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公開番号2025164780
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2025127155,2024037044
出願日2025-07-30,2014-04-24
発明の名称患者インターフェース用自動調節式ヘッドギア
出願人フィッシャー アンド ペイケル ヘルスケア リミテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61M 16/06 20060101AFI20251023BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】業界及び使用者に少なくとも有用な選択肢を提供するインターフェースを提供すること。
【解決手段】使用者の顔にマスクを固定するためのヘッドギアについて記載する。ヘッドギアはヘッドギアを伸長させるために第1の負荷力を必要とし、使用者にフィットすると、呼吸療法時にヘッドギアに印加される負荷力に実質的に等しい平衡フィット力を印加する。いくつかの実施形態では、ヘッドギアは、後退力を提供するように構成された弾性部分と、弾性部分に比べて非弾性となるように構成された非弾性部分と、非弾性部分及び弾性部分に結合された制限機構とを含む。制限機構は、ヘッドギアの伸長時には使用者の頭部に第1の抵抗力を、ヘッドギアの後退時には使用者の頭部に第2の抵抗力を印加するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
使用者の頭部にフィットするように伸長及び後退するように構成された呼吸療法用ヘッドギアであって、前記ヘッドギアを伸長させるために印加される第1の負荷力と、前記ヘッドギアを後退させて前記使用者の頭部にフィットさせるために印加される第2の負荷力とを必要とし、前記第1の負荷力が呼吸療法時に前記ヘッドギアに印加される予想負荷力よりも大きく、及び前記第2の負荷力が前記予想負荷力よりも小さい、ヘッドギア。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記予想負荷力が、CPAP圧力による力及びホース抗力を含む合成力を含む、請求項1に記載のヘッドギア。
【請求項3】
前記第1の負荷力が前記予想負荷力よりも予備量だけ大きい、請求項1又は2に記載のヘッドギア。
【請求項4】
前記ヘッドギアに後退力を印加する弾性要素を更に含み、前記後退力が前記第2の負荷力よりも大きい、請求項1~3のいずれか一項に記載のヘッドギア。
【請求項5】
使用者の顔にマスクを固定するためのヘッドギアであって、後退力を提供するように構成された弾性部分と、前記弾性部分に比べて非弾性となるように構成された非弾性部分と、前記非弾性部分及び前記弾性部分に結合された制限機構であって、前記ヘッドギアの伸長を可能にするための第1の抵抗力と、前記ヘッドギアの後退に応じた第2の抵抗力とを必要とするように構成されている、制限機構とを含む、ヘッドギア。
【請求項6】
前記第1の抵抗力が前記第2の抵抗力よりも大きい、請求項5に記載のヘッドギア。
【請求項7】
前記第1の抵抗力がCPAP圧力による力及びホース抗力を含む合成抵抗力よりも大きい、請求項5又は6に記載のヘッドギア。
【請求項8】
前記第2の抵抗力がCPAP圧力による力及びホース抗力を含む合成力よりも小さい、請求項5~7のいずれか一項に記載のヘッドギア。
【請求項9】
使用者の頭部にフィットするように伸長及び後退するように構成されたヘッドギアであって、半径方向の引張りがない場合の第1の伸長抵抗力及び半径方向の引張りに応じた第2の伸長抵抗力を有する、ヘッドギア。
【請求項10】
前記第1の伸長抵抗力が前記第2の伸長抵抗力よりも小さい、請求項9に記載のヘッドギア。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
優先出願の参照による組み込み
海外又は国内優先権の主張が本願とともに提出される出願データシートに記載される一切の出願は参照により本明細書に組み込まれ、且つ本開示の一部を成す。
続きを表示(約 2,000 文字)【0002】
本発明は、概して、呼吸マスクインターフェースを頭部に固定するために使用される構造に関する。より具体的には、本発明は、調節機構と、既定の着用長さ及びより長い少なくとも1つの装着用の長さを提供する構成とのうちの少なくとも1つを有する全般的に自動の調節式構造に関する。
