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公開番号
2025167843
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024072795
出願日
2024-04-26
発明の名称
密封装置付き軸受
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16C
33/78 20060101AFI20251030BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】安価に密封性の向上を図ることができる密封装置付き軸受を提供する。
【解決手段】軸受内輪と軸受外輪との間の軸方向開口端部に装着される金属製のシールド板を備える密封装置付き軸受である。シールド板は、軸受外輪の内径面に内嵌状に嵌合される円筒形状の装着部と、装着部の軸方向外端縁から径方向に延伸されて軸方向開口端部を覆う本体部と、本体部の径方向端縁から軸方向内方に延びる延設部とからなる。延設部に対向する軸受内輪の外径面に、延設部と軸受内輪の外径面との間の隙間への異物侵入防止用の追加部材を配置した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
軸受内輪と、軸受外輪と、軸受内輪の外径面に形成される軌道面と軸受外輪の内径面に形成される軌道面との間に介在される転動体と、軸受内輪の外径面と軸受外輪の内径面との間に前記転動体を保持する保持器と、前記軸受内輪と前記軸受外輪との間の軸方向開口部を密封する密封装置とを備えた密封装置付き軸受であって、
軸受内輪と軸受外輪との間の軸方向開口端部に装着される金属製のシールド板を備え、
前記シールド板は、軸受外輪の内径面に内嵌状に嵌合される円筒形状の装着部と、前記装着部の軸方向外端縁から径方向に延伸されて軸方向開口端部を覆う本体部と、前記本体部の径方向端縁から軸方向内方に延びる延設部とからなり、前記延設部に対向する軸受内輪の外径面に、前記延設部と軸受内輪の外径面との間の隙間への異物侵入防止用の追加部材を配置したことを特徴とする密封装置付き軸受。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記追加部材は、軸受内輪の外径面に嵌着されるリング体であり、前記リング体が前記延設部と軸受内輪の外径面との間に介在されることを特徴とする請求項1に記載の密封装置付き軸受。
【請求項3】
前記追加部材は、軸受内輪の外径面に嵌着されるリング体であり、前記リング体の立上り端面と前記延設部の軸方向内方端とが近接対峙することを特徴とする請求項1に記載の密封装置付き軸受。
【請求項4】
軸受内輪と、軸受外輪と、軸受内輪の外径面に形成される軌道面と軸受外輪の内径面に形成される軌道面との間に介在される転動体と、前記軸受内輪の外径面と前記軸受外輪の内径面との間に前記転動体を保持する保持器と、前記軸受内輪と前記軸受外輪との間の軸方向開口部を密封する密封装置とを備えた密封装置付き軸受であって、
軸受内輪と軸受外輪との間の軸方向開口端部に装着される金属製のシールド板を備え、 前記シールド板は、軸受内輪の外径面に内嵌状に嵌合される円筒形状の装着部と、前記装着部の軸方向外端縁から径方向に延伸されて軸方向開口端部を覆う本体部と、前記本体部の径方向端縁から軸方向内方に延びる延設部とからなり、前記延設部に対向する軸受外輪の内径面に、前記延設部と軸受外輪の内径面との間の隙間への異物侵入防止用の追加部材を配置したことを特徴とする密封装置付き軸受。
【請求項5】
前記追加部材は、軸受外輪の内径面に嵌着されるリング体であり、前記リング体が前記延設部と軸受外輪の内径面との間に介在されることを特徴とする請求項4に記載の密封装置付き軸受。
【請求項6】
前記追加部材は、軸受外輪の内径面に嵌着されるリング体であり、前記リング体の立上り端面と前記延設部の軸方向内方端とが近接対峙することを特徴とする請求項4に記載の密封装置付き軸受。
【請求項7】
前記追加部材は弾性部材であることを特徴とする請求項1又は請求項4記載の密封装置付き軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、密封装置付き軸受に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
