TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025160647
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-23
出願番号
2024063322
出願日
2024-04-10
発明の名称
転がり軸受
出願人
株式会社ジェイテクト
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
F16C
33/58 20060101AFI20251016BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】転がり軸受において転動体を介して外輪及び内輪の間を流れる電流を抑制し、電食の発生を抑制する。
【解決手段】第1転がり軸受10Aは、外輪11と、内輪12と、玉13と、外輪11に固定され内輪12に摺接する導電部材15と、外輪11の外周面11a、端面11b、及び外輪12における導電部材15の取付部である環状溝23を被覆する被覆部材50と、を備え、被覆部材50は、外輪11に接する絶縁層51、及び、絶縁層51の外輪11に接する側とは反対側に配置される導電層52を含み、絶縁層51は、絶縁性を有し、導電層52は、導電性を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
外輪と、内輪と、転動体と、前記外輪に固定され前記内輪に摺接する導電部材と、前記外輪の外周面、前記外輪の端面、及び前記外輪における前記導電部材の取付部を被覆する被覆部材と、を備え、
前記被覆部材は、前記外輪に接する第1の層、及び、前記第1の層の前記外輪に接する側とは反対側に配置される第2の層を含み、
前記第1の層は、絶縁性を有し、
前記第2の層は、導電性を有する、転がり軸受。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
外輪と、内輪と、転動体と、前記内輪に固定され前記外輪に摺接する導電部材と、前記内輪の内周面、前記内輪の端面、及び前記内輪における前記導電部材の取付部を被覆する被覆部材と、を備え、
前記被覆部材は、前記内輪に接する第1の層、及び、前記第1の層の前記内輪に接する側とは反対側に配置される第2の層を含み、
前記第1の層は、絶縁性を有し、
前記第2の層は、導電性を有する、転がり軸受。
【請求項3】
前記第1の層は、前記外輪の肩を覆う位置まで延びている、請求項1に記載の転がり軸受。
【請求項4】
前記第1の層は、前記内輪の肩を覆う位置まで延びている、請求項2に記載の転がり軸受。
【請求項5】
前記第1の層は、フィルム状の基材により構成され、
前記第2の層は、前記基材の一方側の面に形成された導電性膜により構成される、請求項1又は請求項2に記載の転がり軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、転がり軸受に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電食防止機能を有する転がり軸受が、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載された転がり軸受は、外輪及び内輪の間の通電を可能とする導電部材(導電性摺動部材)を備えている。前記導電部材は、外輪に固定されるとともに、内輪に接触する。内輪は、導電部材を通じて外輪と電気的に接続される。前記転がり軸受は、外輪及び内輪に導電部材を接触させることにより、外輪及び内輪の軌道の電食を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/233649号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された転がり軸受は、導電部材によって、外輪及び内輪の間に電流を流す経路(導電パス)を確保することができる。しかしながら、前記転がり軸受は、転動体が金属製である場合、転動体を介して外輪及び内輪の間に電流が流れる。このため、前記転がり軸受は、転動体を介して流れる電流によって、外輪及び内輪の軌道、及び、転動体に電食が発生する場合がある。このため、前記転がり軸受は、電食の進行を抑制できるものの、転動体を介して流れる電流による電食の発生を抑制することができない。
本開示は、転がり軸受において、転動体を介して外輪及び内輪の間を流れる電流により発生する電食を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の転がり軸受は、外輪と、内輪と、転動体と、前記外輪に固定され前記内輪に摺接する導電部材と、前記外輪の外周面、前記外輪の端面、及び前記外輪における前記導電部材の取付部を被覆する被覆部材と、を備え、前記被覆部材は、前記外輪に接する第1の層、及び、前記第1の層の前記外輪に接する側とは反対側に配置される第2の層を含み、前記第1の層は、絶縁性を有し、前記第2の層は、導電性を有する。
【0006】
本開示の転がり軸受は、外輪と、内輪と、転動体と、前記内輪に固定され前記外輪に摺接する導電部材と、前記内輪の内周面、前記内輪の端面、及び前記内輪における前記導電部材の取付部を被覆する被覆部材と、を備え、前記被覆部材は、前記内輪に接する第1の層、及び、前記第1の層の前記内輪に接する側とは反対側に配置される第2の層を含み、前記第1の層は、絶縁性を有し、前記第2の層は、導電性を有する。
【0007】
本開示によれば、転がり軸受において、転動体を介して外輪及び内輪の間を流れる電流により発生する電食を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の第1実施形態に係る転がり軸受を示す断面図である。
図2は、外輪における導電部材の取付部を示す拡大断面図である。
図3は、導電部材の部分拡大断面図である。
図4は、外輪における導電部材の取付部の変形例を示す拡大断面図である。
図5は、本開示の第2実施形態に係る転がり軸受を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の発明の実施形態の詳細>
以下、本開示の発明の実施形態を説明する。図1は、本開示の第1実施形態に係る転がり軸受10を示す断面図である。以下の説明において、第1実施形態に係る転がり軸受10は、第1転がり軸受10Aとも称される。なお、以下の説明において、単に「転がり軸受10」という場合は、第1転がり軸受10A、及び、後で説明する他の実施形態に係る転がり軸受(図5に示す第2転がり軸受10B参照)において共通する構成が説明される。
【0010】
第1転がり軸受10Aは、例えば電気自動車またはハイブリッド自動車に搭載されるモータの回転軸S1を支持する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
留め具
18日前
個人
鍋虫ねじ
2か月前
個人
回転伝達機構
2か月前
個人
ホース保持具
6か月前
個人
紛体用仕切弁
2か月前
個人
トーションバー
7か月前
個人
差動歯車用歯形
4か月前
個人
ジョイント
1か月前
個人
給排気装置
25日前
個人
ボルトナットセット
7か月前
個人
ナット
1か月前
個人
地震の揺れ回避装置
3か月前
株式会社不二工機
電磁弁
5か月前
株式会社不二工機
電磁弁
4か月前
個人
吐出量監視装置
2か月前
株式会社三協丸筒
枠体
7か月前
柿沼金属精機株式会社
分岐管
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
7か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
4か月前
個人
ベルトテンショナ
8か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
24日前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
4か月前
株式会社三五
ドライブシャフト
10日前
株式会社タカギ
水栓装置
2か月前
日東電工株式会社
断熱材
6か月前
株式会社不二工機
電動弁
25日前
株式会社ノーリツ
分配弁
5か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
5か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
7か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
5か月前
株式会社フジキン
ボールバルブ
4か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
29日前
株式会社不二工機
電動弁
7か月前
株式会社ニフコ
クリップ
29日前
続きを見る
他の特許を見る