【背景技術】
【0003】
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA:obstructive sleep apnea)は、睡眠中に喉の後部が気道を狭窄したり更には気道を完全に閉塞したりするほど大きく弛緩する睡眠状態である。気道の狭窄又は閉塞により、呼吸が数秒間以上停止したり非常に浅くなったりする場合がある。
【0004】
OSAの治療には持続性陽圧呼吸法(CPAP:continuous positive airway pressure)が使用される。CPAPでは気道を広げる加圧空気の流れを送る。加圧空気の流れは呼吸マスクインターフェースを用いて使用者に送ることができる。呼吸マスクインターフェースは非弾性ストラップ又は弾性ストラップなどのマスク及びヘッドギアを含み得る。
【0005】
弾性ストラップを有するインターフェースを装着する場合、弾性ストラップが伸張してヘッドギアを使用者の頭部上でスライドさせることが可能になる。弾性ストラップは解放されると使用者の顔に対しインターフェースを引こうとする。
【0006】
弾性ストラップを使用する場合、マスクを顔に固定しているストラップが弾性であることから、マスク内の圧力が増加する(例えば、約4cmH2O~約12cmH2O)につれてマスクは使用者の顔から離れようとする。マスクを顔から離そうとする力は「吹出力(blow-off force)」と定義され得る。
【0007】
いくつかのマスクでは、吹出力により弾性ストラップが伸展すると、マスクによって使用者の顔にかかる力が低下する。したがって、これらのマスクでは圧力が増加するにつれて漏洩が発生する場合がある。また、より高い圧力(例えば、約12cmH2O)で適切に密閉されている場合、ストラップの弾性は、圧力が高い圧力レベルでないときに低い治療圧力(例えば、約4cmH2O)において望ましくない高い圧力を使用者の顔にかける原因となる。調節可能な非弾性ストラップを有するインターフェースは漏洩の発生を低減することができるが、そのようなヘッドギアは、多くの場合、過度に締め付けるものであり、不必要な力が使用者の顔及び/又は頭部に印加されることとなる。
【0008】
CPAP以外の治療用インターフェースにおいて同様の問題が生じる場合がある。例えば、呼吸マスクインターフェースは病院環境で非侵襲的換気療法(NIV:non-invasive ventilation)に使用される。一般に、NIVは約20~50cmH2Oの圧力範囲を提供する。したがって、NIV治療においては下限治療圧力と上限治療圧力との間の差が大きくなることでCPAPに関する上記の問題が悪化する可能性がある。別の一般的な呼吸障害治療は、患者に吸気圧(IPAP)及び呼気圧(EPAP)が供給されるバイレベル気道陽圧(Bi-level PAP)と呼ばれるものである。IPAPとEPAPとの間の差は約1cmH2O~約10cmH2Oにおいて変化し得るものであり、これもまた周期的な吹出力を発生させる。
【0009】
弾性ストラップは、また、一般に、ハイフロー療法(HFT:High Flow Therapy)での使用のために鼻カニューレと併せて使用される。HFTでは、多くの場合、増加させた酸素量を含む高流量の呼吸ガスを送達するためにカニューレが用いられる。
【0010】
鼻カニューレの使用時に経験する共通の課題は、ヘッドギアの伸展によりガス供給チューブが強く引っ張られ、カニューレプロングが患者の鼻から脱落するというものである。プロングが鼻から脱落すると治療の喪失が発生するおそれがある。脱落がない場合であっても、ホースがチューブを引っ張るとカニューレが曲がった状態で患者の顔に載ることになる場合がある。これにより、患者に不快感を生じさせる場合があり、且つ有効性が低下する外観となる場合がある。従来、カニューレは側方水平チューブ接続を有する。この接続では、チューブにかかる張力がある場合、カニューレが患者の鼻から不均一に引き離される場合があるが、これはカニューレの片側に力が直接伝達されることが理由である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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