密封装置付き軸受は、図12に示すように、内輪1、外輪2、複列の転動体3(円筒ころ)、保持器4を主要な構成要素としている。内輪1の外周面には軌道が形成されており、回転部材としての車軸(図示省略)の端部に嵌合されている。内輪1の車軸後端側に鍔部1aを一体的に形成する一方、車軸前端側に内方部材として内輪1と別体の鍔輪5を配設する。外輪2は、その内周面に複列の軌道が形成され、静止部材としての軸箱(図示せず)に組み込まれる。前述の内輪1の軌道と外輪2の軌道間に転動体3を転動自在に介在させている。保持器4は、内輪1と外輪2の間に介在して各列の転動体3を周方向で所定間隔に保持する。内輪1と鍔輪5を車軸(図示省略)に嵌合させ、その車軸の軸端部にナットを介して前蓋(図示省略)をボルト締めすることによって、軸受を車軸に固定した構造としている。
【0003】
前述した構成からなる軸受の両端部、すなわち、内輪1と外輪2の軸方向開口端部に、外部からの水、塵埃の侵入と内部グリースの漏れを防止するための密封装置9を設けている。この密封装置9は、第一のシール部材10と第二のシール部材11からなる二重の非接触式ラビリンスシールで、外輪2の両端部に第一のシール部材10を取り付け、鍔輪5と内輪1の鍔部1aに第二のシール部材11を取り付けた構造を具備する。
【0004】
すなわち、特許文献1に記載の軸受では、一対のシール部材10,11を設け、一対のシール部材10、11にてラビリンスシールを構成し、これによって、外部からの水、塵埃の侵入と内部グリースの漏れを防止するようにしていた。さらに、ラビリンス間にグリースを封入することによって、グリースシールの作用を発揮させることを可能としていた。
【0005】
しかしながら、2枚のシール部材10,11を使用する場合、それぞれのシール部材10,11をプレス加工で成形する必要があり、成形金型の製作、および成形金型の費用が発生し、生産性に劣ることになっていた。
【0006】
そこで、密封装置毎に1枚のシール部材(シールド板)を用いて安価に製造することができる密封装置を提案することができる。この場合の密封装置は、図11に示すようなものが考えられる。
【0007】
すなわち、図11に示す密封装置付き軸受は、一対の軸受18A、18Bを有する複列の軸受装置を構成し、各軸受18(18A、18B)は、外径面19に軌道面20aが形成された軸受内輪20と、内径面21に軌道面22aが形成された軸受外輪22と、軸受内輪20の軌道面20aと軸受外輪22の軌道面22aとの間に介在される転動体23と、転動体23を軸受内輪20の外径面19と軸受外輪22の内径面21との間に保持する保持器24と、軸受内輪20と軸受外輪22との間の軸方向開口部を密封する密封装置Sとを備えたものである。
【0008】
一方の軸受18Aの内輪20の外径面19の一方の軸方向端部(軸方向外端部)には、鍔部19aが設けられ、他方の軸受の内輪20には鍔部19aが設けられることなく、鍔輪25が設けられている。すなわち、この場合の他方の軸受18Bの内輪20は、軌道面20aを有する内輪本体26と、内輪本体26に併設される鍔輪25とを有するものである。また、各外輪22の内径面21の軸方向両端部には鍔部21a、21bが設けられている。
【0009】
密封装置Sは、一枚の金属製のシール部材(シールド板)30にて構成される。この場合のシールド板30は、外輪21の軸方向外方の鍔部21aに内嵌固定される円筒形状の装着部30aと、この装着部30aの軸方向外端部から内径方向に延びて、内輪20と外輪22との間の軸方向開口部を覆うリング形状の本体部30bと、この本体部30bの内径端部から軸方向内方へ延びる延設部30cとからなる。
【0010】
この場合、一方の軸受18A側の密封装置Sは、延設部30cが内輪20の鍔部19aに相対面し、他方の軸受18B側の密封装置Sは、延設部30cが鍔輪25に相対面している。すなわち、一方の密封装置Sの延設部30cと内輪20の鍔部19aとが所定間隔をもって相対峙し、他方の密封装置Sの延設部30cと鍔輪25とが所定間隔をもって相対峙している。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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