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公開番号2025136906
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035839
出願日2024-03-08
発明の名称基板取付構造
出願人NTN株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H05K 7/14 20060101AFI20250911BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】熱容量等とは無関係に容易に基板を筐体へ取り付け可能な基板取付構造を提供する。
【解決手段】基板88と、前記基板88を支持するベース24とを含む基板取付構造FSであって、前記ベース24に設けられ、前記ベース24から突出する少なくとも一つの固定用突起112と、前記基板88に設けられ、前記固定用突起112が挿入される少なくとも一つの固定用孔と、前記固定用孔に前記固定用突起112が挿入された状態で、前記基板88を前記ベース24に対して固定する固定部材であって、前記基板88に対して前記ベース24とは反対側に存在する固定部材と、を備えた、基板取付構造FS。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、前記基板を支持するベースとを含み、前記基板を前記ベースに対して取り付ける基板取付構造であって、
前記ベースに設けられ、前記ベースから突出する少なくとも一つの固定用突起と、
前記基板に設けられ、前記固定用突起が挿入される少なくとも一つの固定用孔と、
前記固定用孔に前記固定用突起が挿入された状態で、前記基板を前記ベースに対して固定する固定部材であって、前記基板に対して前記ベースとは反対側に存在する固定部材と、
を備え、
前記固定用孔に前記固定用突起が挿入された状態で、前記固定用突起と前記基板とが接触している、
基板取付構造。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1に記載の基板取付構造であって、
前記固定用突起は、突出する方向にテーパー状に先細りする形状である、
基板取付構造。
【請求項3】
請求項2に記載の基板取付構造であって、
前記固定用孔は、前記回路のグランド部と導通するスルーホールであり、
前記固定用突起と前記基板とが接触して前記回路の前記グランド部が前記ベースと電気的に導通する、
基板取付構造。
【請求項4】
請求項2に記載の基板取付構造であって、
一の前記ベースに設けられ一の前記固定用孔に挿入される一の前記固定用突起と、前記一のベースに対向する他の前記ベースに設けられ前記一の固定用突起とは反対向きに突出する他の前記固定用突起であって他の前記固定用孔に挿入される他の前記固定用突起とを含む、複数の前記固定用突起が前記基板を支持し、
前記基板に対して前記一のベースとは反対側に存在する、前記他の固定用孔に接触する前記他の固定用突起の部位が、前記固定部材である、
基板取付構造。
【請求項5】
請求項1に記載の基板取付構造であって、
前記固定部材は、前記固定用突起を覆っている、
基板取付構造。
【請求項6】
請求項5に記載の基板取付構造であって、
前記固定部材は、前記固定用突起と共に外力により変形されている、
基板取付構造。
【請求項7】
請求項1に記載の基板取付構造であって、
前記固定部材は、弾性材料で構成されている、
基板取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被駆動部を制御する回路を有する基板を筐体等に対して取り付ける基板取付構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
制御を受けて駆動される例えば演算回路、電力制御回路、または電気機械変換装置たるアクチュエータやモータ等の被駆動部と、この被駆動部を制御する回路を有する基板と、該基板を支持するベースとを含む演算装置、電力制御装置、アクチュエータ装置、またはモータ装置等では、ねじなどの部材を使用した基板取付構造によって、該基板が、例えば金属製の筐体に含まれる部材である上記ベースに対して固定されている。
【0003】
特許文献1には、上記ねじを使用することなく電子部品等を含んで構成される制御回路を有する基板PBがベースBSに固定されることで、基板PBが筐体に取り付けられたモータ装置が開示されている。すなわち、同文献の図6、図7の概要を表す本願の図1、図2に示すように、該モータ装置では、金属製の筐体の一部たるベースBSに突起FPが設けられ、基板PBには周りに溝を有し突起FPが挿通される孔FHが設けられており、はんだ付けCMaでめっきCMbを有する突起FPと孔FHとをそれぞれ接続することで基板を筐体に固定する。
【0004】
特許文献1に記載の従来技術のモータ装置では、上記のように基板の筐体への取り付けにねじを使わないので、ねじ頭やねじ孔の厚みがない分ベースを薄く設計できている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-55076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図1、図2に示すように、従来技術のモータ装置では、上記の金属筐体のベース側の突起と基板の孔(正確には孔の周りのランド)をはんだ付けで固定するが、金属筐体が同文献中の図1~5で示されるようなモータハウジングである場合、熱容量が非常に大きいので、通常の部分はんだによるはんだ付けの固定でははんだ付けが困難となる。ここで通常の部分はんだによるはんだ付けとは、300~400℃のこて先温度のはんだごてを使ってはんだを融解させ、典型的には数秒で加熱を終えて溶融はんだからはんだごてを離し溶融はんだを冷却する工程を意味する(該工程が自動か手動かは無関係である)。
【0007】
また、突起と溝部には、はんだを付けやすくするためにめっきを付されているが、突起と溝部だけにめっきを付することは困難である。また、突起と溝部だけにめっきを付するのであれば、金属筐体において突起と溝部以外にマスキングを施す必要があり、作業工数が増える。一方で、マスキングせずに金属筐体の表面全体にめっきを付すると、不必要な部分にめっきを付するため、無駄なコストがかかってしまう。
【0008】
さらに、上記めっきを付したとしても、上述の熱容量が大きい点は変わらず、これに対応するためには、はんだごての温度を高く設定するか、加熱時間を長くしてはんだ付けすることになる。しかし、こうするとはんだごての寿命が短くなるので、こて交換の頻度が増えてコスト増加に繋がる。加えて、過剰なはんだの加熱となってしまい、はんだの劣化を招いて強度等が低下し、基板の固定が十分でなくなる可能性などがある。
【0009】
本発明の目的は、上述のような従来技術における課題を解決すべく、熱容量等とは無関係に容易に基板を筐体へ取り付け可能な基板取付構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
該して本発明の基板取付構造では、例えば金属製の筐体に含まれるベースに設けられた固定用突起が、基板に設けられたスルーホール等を含む固定用孔に嵌め合わされて、固定される。このように嵌め合わされて固定されることで、前記固定用突起と前記基板(固定用孔)とが接触しうる。ここで、前記固定用突起が突出する方向にテーパー状に先細りする形状であれば、上記接触が容易となる。
(【0011】以降は省略されています)

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