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公開番号2025169211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2025074128
出願日2025-04-28
発明の名称TIPARP阻害剤化合物
出願人アッヴィ・インコーポレイテッド
代理人弁理士法人川口國際特許事務所
主分類C07D 401/14 20060101AFI20251105BHJP(有機化学)
要約【課題】TIPARP阻害剤化合物を提供すること。
【解決手段】本開示は、TIPARPの活性を阻害する式(I)の化合物及びその薬学的に許容される塩であって、可変要素が明細書に定義された値のいずれかを有する、式(I)の化合物及びその薬学的に許容される塩を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩
TIFF
2025169211000018.tif
45
161
[式中、
Lは、結合及びCH

からなる群から選択され、


、R

、R

及びR

は、独立して、H及びCH

からなる群から選択され、R

、R

、R

及びR

のうちの少なくとも1つかつ2つ以下はCH

であり、
Zは、CF

及びC(CH



OHからなる群から選択される]。
続きを表示(約 3,500 文字)【請求項2】
Lが結合である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項3】


若しくはR

のうちの1つがCH

であるか、R

及びR

が両方ともCH

であるか、R

若しくはR

のうちの1つがCH

であるか、又はR

及びR

が両方ともCH

である、請求項2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
ZがCF

である、請求項3に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
LがCH

である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項6】


若しくはR

のうちの1つがCH

であるか、R

及びR

が両方ともCH

であるか、R

若しくはR

のうちの1つがCH

であるか、又はR

及びR

が両方ともCH

である、請求項5に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
ZがC(CH



OHである、請求項6に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
5-[(1S,3s)-3-{(2R)-2-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-[(1s,3s)-3-{(2R,6S)-2,6-ジメチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-[(1S,3s)-3-{(3R)-3-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-[(1s,3s)-3-{(3R,5S)-3,5-ジメチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-[(1s,3s)-3-{(3R,5S)-4-[5-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-3,5-ジメチルピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-[(1R,3s)-3-{(2S)-2-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-[(1S,3s)-3-{(3R)-4-[5-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-3-メチルピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-[(1R,3s)-3-{(3S)-3-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-[(1S,3s)-3-{(2R)-4-[5-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-2-メチルピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-[(1R,3s)-3-{(3S)-4-[5-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-3-メチルピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-[(1R,3s)-3-{(2S)-4-[5-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-2-メチルピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-{[(1S,3s)-3-{(2R)-2-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-{[(1s,3s)-3-{(2R,6S)-2,6-ジメチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-{[(1s,3s)-3-{(3R,5S)-3,5-ジメチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-{[(1S,3s)-3-{(3R)-3-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-{[(1R,3s)-3-{(3S)-3-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-{[(1R,3s)-3-{(2S)-2-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-{[(1S,3s)-3-{(3R)-4-[5-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-3-メチルピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-{[(1S,3s)-3-{(2R)-4-[5-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-2-メチルピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-{[(1R,3s)-3-{(3S)-4-[5-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-3-メチルピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン、
5-{[(1R,3s)-3-{(2S)-4-[5-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-2-メチルピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン及び
5-{[(1s,3s)-3-{(3R,5S)-4-[5-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-3,5-ジメチルピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
5-[(1S,3s)-3-{(2R)-2-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン又はその薬学的に許容される塩である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
5-[(1S,3s)-3-{(2R)-2-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボニル}シクロブチル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オンである、請求項9に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシン(TCDD)誘導性ポリ[アデノシン二リン酸(ADP)-リボース]ポリメラーゼ(TIPARP)の活性を阻害する化合物に関連する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)ファミリーの酵素は、ADPリボシル化を介した転写、代謝及び多数の細胞のストレス応答を含む基本的な細胞プロセスを調節する。PARP7としても公知のTIPARPは、I型インターフェロン(IFN)シグナル伝達を負に調節するPARP酵素である。TIPARPのコード化を担う遺伝子は、いくつかの腫瘍においてコピー数の増加を頻繁に有する染色体3q領域に位置しており、これにより発現が増加し、抗腫瘍免疫応答が抑制される。このような腫瘍におけるTIPARPの阻害は、I型IFNシグナル伝達を回復させ、腫瘍微小環境において抗腫瘍免疫応答を選択的に活性化させ、全身的なサイトカイン産生を回避することができると仮定されている。(Joseph M.Gozgitら、PARP7 Negatively Regulates the Type I Interferon Response in Cancer Cells and Its Inhibition Triggers Antitumor Immunity、39 Cancer Cell、1214巻(2021))。しかし、オフターゲット作用は、TIPARPを阻害するいくつかの化合物が免疫媒介性作用機序を完全に発揮することを妨げる可能性がある。TIPARPに対する選択性が不十分な化合物は、TIPARPの阻害に関連する濃度において、他のPARP酵素(例えば、PARP1)も機能的に阻害し、適用を制限する副作用をもたらす可能性がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Joseph M.Gozgitら、PARP7 Negatively Regulates the Type I Interferon Response in Cancer Cells and Its Inhibition Triggers Antitumor Immunity、39 Cancer Cell、1214巻(2021)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
当技術分野では、TIPARPを選択的に阻害する改善された化合物が依然として必要とされている。特に当技術分野では、他のPARP酵素への低い阻害も示しながら、TIPARP阻害に対して高い効力及び高い選択性を示す化合物が依然として必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(発明の要旨)
一態様では、本発明は、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩
【0006】
TIFF
2025169211000001.tif
46
161
[式中、
Lは、結合及びCH

からなる群から選択され、


、R

、R

及びR

は、独立して、H及びCH

からなる群から選択され、R

、R

、R

及びR

のうちの少なくとも1つかつ2つ以下はCH

であり、
Zは、CF

及びC(CH



OHからなる群から選択される]を提供する。
【0007】
本発明の別の態様は、Lが結合である、第1の態様の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
【0008】
本発明の別の態様は、R

若しくはR

のうちの1つがCH

であるか、R

及びR

が両方ともCH

であるか、R

若しくはR

のうちの1つがCH

であるか、又はR

及びR

が両方ともCH

である、第2の態様の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
【0009】
本発明の別の態様は、ZがCF

である、第3の態様の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
【0010】
本発明の別の態様は、LがCH

である、第1の態様の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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