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公開番号
2025166209
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-05
出願番号
2025135733,2024135124
出願日
2025-08-18,2020-06-17
発明の名称
MAGE-A4 T細胞受容体およびその使用方法
出願人
リジェネロン・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド
,
REGENERON PHARMACEUTICALS, INC.
代理人
個人
,
個人
主分類
C07K
14/725 20060101AFI20251028BHJP(有機化学)
要約
【課題】MAGE-A4 T細胞受容体およびその使用方法の提供。
【解決手段】本発明は、HLA提示がん精巣抗原黒色腫関連抗原A4(MAGE-A4)ペプチドに特異的に結合する単離されたT細胞受容体(TCR)、ならびにそれらの単離されたTCRを使用する治療および診断の方法を提供する。T細胞受容体(TCR)は、免疫グロブリン可変(V)領域および定常(C)領域に類似するα鎖およびβ鎖を含む膜結合ヘテロ二量体である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
本願明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2019年6月18日に出願された米国仮特許出願第62/862,726号、および2019年7月9日に出願された米国仮特許出願第62/871,793号の優先権を主張する。前述の出願の各々の全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,100 文字)
【0002】
配列表
本出願は、ASCII形式で電子的に提出されている配列表を含み、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。2020年6月15日に作成された当該ASCIIコピーは、118003_00320_SL.txtと名付けられ、サイズは344,832バイトである。
【背景技術】
【0003】
T細胞受容体(TCR)は、免疫グロブリン可変(V)領域および定常(C)領域に類似するα鎖およびβ鎖を含む膜結合ヘテロ二量体である。TCRα鎖は、C-α鎖に共有結合したV-α鎖を含み、一方、β鎖は、C-β鎖に共有結合したV-β鎖を含む。V-α鎖およびV-β鎖は、主要組織適合性複合体(MHC)(ヒトではHLA複合体として知られている)との関連で抗原に結合することができるポケットまたは裂開を形成する。(Davis Ann.Rev.of Immunology 3:537(1985);Fundamental Immunology 3rd Ed.,W.Paul Ed.New York(1993))。
【0004】
TCRは、治療剤を開発するためのプラットフォームとして独自の利点を有する免疫系の主要なエフェクターである。抗体治療剤は、血液および細胞外空間における病原体の認識、または細胞表面上のタンパク質標的に限定されるが、T細胞受容体は、細胞内タンパク質に由来する抗原を含む、細胞表面上でMHC分子によって提示される抗原を認識することができる。提示された抗原を認識して活性化するT細胞のサブタイプに応じて、TCRは、様々な免疫応答を制御する際に関与することができる。例えば、T細胞は、B細胞の抗体産生細胞への分化の誘導を通して体液性免疫応答の調節に関与する。さらに、活性化したT細胞は、細胞媒介性免疫応答を開始するように作用する。加えて、TCRは、細胞の死滅を媒介し、B細胞の増殖を増加させ、がん、アレルギー、ウイルス感染症、および自己免疫障害を含む様々な障害の発症および重症度に影響を与えることが報告されている。
【0005】
TCRの機能の観点において、抗原特異的TCRは、抗原を発現する腫瘍にT細胞を再指向させるそれらの能力に関して、免疫療法での使用について評価されている。TCRは、長さが8~12個のアミノ酸のみの小さなペプチドに結合し、それらは主要組織適合性複合体(MHC)によって標的細胞の表面で結合される。したがって、TCRは、がんに由来する細胞内抗原またはウイルスタンパク質を認識することができるが、それはこれらの抗原が、表面MHCとの関連でペプチドとして処理および提示されるためである。したがって、TCRは、細胞に浸透できない抗体または療法には利用可能ではない、追加の内部細胞標的を認識することができる。
【0006】
しかしながら、この業界の課題は、患者に投与したときに免疫原性を欠き、関心対象の特定のペプチド抗原に対して微細特異性を有するTCRを、MHC上の他のペプチドまたは天然タンパク質レパートリーに認められる類似のエピトープと交差反応することなく、操作することである。
【0007】
MAGE-A4、または黒色腫関連抗原A4は、X染色体上の周知のがん-精巣抗原(CTA)である。MAGE-A4の機能は不明であるが、細胞周期の進行/調節、転写制御、細胞の生存および/またはアポトーシスに関与している可能性がある。例えば、MAGE-A4の過剰発現は、自発的に形質転換した口腔ケラチン細胞の増殖を促進し、G1における細胞の増殖停止を阻害することが示されている(Bhan,et al.(2012)Oncol Rep 28(4):1496)。
【0008】
MAGE-A4は、頭頸部扁平上皮がん、非小細胞肺がんなどの肺がん、食道扁平上皮がん、結腸がん、膀胱がん、粘膜および皮膚黒色腫、卵巣がん、例えば、漿液性がん、および子宮がんなどの異なる組織型の多くの腫瘍によって多量に発現されるが、正常な健康な成人組織では、MAGE-A4の発現は精巣に限定される。
【0009】
MAGE-A4抗原がその制限された発現パターンとともに免疫応答を誘発する能力は、MAGE-A4をがん免疫療法における優れた候補にしている。
MAGE-A4抗原に特異的に結合するT細胞受容体に基づく新規標的化剤、ならびにかかる薬剤を治療および診断の設定において製造および使用するための方法に関して当技術分野で満たされていない要求がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0010】
Davis Ann.Rev.of Immunology 3:537(1985)
Fundamental Immunology 3rd Ed.,W.Paul Ed.New York(1993)
Bhan,et al.(2012)Oncol Rep 28(4):1496
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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