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公開番号2025161704
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024161641,2024001369
出願日2024-09-19,2024-04-12
発明の名称ダメージ毛髪改善剤及び毛髪化粧料
出願人高級アルコール工業株式会社
代理人個人
主分類A61K 8/85 20060101AFI20251017BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】各種シリコーン類は毛髪の潤滑性を高める一方、吸着残存によりカラーやパーマなどの処理効果への影響が懸念され、ダメージを受けた毛髪のパサツキ感を抑えることは一時的であり、毛髪のまとまり感は十分満足できるものではなかった。本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、毛髪表面のざらつき感やパサツキ感を低減し、毛髪のまとまり感を向上させる毛髪改善剤の組成物の組合せ及び/又は構造を提供することを目的とする。
【解決手段】25℃で高粘性液状又はペースト状を呈するダイマー酸誘導体からなる群より選ばれる一つ以上の物質を配合した組合せ及び/又は構造に係る組成物を毛髪に施与すると、上記の課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ダイマー酸誘導体及びそれらの混合物から選択される1種又は複数の物質、並びに、1種又は複数の油剤を含み、さらにシリコーン誘導体を含まないか、シリコーン誘導体の含有量が0又は10質量%以下である、毛髪改善剤の組合せ及び/又は構造
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
ダイマー酸誘導体が、(イソステアリン酸ポリグリセリル-2/ダイマージリノール酸)コポリマー、イソステアリン酸水添ヒマシ油、(ジグリセリン/ジリノール酸/ヒドロキシステアリン酸)コポリマー、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油の1種または2種類以上から選ばれる、請求項1に記載の毛髪改善剤の組合せ及び/又は構造

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ダメージ毛髪改善剤及び毛髪化粧料の組合せ及び/又は構造に関する。なお、本発明における毛髪改善剤はダメージ毛髪改善剤及び毛髪化粧料の組合せ及び/又は構造を含む。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、染毛剤、パーマ剤等による化学的処理、あるいは摩擦、熱等の物理的処理による毛髪のダメージが大きな問題になっている。従って、このダメージを受けた毛髪をどのようにして改善するかが大きな課題として各社からダメージ毛の髪質改善や修繕に関する研究が進められている。ここで、毛髪のダメージ改善とは、いわゆる指どおりが悪くなった毛髪及びパサパサした毛髪などを改善して、毛髪にすべり感及びなめらか感を与えて、指どおりを良好にし、かつ、パサツキ感をなくすことを言う。
【0003】
従来、このようにダメージを受けた毛髪を改善する方法として、高分子量ジメチルポリシロキサンと低粘度シリコーンとを毛髪に施与することにより、毛髪になめらかさ及び潤い感を付与する方法が知られている(特許文献1)。
その一方で、ヘアカラーが一般的となったことで、シリコーン油が高配合されたヘアケア剤を使用することで染毛剤またはパーマネント剤の効果が落ちる等の懸念から、シリコーンフリー処方が求められ、ノンシリコーンシャンプー処方(特許文献2、3)や、シリコーンフリーのヘアケアコンディショニング剤が開発されている(特許文献4)。
【0004】
また、自然派化粧品の市場は伸びており、植物油や植物由来原料を用いた毛髪化粧料も多く見られる。これら、毛髪の感触を改善する方法として、オリーブ油、メドウフォーム油、及びヤマトウツバキ油から選択された一種又は二種以上の植物油と、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリチルとを組み合わせることで、毛先のおさまりが向上し、毛髪を触った際の毛先までの油性感があり、柔らかさを付与する方法が知られている(特許文献5)。植物油は鉱物油よりも肌や毛髪への親和性が高いが、酸化しやすいため保存安定性は劣り、酸化した植物油は肌への色素沈着などの原因とされている。さらに、植物油は天候によって収穫量が変動し供給が不安定になることから、価格変動もあるなど様々な課題がある。
【0005】
こうした従来の植物油の課題に対して、ダイマージリノール酸誘導体を用いたヘアケア組成物として、(ジグリセリン/ジリノール酸/ヒドロキシステアリン酸)コポリマーと(イソステアリン酸ポリグリセリル-2/ダイマージリノール酸)コポリマーを併用し、ジメチコンとを組み合わせたヘアワックス処方が開示されている(特許文献6)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-015462号公報
特開2017-052726号公報
特開2020-083848号公報
特表2018-515577号公報
特開2012-092039号公報
特開2007-284371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
各種シリコーン類は毛髪の潤滑性を高める一方、吸着残存によりカラーやパーマなどの処理効果への影響が懸念され、ダメージを受けた毛髪のパサツキ感を抑えることは一時的であり、毛髪のまとまり感は十分満足できるものではなかった。
【0008】
即ち、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、毛髪表面のざらつき感やパサツキ感を低減し、毛髪のまとまり感を向上させる毛髪改善剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記の課題を解決すべく種々の検討を試みた。その結果、25℃で高粘性液状又はペースト状を呈するダイマー酸誘導体からなる群より選ばれる一つ以上の物質を配合した構造に係る組成物を毛髪に施与すると、上記の課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
驚くべきことに、少なくとも1種の有機溶媒中において、少なくとも1種のダイマー酸誘導体と、少なくとも1種の油剤との特定の組合せを含む組合せ及び/又は構造に係る組成物は、上記で提示した目的を達成することを可能にすることが見出された。
(【0011】以降は省略されています)

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