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公開番号2025159870
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2024062701
出願日2024-04-09
発明の名称船舶推進機
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人
主分類B63H 20/14 20060101AFI20251015BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】シフト位置の円滑な切り替えを維持する。
【解決手段】両方向に回転可能な第2ドライブ軸14と、第2ドライブ軸14に設けられ、シフト位置を切り替えるシフト機構30と、を備える船舶推進機が提供される。シフト機構30は、第2ドライブ軸14に対して回転方向への移動が規制され且つ、第2ドライブ軸14の軸方向に移動可能なドッグクラッチ1と、第2ドライブ軸14を貫通した状態でドッグクラッチ1に連結されるピン部材51と、ピン部材51に連結され、ピン部材51を介してドッグクラッチ1を駆動することでシフト位置を切り替えるスライドシャフト57と、ドッグクラッチ1に対してピン部材51を抜け止めするサークリップ52と、を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
両方向に回転可能な回転軸と、
前記回転軸に設けられ、シフト位置を切り替えるシフト機構と、を有し、
前記シフト機構は、
前記回転軸に対して回転方向への移動が規制され且つ、前記回転軸の軸方向に移動可能なドッグクラッチと、
前記回転軸を貫通した状態で前記ドッグクラッチに連結されるピン部材と、
前記ピン部材に連結され、前記ピン部材を介して前記ドッグクラッチを駆動することでシフト位置を切り替える駆動部と、
前記ドッグクラッチに対して前記ピン部材を抜け止めするサークリップと、を含む、船舶推進機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記回転軸の軸方向と交差する方向に軸方向を有し、前記回転軸によって回転駆動されるプロペラ軸を有する、請求項1に記載の船舶推進機。
【請求項3】
前記回転軸には、逃げ穴が形成され、
前記ピン部材は前記逃げ穴を貫通している、請求項1に記載の船舶推進機。
【請求項4】
前記ピン部材は、前記回転軸の軸方向と交差する方向に配置され、
前記ドッグクラッチには、前記ピン部材が挿入される挿入穴が形成されており、
前記ピン部材の一端面は、前記挿入穴の底面と対向し、
前記ピン部材の他端面は、前記サークリップを介して前記ドッグクラッチと対向する、請求項3に記載の船舶推進機。
【請求項5】
前記駆動部は、前記回転軸に内挿され、前記回転軸の軸方向に移動する、請求項1に記載の船舶推進機。
【請求項6】
駆動源により回転駆動されるドライブ軸を有し、
前記回転軸は前記ドライブ軸と平行であり、前記ドライブ軸の回転によって回転する、請求項1に記載の船舶推進機。
【請求項7】
前記ドライブ軸と一体に回転する駆動ギヤと、
前記回転軸の軸中心周りに回転可能で前記駆動ギヤによって回転駆動される従動ギヤと、を有し、
前記駆動ギヤと前記従動ギヤとの係合により、前記ドライブ軸の回転が前記回転軸に伝達される、請求項6に記載の船舶推進機。
【請求項8】
前記従動ギヤは、前記駆動ギヤと噛み合うことで直接駆動されるか、または、チェーンを介して駆動される、請求項7に記載の船舶推進機。
【請求項9】
前記シフト機構はさらに、
前記回転軸の軸中心周りに回転可能な第1ベベルギヤと、
前記回転軸の前記軸中心周りに回転可能で且つ前記回転軸の軸方向において前記第1ベベルギヤより上方に配置された第2ベベルギヤと、
前記第1ベベルギヤと前記第2ベベルギヤとに常に噛み合うピニオンギヤと、を含み、
前記駆動部は、前記ドッグクラッチを前記回転軸の軸方向に駆動し、
前記ドッグクラッチは、前記第1ベベルギヤまたは前記第2ベベルギヤと噛み合うことで前記回転軸の回転方向を切り替える、請求項1に記載の船舶推進機。
【請求項10】
アッパ部に対してロワー部が相対的に回動可能である、請求項1に記載の船舶推進機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶推進機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、回転軸に設けられたシフト機構において、ドッグクラッチに連結されたクロスピン等のピン部材の脱落(抜け)を防止する工夫がなされている。例えば、特許文献1では、プロペラ軸に設けられたシフト機構において、ピン部材の両端部を覆うようにドッグクラッチの外周からコイルバネを装着し、ドッグクラッチからピン部材が抜けないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2902403号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、シフト機構はプロペラ軸に設けられており、プロペラ軸以外の回転軸に設けられたシフト機構におけるピン部材の抜け止め機構については開示していない。シフト機構が設けられる回転軸が、仮に高回転する軸であるとすると、ピン部材が抜けやすくなるため抜け抑制機構の重要性が高くなる。このような構成を考慮した場合、改善の余地がある。
【0005】
本発明は、シフト位置の円滑な切り替えを維持することができる船舶推進機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の一態様による船舶推進機は、両方向に回転可能な回転軸と、前記回転軸に設けられ、シフト位置を切り替えるシフト機構と、を有し、前記シフト機構は、前記回転軸に対して回転方向への移動が規制され且つ、前記回転軸の軸方向に移動可能なドッグクラッチと、前記回転軸を貫通した状態で前記ドッグクラッチに連結されるピン部材と、前記ピン部材に連結され、前記ピン部材を介して前記ドッグクラッチを駆動することでシフト位置を切り替える駆動部と、前記ドッグクラッチに対して前記ピン部材を抜け止めするサークリップと、を含む。
【0007】
この構成によれば、シフト機構は、両方向に回転可能な回転軸に設けられ、シフト位置を切り替える。前記シフト機構は、ドッグクラッチと、ピン部材と、駆動部と、サークリップと、を含む。ドッグクラッチは、前記回転軸に対して回転方向への移動が規制され且つ、前記回転軸の軸方向に移動可能である。ピン部材は、前記回転軸を貫通した状態で前記ドッグクラッチに連結される。駆動部は、前記ピン部材に連結され、前記ピン部材を介して前記ドッグクラッチを駆動することでシフト位置を切り替える。サークリップは、前記ドッグクラッチに対して前記ピン部材を抜け止めする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、シフト位置の円滑な切り替えを維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
船舶の模式的な平面図である。
船舶推進機の模式的な左側面図である。
水ポンプアセンブリおよびプロペラを駆動する、主駆動機構の要部の斜視図である。
主駆動機構の要部の縦断面図である。
転舵機構およびその周辺の縦断面図である。
ドッグクラッチとスライドシャフトとの連結部分の拡大断面図である。
変形例の主駆動機構の要部の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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