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公開番号2025160293
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2025122617,2023194490
出願日2025-07-22,2017-07-21
発明の名称呼吸回路のための医療用管
出願人フィッシャー アンド ペイケル ヘルスケア リミテッド
代理人個人,個人,個人
主分類A61M 16/08 20060101AFI20251015BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】患者に加湿ガスを供給し、且つ/又は患者からガスを除去することに適した呼吸回路に使用される医療用管を提供する。
【解決手段】吸気リムは、らせん状に巻かれて、長さ方向軸を有する第一の長尺状管を少なくとも部分的に形成する中空本体と、長さ方向軸に沿って延びる第一のルーメンと、ルーメンを取り囲む中空壁とを含む第一の長尺状部材を含むことができる。吸気リムは、らせん状に巻かれ、且つ第一の長尺状部材の隣接する巻き間に結合される第二の長尺状部材を含むことができ、第二の長尺状部材は、第一の長尺状管のルーメンの少なくとも一部を形成する。呼吸回路は、患者からの呼気ガスを輸送するための呼気リムを含むことができる。呼気リムは、入口及び出口を含むことができる。呼気リムは、第二のルーメンを取り囲む第二の管を含む第三の長尺状部材を含むことができる。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
呼吸回路であって、
吸気ガスを患者に輸送するための吸気リムであって、
らせん状に巻かれて、長さ方向軸を有する第一の長尺状管を少なくとも部分的に形成する中空本体と、前記長さ方向軸に沿って延びる第一のルーメンと、前記ルーメンを取り囲む中空壁とを含む第一の長尺状部材と、
らせん状に巻かれ、且つ前記第一の長尺状部材の隣接する巻き間に結合される第二の長尺状部材であって、前記第一の長尺状管の前記ルーメンの少なくとも一部を形成する第二の長尺状部材と
を含む吸気リムと、
前記患者からの呼気ガスを輸送するための呼気リムであって、
入口及び出口と、
第二のルーメンを取り囲む第二の管を含む第三の長尺状部材であって、前記第二のルーメンは、前記呼気ガスを収容するように構成され、及び前記第二の管は、水蒸気に対して透過性であり、且つ液体の水及び前記呼気ガスのバルク流に対して実質的に不透過性である、第三の長尺状部材と
を含む呼気リムと
を含む呼吸回路。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
第二の管の壁は、水蒸気に対して透過性であり、且つ液体の水及び前記呼気ガスのバルク流に対して実質的に不透過性である発泡ポリマーを含む、請求項1に記載の呼吸回路。
【請求項3】
前記発泡ポリマーは、全体に分散されたセルボイドを有する中実の熱可塑性エラストマー材料を含む、請求項1又は2に記載の呼吸回路。
【請求項4】
前記吸気リムの前記第一のルーメンは、平滑なボアを有する、請求項1~3の何れか一項に記載の呼吸回路。
【請求項5】
前記吸気リムの前記第二の長尺状部材は、少なくとも1つの加熱素子を取り囲む、請求項1~4の何れか一項に記載の呼吸回路。
【請求項6】
前記吸気リムの前記第一の長尺状部材は、長さ方向の断面において、複数のバブルであって、前記第一のルーメンの壁の少なくとも一部を形成する平坦な面をそれぞれ有する、複数のバブルを形成する、請求項1~5の何れか一項に記載の呼吸回路。
【請求項7】
前記吸気リムの前記第二の長尺状部材は、少なくとも1つの加熱素子を取り囲み、前記少なくとも1つの吸気加熱素子は、前記複数のバブルのうちのバブルと前記吸気リムの前記第一のルーメンとの間にある、請求項1~6の何れか一項に記載の呼吸回路。
【請求項8】
前記呼気リムの前記第三の長尺状部材は、波形である、請求項1~7の何れか一項に記載の呼吸回路。
【請求項9】
前記第一の長尺状管は、前記第一のルーメン内に加熱素子を取り囲む、請求項1~8の何れか一項に記載の呼吸回路。
【請求項10】
前記呼気リムの前記第三の長尺状部材は、前記第二のルーメン内に加熱素子を取り囲む、請求項1~9の何れか一項に記載の呼吸回路。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
