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公開番号2025160131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2025062654
出願日2025-04-04
発明の名称情報処理方法、プログラム、及び情報処理装置
出願人株式会社リーディングマーク
代理人個人,個人
主分類G06Q 10/0639 20230101AFI20251015BHJP(計算;計数)
要約【課題】サーベイに対する従業員の回答に応じて各従業員に対する対応に関する各種のアドバイスを適切に提示することが可能な情報処理方法等を提供する。
【解決手段】コンピュータは、職場に関するサーベイに対する従業員の回答に基づいて算出された複数のカテゴリのそれぞれに対するスコアを取得する。また、コンピュータは、前記従業員の対応に関する質問を受け付ける。そして、コンピュータは、受け付けた質問と、各カテゴリに対するスコアとに基づいて、言語モデルを用いて前記従業員の対応に関するアドバイスを生成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
職場に関するサーベイに対する従業員の回答に基づいて算出された複数のカテゴリのそれぞれに対するスコアを取得し、
前記従業員の対応に関する質問を受け付け、
受け付けた前記質問と、各カテゴリに対するスコアとに基づいて、言語モデルを用いて前記従業員の対応に関するアドバイスを生成する
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
受け付けた前記質問と、各カテゴリに対するスコアとに基づいて、前記従業員の対応に関するアドバイスの生成を指示するプロンプトを作成し、
作成した前記プロンプトを前記言語モデルに入力して、前記言語モデルで生成された、前記従業員の対応に関するアドバイスを取得する
処理を前記コンピュータが実行する請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項３】
前記複数のカテゴリのそれぞれについて、各カテゴリに対するスコアに応じた文章を作成し、
受け付けた前記質問と、各カテゴリについて作成した文章とを含む前記プロンプトを作成する
処理を前記コンピュータが実行する請求項２に記載の情報処理方法。
【請求項４】
各カテゴリに対応付けて文章のテンプレートが記憶部に記憶してあり、
各カテゴリについて、前記文章のテンプレートに、各カテゴリに対するスコアに応じた文言を挿入して、前記スコアに応じた文章を作成する
処理を前記コンピュータが実行する請求項３に記載の情報処理方法。
【請求項５】
前記サーベイに対する前記従業員の回答を定期的に取得し、
定期的に取得した複数の回答から算出された各カテゴリに対するスコアに基づいて算出された各カテゴリに対するスコアの時間変化を取得し、
受け付けた前記質問と、各カテゴリに対するスコアと、前記各カテゴリに対するスコアの時間変化とに基づいて前記プロンプトを作成する
処理を前記コンピュータが実行する請求項２～４のいずれか１つに記載の情報処理方法。
【請求項６】
前記従業員の対応に関して予め用意された複数の質問のいずれかの選択を受け付ける
処理を前記コンピュータが実行する請求項１～４のいずれか１つに記載の情報処理方法。
【請求項７】
前記従業員の性格検査に対する検査結果を取得し、
取得した前記検査結果と、受け付けた前記質問と、各カテゴリに対するスコアとに基づいて、前記言語モデルを用いて前記従業員の対応に関するアドバイスを生成する
処理を前記コンピュータが実行する請求項１～４のいずれか１つに記載の情報処理方法。
【請求項８】
前記スコアは、前記従業員の職場環境及び仕事内容に関する心理状態を表す複数のカテゴリに対するスコアと、前記複数のカテゴリに対するスコアに基づいて算出され前記従業員の状態を表す総合スコアとを含む
請求項１～４のいずれか１つに記載の情報処理方法。
【請求項９】
前記複数のカテゴリに対するスコアを表示し、前記従業員の対応に関する質問を受け付けるための操作ボタンを有する画面を出力し、
前記操作ボタンに対する操作を受け付けた場合、前記従業員の対応に関して用意された複数の質問の選択肢を表示する画面を出力し、
前記選択肢のいずれかの選択を受け付けた場合、選択された質問と、前記各カテゴリに対するスコアとに基づいて生成された前記アドバイスを表示する画面を出力する
処理を前記コンピュータが実行する請求項１～４のいずれか１つに記載の情報処理方法。
【請求項１０】
前記職場に設けられた組織毎に、各組織に所属する従業員の各カテゴリに対するスコアに基づき、各組織における各カテゴリに対するスコアを算出し、
いずれかの組織の従業員の対応に関する質問を受け付け、
受け付けた前記質問と、前記組織における各カテゴリに対するスコアとに基づき、言語モデルを用いて前記組織の従業員の対応に関するアドバイスを生成する
