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公開番号
2025162829
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-28
出願番号
2024066279
出願日
2024-04-16
発明の名称
液体塗布具
出願人
三菱鉛筆株式会社
代理人
個人
主分類
A45D
34/04 20060101AFI20251021BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】塗布体に付着した異物を排除して塗布体をリフレッシュさせる機能を備えることで、塗布液流路における塗布液の詰まりや、異物の付着による塗布体の機能劣化を招くことのない液体塗布具を提供すること。
【解決手段】軸筒10の前端部に塗布体20が配置され、軸筒内の塗布液貯留部15に貯留された塗布液が塗布体に供給され、不使用時において塗布体を覆うように、軸筒に着脱可能に装着されるキャップ50が備えられる。キャップには、塗布体を外気とシールする第1シール部52aと、軸筒側に備えられた空気置換口30bを外気とシールする第2シール部52bが備えられ、軸筒からキャップを引き抜く操作に伴い、先に第2シール部が外気とのシールを解き、続いて第1シール部が外気とのシールを解くことで、第1シール部内に生ずる負圧により、塗布体に対して塗布液の一部を吸い出す作用を与える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
軸筒の前端部に塗布体が配置され、軸筒内の塗布液貯留部に貯留された塗布液が前記塗布体に供給されると共に、不使用時において前記塗布体を覆うように、軸筒に着脱可能に装着されるキャップを備えた液体塗布具であって、
前記キャップには、前記塗布体を外気とシールする第1シール部と、前記軸筒側に備えられた空気置換口を外気とシールする第2シール部が備えられ、前記軸筒から前記キャップを引き抜く操作に伴い、先に前記第2シール部が外気とのシールを解き、続いて前記第1シール部が外気とのシールを解くことで、前記第1シール部内に生ずる負圧により、前記塗布体に対して塗布液の一部を吸い出す作用を与えることを特徴とする液体塗布具。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記キャップが、ゴムまたはエラストマーからなる軟質プラスチック材料により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体塗布具。
【請求項3】
前記キャップ内には、塗布体から吸い出された塗布液を吸収する吸収体が収容されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液体塗布具
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えばサインペン、マーキングペン(筆記具)やアイライナー、アイブロウ(化粧料塗布具)などに好適に採用し得る液体塗布具の改良に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の液体塗布具は、軸筒の先端部に塗布体が配置され、軸筒内に貯留された塗布液が、たとえば液誘導パイプもしくは中継芯などを介して、軸筒先端部の塗布体に対して供給される構成が採用される。
したがって、軸筒内の塗布液を先端の塗布体に対して円滑に供給する対策について、多くの改良提案がなされており、本出願人においても例えば特許文献1に記載の液体塗布具について提案をしている。
【0003】
特許文献1に記載の液体塗布具においては、軸筒内に貯留された塗布液を、液誘導パイプを介して塗布体に供給する液体塗布具であって、パイプ内の塗布液の固化を防止させるために、パイプ先端から先軸先端までの体積、先軸の先端開口の面積、パイプ内径の面積などの各数値の組み合わせが、所定の範囲内となるように設定される。
これによると、パイプの先端位置が先軸の先端開口から後退する配置構造となることから、パイプ内の塗布液の乾燥固化を減速させることができるものとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-39484号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記したアイライナーやアイブロウなどの化粧料塗布具においては、塗布しようとする肌に存在するファンデーションの粒子や皮脂などが、塗布体に付着するなどして、化粧料としての塗布液の流れが阻害され、塗布跡にかすれが生ずるなどの問題を有している。これは化粧料塗布具に限らず、サインペンやマーキングペンなどの文房具においても同様のことが言える。
しかし、前記した特許文献1に記載の液体塗布具においては、塗布体に付着した異物を排除して塗布体をリフレッシュさせる機能はなく、したがって、ティッシュペーパーなどで、塗布体を掃除するなどして異物を取り除く別の対策が必要であった。
【0006】
この発明は、前記した問題点に着目してなされたものであり、塗布体に付着した異物を排除して塗布体をリフレッシュさせる機能を備えることで、塗布液流路における塗布液の詰まりや、異物の付着による塗布体の機能劣化を招くことのない液体塗布具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記した課題を解決するためになされたこの発明に係る液体塗布具は、軸筒の前端部に塗布体が配置され、軸筒内の塗布液貯留部に貯留された塗布液が前記塗布体に供給されると共に、不使用時において前記塗布体を覆うように、軸筒に着脱可能に装着されるキャップを備えた液体塗布具であって、前記キャップには、前記塗布体を外気とシールする第1シール部と、前記軸筒側に備えられた空気置換口を外気とシールする第2シール部が備えられ、前記軸筒から前記キャップを引き抜く操作に伴い、先に前記第2シール部が外気とのシールを解き、続いて前記第1シール部が外気とのシールを解くことで、前記第1シール部内に生ずる負圧により、前記塗布体に対して塗布液の一部を吸い出す作用を与えることを特徴とする。
【0008】
この場合、好ましくは前記キャップが、ゴムまたはエラストマーからなる軟質プラスチック材料により形成される。
また、前記キャップ内には、塗布体から吸い出された塗布液を吸収する吸収体が収容されていることが望ましい。
【発明の効果】
【0009】
前記したこの発明に係る液体塗布具によると、この塗布具を使用するに際して、軸筒からキャップを引き抜く操作に伴い、先に第2シール部が外気とのシールを解き、続いて第1シール部が外気とのシールを解くことで、第1シール部内に生ずる負圧によって、塗布体から塗布液の一部を吸い出す作用が与えられる。
したがって、塗布体に付着した異物等は塗布体から吸い出される塗布液によって洗浄され、リフレッシュされる。これにより、異物の付着による塗布体の機能劣化を招くことなく、塗布液流路における塗布液の詰まりなどの問題も解消し得る液体塗布具を提供することができる。
【0010】
また、キャップを軸筒に装着した場合においては、軸筒前端部の塗布体は、第1シール部でシールされ、また軸筒側に備えられた空気置換口は、第2シール部でシールされることになるため、液体塗布具の不使用時(保管状態)において、塗布液が揮発するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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