TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025163462
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2024066738
出願日2024-04-17
発明の名称基板処理方法、基板処理装置、及びプログラム
出願人東京エレクトロン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B05D 7/00 20060101AFI20251022BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】基板間の隙間に薬液を充填し易い方法及び装置を提供する。
【解決手段】
基板処理方法は、第1基板W1と第2基板W2とが貼り合わされた積層基板W3を、第1基板W1が第2基板W2の上に位置するように水平に保持した状態にて、第1基板W1の周縁部W1aに薬液を供給し、第1基板W1の周縁部W1aから第1基板W1と第2基板W2との隙間Gに薬液を移動させることと、隙間Gに移動した薬液を硬化させることと、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1基板と第2基板とが貼り合わされた積層基板を、前記第1基板が前記第2基板の上に位置するように水平に保持した状態にて、前記第1基板の周縁部に薬液を供給し、前記第1基板の周縁部から前記第1基板と前記第2基板との隙間に前記薬液を移動させることと、
前記隙間に移動した前記薬液を硬化させることと、を含む、基板処理方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1基板の周縁部に薬液を供給し、前記第1基板の周縁部から前記隙間に前記薬液を移動させることにおいて、前記積層基板を回転させながら、回転中の前記積層基板の周縁部が通過する1領域にて前記薬液を前記第1基板の周縁部に供給する、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項3】
前記第1基板の周縁部に薬液を供給し、前記第1基板の周縁部から前記隙間に前記薬液を移動させることにおいて、回転による遠心力が、隙間への薬液の移動を妨げない回転速度にて前記積層基板を回転させる、請求項2に記載の基板処理方法。
【請求項4】
前記第1基板の周縁部に薬液を供給し、前記第1基板の周縁部から前記隙間に前記薬液を移動させることにおいて、斜め上方から前記第1基板の外周の面に向かって前記薬液を供給する、請求項2又は3に記載の基板処理方法。
【請求項5】
前記第1基板の周縁部に薬液を供給し、前記第1基板の周縁部から前記隙間に前記薬液を移動させることにおいて、前記第1基板の周縁部の上面に薬液を供給し、前記第1基板の外周の面を経て前記上面から前記隙間に薬液を移動させる、請求項2又は3に記載の基板処理方法。
【請求項6】
前記第1基板の周縁部に薬液を供給し、前記第1基板の周縁部から前記隙間に前記薬液を移動させることにおいて、前記積層基板の回転中心から遠ざかる方向に向かって、斜め上方から前記第1基板の周縁部の上面に前記薬液を供給する、請求項5に記載の基板処理方法。
【請求項7】
前記第1基板の周縁部に薬液を供給し、前記第1基板の周縁部から前記隙間に前記薬液を移動させることにおいて、前記上面にガイド部材を対向させた状態にて、前記上面と前記ガイド部材との間に薬液を供給する、請求項5に記載の基板処理方法。
【請求項8】
前記第1基板の周縁部に薬液を供給し、前記第1基板の周縁部から前記隙間に前記薬液を移動させることにおいて、前記第1基板の外周の面にガイド部材を対向させた状態にて、前記外周の面と前記ガイド部材との間に薬液を供給する、請求項5に記載の基板処理方法。
【請求項9】
前記薬液を硬化させることにおいて、前記薬液を熱処理によって硬化させる、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【請求項10】
前記薬液を供給する前に、前記積層基板の周縁部に親水化処理を行うことを更に含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、基板処理方法、基板処理装置、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、貼り合わせた基板を保持することと、貼り合わせた基板を予熱することと、貼り合わせた基板間の隙間に、基板のエッジに沿って保護材を充填することと、を含む基板処理方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許9508659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、積層基板の周縁部において、基板間の隙間に薬液を充填し易い方法、装置、及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの例示的実施形態において、基板処理方法は、第1基板と第2基板とが貼り合わされた積層基板を、前記第1基板が前記第2基板の上に位置するように水平に保持した状態にて、前記第1基板の周縁部に薬液を供給し、前記第1基板の周縁部から前記第1基板と前記第2基板との隙間に前記薬液を移動させることと、前記隙間に移動した前記薬液を硬化させることと、を含む。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、基板間の隙間に薬液を充填し易い方法及び装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、基板処理装置の構成の概略を模式的に例示する平面図である。
図2は、液処理モジュールの一例を示す側面図である。
図3は、液処理モジュールを簡略的示す平面図である。
図4(a)は、制御装置が液処理モジュールを制御して第1薬液を供給する動作について説明するための図である。図4(b)は、制御装置が液処理モジュールを制御して第2薬液を供給する動作について説明するための図である。
図5(a)は、第1薬液を呼び水として隙間に第2薬液が充填される一例について説明するための図である。図5(b)は、隙間の奥に第2薬液が充填される一例について説明するための図である。