参照による援用
本願は、2016年7月21日に出願された米国仮特許出願第62/365285号明細書からの優先権を主張するものであり、その全内容は、全体が参照により本明細書に援用される。加えて、以下の本開示では、米国特許出願第公開第2013/0098360 A1号明細書として公開された米国特許出願公開第13/517,925号明細書、米国特許出願公開第2014/0202462 A1号明細書として公開された米国特許出願公開第14/123,485号明細書、及び米国特許出願公開第2015/0306333 A1号明細書として公開された米国特許出願公開第14/649,801号明細書の様々な特徴が参照される。これらの出願及び公開の全開示は、本明細書により、全体が本明細書に記載されているかのように本明細書の一部とされ、それらに含まれるすべてについて、あらゆる目的のために参照により援用される。
続きを表示(約 3,300 文字)【0002】
本開示は、概して、医療用として適した管、特に例えば呼吸加湿システム等において、患者に加湿ガスを供給し、且つ/又は患者からガスを除去することに適した呼吸回路に使用される医療用管に関する。
【背景技術】
【0003】
呼吸回路において、各種の構成要素は、温かい及び/又は加湿されたガスを患者へ及び患者から輸送する。呼吸加湿は、感染及び/又は組織の損傷の可能性を低減させるのに役立つ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の特定の特徴、態様及び利点は、呼気管内の呼気ガスからの蒸気の除去を増大させる一方、管内の流れの全体的な抵抗を大きくせずに吸気管を通じて患者に送達される加湿ガス中の蒸気量を増やすことができる改良の必要性を認識している。本開示の特定の特徴、態様及び利点は、呼吸回路の圧縮可能容積を縮小するか、又は少なくとも呼吸回路のリムの圧縮可能容積を縮小する改良の必要性を認識している。本明細書に記載されているように、吸気管と呼気管との間で圧縮可能容積及び流れに対する抵抗の両方のトレードオフがあり得る。吸気管の圧縮可能容積及び/又はその中の流れに対する抵抗の減少と、呼気管の圧縮可能容積及び/又はその中の流れの抵抗の増大とがあり得る。吸気管内の圧縮可能容積の縮小は、少なくとも部分的に吸気管の直径の減少によるものであり得る。管径の減少は、流れに対する抵抗を減少させることによって可能となり得、これは、少なくとも部分的に平滑なボアを有することによるものであり得る。呼気管内の圧縮可能容積の増大は、少なくとも部分的に壁の表面積の増大、管径、管の断面積、又は呼気管の壁の長さの増大によるものであり得る。呼気管内の流れに対する抵抗の増大は、少なくとも部分的に波形部によるものであり得る。呼気管内での増大した圧縮可能容積及び流れに対する増大した抵抗は、本明細書に記載されている様々な要素によりその透過性を改善できる。吸気管と呼気管との間のこのトレードオフは、呼吸回路全体における同じ全体的な圧縮可能容積及び/又は流れに対する抵抗を保持できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
呼吸回路の圧縮可能容積が小さいほど、伸展性が一定である場合の呼吸回路の空気圧コンプライアンスが低くなり、患者の肺コンプライアンスに関する呼吸回路の空気圧コンプライアンスが低いほど、送達される1回換気量のエラーの可能性が低くなる。
【0006】
呼吸回路は、吸気ガスを患者に輸送するための吸気リムを含むことができる。吸気リムは、らせん状に巻かれて、長さ方向軸を有する第一の長尺状管を少なくとも部分的に形成する中空本体と、長さ方向軸に沿って延びる第一のルーメンと、ルーメンを取り囲む中空壁とを含む第一の長尺状部材を含むことができる。吸気リムは、らせん状に巻かれ、且つ第一の長尺状部材の隣接する巻き間に結合される第二の長尺状部材を含むことができ、第二の長尺状部材は、第一の長尺状管のルーメンの少なくとも一部を形成する。呼吸回路は、患者からの呼気ガスを輸送するための呼気リムを含むことができる。呼気リムは、入口及び出口を含むことができる。呼気リムは、第二のルーメンを取り囲む第二の管を含む第三の長尺状部材を含むことができる。第二のルーメンは、呼気ガスのバルク流を収容するように構成され得、及び第二の管は、水蒸気に対して透過性であり、且つ液体の水及び呼気ガスのバルク流に対して実質的に不透過性である。
