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公開番号2025167967
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024073018
出願日2024-04-26
発明の名称作業車
出願人兼松エンジニアリング株式会社
代理人弁理士法人清原国際特許事務所
主分類E03F 7/10 20060101AFI20251030BHJP(上水;下水)
要約【課題】作業車のレシーバタンク開口部のハッチ閉鎖について、開口部周縁に作業者等の人がいない時にのみ、ハッチ閉鎖が行われる作業車を提供する。
【解決手段】車台上で上下に傾動可能なレシーバタンクであって、後部に開口部と当該開口部を開閉可能なハッチを備えるレシーバタンクと、前記車台後部の前記開口部周縁に、前記開口部を監視するように配置されたセンサと、を備える作業車であって、前記レシーバタンク内の回収物の排出終了後、前記ハッチの閉動作中に、前記センサが前記開口部近傍に異物を検出した際、前記ハッチの閉動作を停止するように構成された、作業車。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車台上で上下に傾動可能なレシーバタンクであって、後部に開口部と当該開口部を開閉可能なハッチを備えるレシーバタンクと、
前記車台後部の前記開口部周縁に、前記開口部を監視するように配置されたセンサと、
を備える作業車であって、
前記レシーバタンク内の回収物の排出終了後、前記ハッチの閉動作中に、前記センサが前記開口部近傍に異物を検出した際、前記ハッチの閉動作を停止するように構成された、作業車。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記ハッチの開度を検出する開度検知手段を備え、前記ハッチの開度を検知する、請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記ハッチの閉動作中に、前記ハッチの開度に応じて警報音及び/又は警告音声発出手段を備える、請求項2に記載の作業車。
【請求項4】
作業車においてレシーバタンクの開口部を開閉可能なハッチの閉動作の際に開口部を監視するシステムであって、該システムは、
前記作業車の車台上で上下に傾動可能な前記レシーバタンクであって、後部に前記開口部と当該開口部を開閉可能な前記ハッチを備え、前記レシーバタンク内の回収物を前記開口部から排出する、レシーバタンクと、
前記車台後部の前記ハッチ周縁に、前記開口部を監視するように配置されたセンサと、
前記ハッチの開度を検知する開度検知手段と、
を有し、
前記レシーバタンク内の前記回収物を排出後、前記ハッチを閉じる際、前記センサにより異物が検出された場合、前記ハッチの閉動作を停止する、システム。
【請求項5】
前記ハッチの閉動作中に、前記ハッチの開度に応じて警報音及び/又は警告音声を発出するように構成される、請求項4に記載のシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、土砂等の固体や汚水等の液体を回収、運搬する作業車に関し、特に、車台上に架装されたレシーバタンクのハッチ近傍に異物があるという判定に基づいて、その閉動作を停止するようにした作業車に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、作業車において、車台に設けられた上下に傾動可能なレシーバタンク内に回収した汚泥等の回収物を廃棄場所にてピット等に排出した後、レシーバタンクの開口部扉(ハッチ)を閉鎖する際に、回収物が完全にタンクから排出されたことを確認する必要があった。また、作業を終えた作業車の保全洗浄作業の際にも、作業終了時にタンク内を確認する必要があった。しかしながら、これら確認を行う作業者が誤って閉鎖するハッチに巻き込まれ、死傷する事故が発生することがあった。
【0003】
特許文献1には、このような状況を鑑み、開閉扉を閉じるときに、誤って人や物を挟まないようにする荷役車両が提案されている。開閉扉に圧力センサを設け、この圧力センサが接触を検知したときに扉の開閉シリンダの縮小動作を停止し、又は伸長動作に切り替える、というものであった。
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、開閉扉に人や物が接触した後に扉が止まる、又は開くという構成であるため、人や物が一旦扉と接触する必要があり、作業車の扉の場合、人であれば致死は免れても致傷の恐れがあるものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-179766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、作業車のレシーバタンク開口部のハッチ閉鎖について、開口部周縁に作業者等の人がいない時にのみ、ハッチ閉鎖が行われる作業車の提供を目的(技術的課題)とする。
【0006】
本発明者らは、これらの技術的課題について鋭意検討した結果、タンク開口部近傍にセンサを備えてレシーバタンク開口部を監視し、開口部近傍に異物が検出された場合にハッチの閉動作を自動停止することで、ハッチに人が挟まれることを確実に防止することができることを見出した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、
車台上で上下に傾動可能なレシーバタンクであって、後部に開口部と当該開口部を開閉可能なハッチを備えるレシーバタンクと、
前記車台後部の前記ハッチ周縁に、前記開口部を監視するように配置されたセンサと、
を備える作業車であって、
前記レシーバタンク内の回収物の排出終了後、前記ハッチの閉動作中に、前記センサが前記開口部近傍に異物を検出した際、前記ハッチの閉動作を停止するように構成された、作業車に関する。
【0008】
請求項2に係る発明は、
前記ハッチの開度を検出する開度検知手段を備え、前記ハッチの開度を検知する、請求項1に記載の作業車に関する。
【0009】
請求項3に係る発明は、
前記ハッチの閉動作中に、前記ハッチの開度に応じて警報音及び/又は警告音声発出手段を備える、請求項2に記載の作業車に関する。
【0010】
請求項4に係る発明は、
作業車においてレシーバタンクの開口部を開閉可能なハッチの閉動作の際に開口部を監視するシステムであって、該システムは、
前記作業車の車台上で上下に傾動可能な前記レシーバタンクであって、後部に前記開口部と当該開口部を開閉可能な前記ハッチを備え、前記レシーバタンク内の回収物を前記開口部から排出する、レシーバタンクと、
前記車台後部の前記ハッチ周縁に、前記開口部を監視するように配置されたセンサと、
前記ハッチの開度を検知する開度検知手段と、
を有し、
前記レシーバタンク内の前記回収物を排出後、前記ハッチを閉じる際、前記センサにより異物が検出された場合、前記ハッチの閉動作を停止する、システムに関する。
(【0011】以降は省略されています)

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