)において、R
3
は、互いに独立に、炭素原子数1~4のアルキル基であり、xは2~6の整数であり、nは1~30の整数であり、
前記式(1)中における全R
2
のうち2個以上が前記式(2)で表される基である)。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記オルガノポリシロキサンが、JIS Z803:2011記載のキャノン-フェンスケ粘度計により測定される、25℃における動粘度4~30mm
2
/sを有する、請求項1記載の冷媒。
【請求項3】
冷却装置用冷媒である、請求項1または2記載の冷媒。
【請求項4】
前記冷却装置が冷媒の強制循環を行う機構を有する、請求項3記載の冷媒。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は冷媒用のオルガノポリシロキサンに関する。すなわち、本発明はオルガノポリシロキサンを含む冷媒に関し、より詳細には、冷媒を強制循環する機構を有する冷却装置用の冷媒に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
循環ポンプ等により冷媒の強制循環を行う冷却装置は、電子機器の冷却、製造工場の熱交換や空調等幅広い用途で使用されており、その使用温度も-60℃程度の極低温から150℃程度の高温領域まで幅広い。冷媒油としては、鉱物油、アルコール類、ハロゲン化炭化水素類等が知られているが、鉱物油は低温領域で高粘度となり循環ポンプの負荷が大きく、アルコール類は毒性や引火性が問題となり、ハロゲン化炭化水素は地球温暖化の要因となり使用が規制されている。これらのことから、低温領域でも粘度が低く引火性の低いフッ素系冷媒が冷媒油として広く使用されてきた。しかし近年フッ素系化合物の難分解性が問題視されその使用に規制を行うことが検討されている。
【0003】
これらのことからフルオロカーボンの代替冷媒が要望されており、低温領域でも流動性を維持するシリコーンオイルが注目されている。シリコーンオイルを冷媒として使用する検討はこれまでにも行われている(特許文献1)。しかし、この明細書中では、引火点は60℃以上あれば良いという基準であったが、日本の消防法などを鑑みると、その基準では十分ではない。また、デカメチルテトラシロキサンとヘキサメチルジシロキサン等の混合物が提案されているが、これらは低温での流動性は低いものの揮発性は高く、引火点も100℃未満であった(特許文献2)。また、シロキサンオリゴマーを主成分とした冷媒が提案されているが、やはり低温での流動性はすぐれるが引火点は低い(特許文献3)。冷媒用途でのフルオロカーボン代替品の開発は喫緊の課題であり、低温でも流動性を維持し、かつ高引火点である冷媒の開発が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平07-166061号公報
特開平02-242878号公報
特開2001-262168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、低温でも比較的流動性に優れ、かつ高引火点で取り扱いや保管も容易である冷媒の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、下記に示す特定構造を有するオルガノポリシロキサンは、粘度が低く、低温での流動性と高い引火点を有することから、冷媒循環装置における冷媒として好適であることを見出したものである。
【0007】
すなわち、本発明は、
[1]下記式(1)で表されるオルガノポリシロキサンを含む冷媒を提供する。
JPEG
2025169573000001.jpg
41
170
(式(1)において、R
1
は、互いに独立に、炭素原子数1~8のアルキル基及びフェニル基から選ばれる基であり、R
2
は前記R
1
で定義する基または下記式(2)
JPEG
2025169573000002.jpg
30
170
で表される基であり、mは3~6の整数であり、
式(2)において、R
3
は、互いに独立に、炭素原子数1~4のアルキル基であり、xは2~6の整数であり、nは1~30の整数であり、
前記式(1)中における全R
2
のうち2個以上が前記式(2)で表される基である)。
【0008】
さらに本発明は、下記から選ばれる少なくも1の構成をさらに有する上記冷媒を提供する。
[2]前記オルガノポリシロキサンが、JIS Z803:2011記載のキャノン-フェンスケ粘度計により測定される、25℃における動粘度4~30mm
2
/sを有する、上記冷媒。
[3]冷却装置用冷媒である、上記冷媒。
[4]前記冷却装置が冷媒の強制循環を行う機構を有する、上記冷媒。
より好ましくは、本発明は上記式(1)で表されるオルガノポリシロキサンからなる冷媒を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明のオルガノポリシロキサン化合物は、低温での良好な流動性を維持しつつ引火点が高い。従って、幅広い温度領域での冷媒油として使用できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、下記式(1)で表されるオルガノポリシロキサンを含む冷媒である。
JPEG
2025169573000003.jpg
40
170
(式(1)において、R
1
は、互いに独立に、炭素原子数1~8のアルキル基及びフェニル基から選ばれる基であり、R
2
は前記R
1
で定義する基または下記式(2)
JPEG
2025169573000004.jpg
31
170
で表される基であり、mは3~6の整数であり、
式(2)において、R
3
は、互いに独立に、炭素原子数1~4のアルキル基であり、xは2~6の整数であり、nは1~30の整数であり、
前記式(1)中における全R
2
のうち2個以上が前記式(2)で表される基である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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