処理を前記コンピュータが実行する請求項１～４のいずれか１つに記載の情報処理方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理方法、プログラム、及び情報処理装置に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
職場等において、離職率の低下及び生産性の向上を目的として、従業員の心理状態を把握するためのエンゲージメントサーベイが行われている。特許文献１では、サーベイに対する従業員の回答に加えて、従業員の性格検査に対する検査結果を考慮して、各従業員が行うべきアクション、各従業員の上司又は人事部の担当者等（以下ではまとめて上司と記載する）が行うべきアクションをアドバイスする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第７２２９４９４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上司が行うべきアクションは、同じアクションであっても、対象とする従業員の性格及び心理状態等を考慮して行うことが重要であり、誤ったアクションを行うと従業員のモチベーション又はエンゲージメントの低下を招く可能性がある。よって、サーベイ結果から分かる従業員の状態を把握した上で適切なアクションを行う必要がある。従って、上司は、対象の従業員に対して行うべきアクションだけでなく、アクションを行う上での注意点、サーベイ結果から分かる従業員の状態等に関する説明を要望することが考えられる。しかし、特許文献１に開示の技術では、このような要望に応えることは困難である。
【０００５】
一つの側面では、サーベイに対する従業員の回答に応じて各従業員に対する対応に関する各種のアドバイスを適切に提示することが可能な情報処理方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
一つの側面に係る情報処理方法は、職場に関するサーベイに対する従業員の回答に基づいて算出された複数のカテゴリのそれぞれに対するスコアを取得し、前記従業員の対応に関する質問を受け付け、受け付けた前記質問と、各カテゴリに対するスコアとに基づいて、言語モデルを用いて前記従業員の対応に関するアドバイスを生成する処理をコンピュータが実行する。
【発明の効果】
【０００７】
一つの側面では、サーベイに対する従業員の回答に応じて各従業員に対する対応に関する各種のアドバイスを適切に提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
情報処理システムの構成例を示す説明図である。
サーバ及び上司端末の構成例を示すブロック図である。
性格検査ＤＢ及びサーベイＤＢのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
従業員ＤＢのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
プロンプト作成用テーブルの一例を示す説明図である。
プロンプト作成用テーブルの一例を示す説明図である。
プロンプト作成用テーブルの一例を示す説明図である。
アドバイスの提示処理手順の一例を示すフローチャートである。
画面例を示す説明図である。
画面例を示す説明図である。
画面例を示す説明図である。
組織用のプロンプト作成用テーブルの構成例を示す説明図である。
組織用のプロンプト作成用テーブルの構成例を示す説明図である。
実施形態２のアドバイスの提示処理手順の一例を示すフローチャートである。
画面例を示す説明図である。
画面例を示す説明図である。
画面例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に、本開示の情報処理方法、プログラム、及び情報処理装置について、その実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
【００１０】
（実施形態１）
図１は、情報処理システムの構成例を示す説明図である。本実施形態では、企業等に属する従業員の性格検査の検査結果と、職場に関するサーベイ（アンケート）の回答結果とに基づいて従業員の状態を判定し、上司（当該従業員の上司又は人事部の担当者等）が当該従業員に対して対応（アクション、サポート）を行う際のアドバイス及び解説（説明）を提示する情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、汎用の大規模言語モデル（ＬＬＭ：Large Language Models）を用いて、各種のアドバイス及び解説（説明）を生成する。本実施形態では、大規模言語モデルに入力する言語として日本語を用いる例で説明するが、他の言語を用いる構成でもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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