【0007】
呼気管の壁は、水蒸気に対して透過性であり、且つ液体の水及び呼気ガスのバルク流に対して実質的に不透過性である発泡ポリマーを含むことができる。発泡ポリマーは、全体に分散されたセルボイドを有する中実の熱可塑性エラストマー材料を含むことができる。吸気リムの第一のルーメンは、平滑なボアを有することができる。吸気リムの第二の長尺状部材は、少なくとも1つの加熱素子を取り囲むことができる。吸気リムの第一の長尺状部材は、長さ方向の断面において、複数のバブルであって、ルーメンにおいて平坦な面を有する、複数のバブルを形成できる。吸気リムの第二の長尺状部材は、少なくとも1つの加熱素子を取り囲むことができ、少なくとも1つの吸気加熱素子は、複数のバブルのうちのバブルと吸気中心ボアとの間にある。呼気リムの第三の長尺状部材は、波形であり得る。第一の長尺状管は、そのルーメン内に加熱素子を取り囲むことができる。呼気リムの第三の長尺状部材は、第二のルーメン内に加熱素子を取り囲むことができる。呼気リムの第三の長尺状部材は、第二の管の内壁に取り付けられた加熱素子を含むことができる。呼気リムの第三の長尺状部材は、第二の管の壁内に埋め込まれた加熱素子を含むことができる。第二の管は、第二のルーメンに隣接する内面を有することができ、及び呼気リムは、内面の周囲に円周方向に配置され、且つ入口と出口との間で概して長さ方向に整列された複数の補強リブをさらに含む。
【0008】
デバイスは、呼吸回路を含むことができる。呼吸回路は、ガス源からの吸気ガス流を受け取るように構成された吸気管を含むことができ、吸気管は、吸気入口と、吸気出口と、吸気中心ボアを取り囲む壁とを含む。吸気管の内壁は、平滑であり得る。呼吸回路は、患者からの呼気ガス流を受け取るように構成された呼気管を含むことができる。呼気管は、呼気入口と、呼気出口と、呼気中心ボアを取り囲む壁とを含むことができる。呼気管の内壁は、波形であり得る。呼気管の壁は、水蒸気に対して透過性であり、且つそれ通って流れる液体及び呼気ガスのバルク流に対して実質的に不透過性であり得る。
【0009】
呼気管の壁は、水蒸気に対して透過性であり、且つ液体の水及び呼気ガスのバルク流に対して実質的に不透過性である発泡ポリマーを含むことができる。吸気管は、その中心ボア内に加熱素子を取り囲むことができる。吸気管は、その内壁に取り付けられた加熱素子を含むことができる。吸気管は、その壁内に埋め込まれた加熱を含むことができる。呼気管は、その中心ボア内に加熱素子を含むことができる。呼気管は、その内壁に取り付けられた加熱素子を含むことができる。呼気管は、その内壁に埋め込まれた加熱素子を含むことができる。吸気管は、長さ方向の断面において、複数のバブルであって、ルーメンにおいて平坦な面を有する、複数のバブルを含むことができる。吸気管は、少なくとも1つの加熱素子を含むことができ、少なくとも1つの吸気加熱素子は、複数のバブルのうちのバブルと吸気中心ボアとの間にある。呼気管は、内面の周囲に円周方向に配置され、且つ入口と出口との間で概して長さ方向に整列された複数の補強リブを含むことができる。呼吸回路は、患者への吸気ガス流を加湿するように構成された加湿器を含むことができる。加湿器は、液体の体積を貯蔵するように構成され、且つ吸気ガス流と流体連通するように構成された加湿チャンバを含むことができる。加湿器は、吸気ガス流が蒸気によって加湿されるように、加湿チャンバ内の液体の体積を加熱して蒸気を生成するように構成されたヒータを含むことができる。
【0010】
呼吸器は、患者への吸気ガス流を加湿するように構成された加湿器を含むことができる。呼吸器は、加湿器からの吸気ガス流を受け取るように構成された吸気管を含むことができる。吸気管は、吸気入口と、吸気出口と、吸気中心ボアを取り囲む壁とを含むことができる。吸気管の内壁は、平滑であり得る。呼吸器は、患者からの呼気ガス流を受け取るように構成された呼気管を含むことができる。呼気管は、呼気入口と、呼気出口と、呼気中心ボアを取り囲む壁とを含むことができる。呼気中心ボアは、波形であり得る。呼気管の壁は、水蒸気に対して透過性であり、且つそれ通って流れる液体及び呼気ガスのバルク流に対して実質的に不透過性であり得る。
(【0011】以降は省略されています)

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