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公開番号2025165057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-04
出願番号2024068910
出願日2024-04-22
発明の名称テープフィーダ
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H05K 13/02 20060101AFI20251027BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】巻き取りモータの待機中の消費電力を下げる。
【解決手段】部品供給テープ30を用いて部品を供給するテープフィーダFDであって、送りモータ55と、前記送りモータ55を駆動源として回転し、前記部品供給テープ30を部品供給位置に搬送するスプロケット51と、巻き取りモータ65と、前記巻き取りモータ65を駆動源として回転し、前記部品供給テープ30からトップテープ37を巻き取る巻き取るローラ61、71と、制御装置90と、を備える。前記制御装置90は、前記スプロケット51が回転を停止し前記部品供給テープ30の送り出しを行っていない待機中に、前記巻き取りモータ65のトルクを徐々に下げるフェードアウト制御を実行する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
部品供給テープを用いて部品を供給するテープフィーダであって、
送りモータと、
前記送りモータを駆動源として回転し、前記部品供給テープを部品供給位置に搬送するスプロケットと、
巻き取りモータと、
前記巻き取りモータを駆動源として回転し、前記部品供給テープからトップテープを巻き取るローラと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記スプロケットが回転を停止し前記部品供給テープの送り出しを行っていない待機中に、前記巻き取りモータのトルクを徐々に下げるフェードアウト制御を実行する、テープフィーダ。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
請求項1に記載のテープフィーダであって、
前記フェードアウト制御は、前記トップテープに弛みが生じないように、前記トップテープの張力と前記巻き取りモータが前記トップテープを引く力のつり合いを維持しつつ、前記巻き取りモータのトルクを徐々に下げる制御である、テープフィーダ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のテープフィーダであって、
前記制御装置は、スプロケット回転停止後の遅延時間は、スプロケット回転停止時点のトルクを維持し、遅延時間経過後に前記フェードアウト制御を実行する、テープフィーダ。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のテープフィーダであって、
前記制御装置は、前記部品供給テープのピッチ送り完了後の待機中に、前記フェードアウト制御を実行する、テープフィーダ。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のテープフィーダであって、
前記制御装置は、前記部品供給テープの原点復帰後の待機中に、前記フェードアウト制御を実行する、テープフィーダ。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載のテープフィーダであって、
前記フェードアウト制御は、前記巻き取りモータのトルクを、スプロケット回転停止時点の初期値から、フェードアウト時間をかけて、前記初期値より小さい最終目標値に下げる制御である、テープフィーダ。
【請求項7】
請求項6に記載のテープフィーダであって、
前記最終目標値は、テープフィーダ個体ごとに異なる、テープフィーダ。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載のテープフィーダであって、
前記フェードアウト制御の制御パラメータは、電子部品の部品種に応じて、変更可能である、テープフィーダ。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載のテープフィーダであって、
前記制御装置は、表面実装機のサーボ回路がオフからオンに切り換わった場合、前記トップテープに張力が作用するように前記巻き取りモータを制御し、その後、前記フェードアウト制御を行う、テープフィーダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、テープフィーダに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
表面実装機に使用される部品供給装置の一つにテープフィーダがある。テープフィーダは、電子部品を一定間隔で収納した部品供給テープを、スプロケットの回転を利用して、装置前方の部品供給位置まで送り出す構造となっている。担体である部品供給テープは、部品収納部をもつキャリアテープと、部品収納部を覆うように貼着されたトップテープとから構成されており、部品供給位置近傍にて、キャリアテープからトップテープを巻き取ることで、部品供給位置にて電子部品を露出させ、電子部品の取り出しを可能にしている。テープフィーダに関する技術を開示する文献として、下記特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-157578公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
テープフィーダは、スプロケットの回転用に送りモータと、トップテープの巻き取り用に巻き取りモータを備えている。巻き取りモータは、待機中を含めて、常時、トルクをかけている。そのため、消費電力が大きいと言う、課題がある。尚、待機中とは、スプロケットが回転を停止しており、部品供給テープの送り出しを行っていない期間を意味する。
【0005】
本発明は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、巻き取りモータの待機中の消費電力を下げることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は、部品供給テープを用いて部品を供給するテープフィーダであって、送りモータと、前記送りモータを駆動源として回転し、前記部品供給テープを部品供給位置に搬送するスプロケットと、巻き取りモータと、前記巻き取りモータを駆動源として回転し、前記部品供給テープからトップテープを巻き取るローラと、制御装置と、を備える。
【0007】
前記制御装置は、前記スプロケットが回転を停止し前記部品供給テープの送り出しを行っていない待機中に、前記巻き取りモータのトルクを徐々に下げるフェードアウト制御を実行する。尚、徐々に下げるとは、連続的に下げる、又は複数回に分けて段階的に下げることを意図する。(1)に記載のテープフィーダにおいて、上記構成以外は、任意であり、いかなる構成でもよい。
【0008】
(1)の構成は、フェードアウト制御の実行後、最終的に待機中のトルクが下がることで、巻き取りモータの消費電力の低減が期待できる。また、トルクを徐々に下げることで、巻き取りモータのトルクの急激な低下を抑制することが可能となり、トップテープの張りを維持することが出来る。
【0009】
(2)(1)に記載のテープフィーダにおいて、前記フェードアウト制御は、前記トップテープに弛みが生じないように、前記トップテープの張力と前記巻き取りモータが前記トップテープを引く力のつり合いを維持しつつ、前記巻き取りモータのトルクを徐々に下げる制御でもよい。
【0010】
(2)の構成によれば、フェードアウト制御中、トップテープの張力と巻き取りモータがトップテープを引く力のつり合いが維持され、トップテープに弛みが生じることを抑制できる。そのため、トップテープに対する実装ヘッドの引っ掛かりを回避することができる。また、トップテープのテープガイド下への巻き込みのリスクを低減することが出来る。
(【0011】以降は省略されています)

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