図6は、ガイド部材を含む第2ノズルの一例を示す図である。
図7は、ガイド部材を含む第2ノズルの別の一例を示す図である。
図8は、ガイド部材による薬液供給の一例を示す図である。
図9は、不活性ガスによる薬液供給の一例を示す図である。
図10は、ノズルによる薬液供給の別の一例を示す図である。
図11は、積層基板に対する親水化処理の一例を示す図である。
図12は、積層基板に対する洗浄処理の一例を示す図である。
図13は、変形例に係る液処理モジュールの一例を示す側面図である。
図14は、変形例に係る液処理モジュールの別の一例を示す側面図である。
図15は、液溜まりによる積層基板の含侵の一例を示す図である。
図16は、複数のジェットディスペンサによって第2薬液を供給する一例について示す図である。
図17(a)は、積層基板の周縁部を覆うガイド部材の一例を示す側面図である。図17(b)は、積層基板の周縁部を覆うガイド部材の一例を示す平面図である。図17(c)は、積層基板の周縁部を覆うガイド部材の別一例を示す平面図である。
図18(a)は、供給ブラシによって隙間に第2薬液を直接塗布することを示す図である。図18(b)は、供給糸によって隙間に第2薬液を直接塗布することを示す図である。
図19(a)は、変形例に係る回転保持部の側面図の一例を示す図である。図19(b)は、真空吸着後の回転保持部の側面図の一例を示す図である。
図20(a)は、隙間の状態を表す平面図である。図20(b)は、第2薬液を隙間に供給した後の第2薬液の隙間内での充填の程度を概略的に表した図である。図20(c)は、1サイクルの繰り返し後の第2薬液の隙間内での充填の程度を概略的に表した図である。
図21(a)は、隙間の状態を表す平面図である。図21(b)は、第2薬液を隙間に供給した後の第2薬液の隙間内での充填の程度を概略的に表した図である。図21(c)は、第2回転速度で積層基板を回転させることを実行した後の第2薬液の隙間内での充填の程度を概略的に表した図である。図21(d)は、1サイクルの繰り返し後の第2薬液の隙間内での充填の程度を概略的に表した図である。
図22(a)は、検出部による周縁部の測定の一例を示す図である。図22(b)は、投影された画像の一例を示す図である。
図23は、制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図24は、制御装置が実施形態に係る液処理モジュールに対して実行する基板処理方法の一例を示すフローチャートである。
図25は、制御装置が変形例に係る液処理モジュールに対して実行する基板処理方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本実施形態にかかる基板処理装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0009】
[基板処理装置]
先ず、本実施形態にかかる基板処理装置の構成について説明する。図1は、基板処理装置の構成の概略を模式的に示す平面図である。基板処理装置1は、第1基板と第2基板とが貼り合わされた積層基板W3に対して、第1基板と第2基板との隙間に薬液を充填する装置である。
【0010】
基板処理装置1は、図1に示されるように複数枚の積層基板W3を収容したカセットCが搬入出されるカセットステーション2と、積層基板W3に所定の処理を施す複数の各種処理装置を備えた処理ステーション3と、を有する。そして基板処理装置1は、カセットステーション2と、処理ステーション3と、を一体に接続した構成を有している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

ベック株式会社
被膜形成方法
28日前
ベック株式会社
被膜形成方法
4か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
4か月前
有限会社 芦屋ドレス
湯噴霧器
13日前
アイカ工業株式会社
塗料仕上げ工法
1か月前
スズカファイン株式会社
多色性塗膜
1か月前
株式会社吉野工業所
キャップ
3か月前
ベック株式会社
装飾被膜の形成方法
3か月前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
4か月前
日本ライナー株式会社
塗装装置
1か月前
株式会社カネカ
塗布装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
塗布装置
1か月前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
4か月前
能美防災株式会社
水噴霧ヘッド
1か月前
個人
スプレー缶高所対応携帯ホルダー
1か月前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
4か月前
ヒット工業株式会社
マスキング具
2か月前
株式会社吉野工業所
ポンプ式吐出器
4か月前
中外炉工業株式会社
塗工装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
塗工装置
25日前
ブラザー工業株式会社
塗工装置
25日前
ブラザー工業株式会社
塗工装置
25日前
東レエンジニアリング株式会社
粉体吐出装置
26日前
東レエンジニアリング株式会社
スリットダイ
28日前
旭サナック株式会社
粉体塗装装置
1か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
4か月前
株式会社マキタ
グリース吐出装置
6か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
3か月前
株式会社トーモク
印刷装置および印刷方法
1か月前
個人
散水形態を変更可能な吐水装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
間欠塗工装置
7日前
AWJ株式会社
ステンシルプレートセット
2か月前
ブラザー工業株式会社
静電塗工装置
25日前
トリニティ工業株式会社
回転霧化式塗装機
1か月前
積水ハウス株式会社
接着剤塗布装置
3か月前
株式会社大関
塗装用ローラとその製造方法
4か月前
続きを見る