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公開番号
2025159764
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2024062495
出願日
2024-04-09
発明の名称
ねじ締結部の止水具
出願人
若井ホールディングス株式会社
代理人
主分類
F16B
25/00 20060101AFI20251015BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】下地材に対する外壁材のねじ留め部分に、十分な止水性を確保することができる止水具を提供する。
【解決手段】ねじ山dの外径よりも大径となる貫通孔4が設けられた環状のパッキン部2と、このパッキン部2のねじaの頭部bが重なる面と反対側の面に、前記貫通孔4の軸心方向に沿って長く伸びるように設けられた脚部3とからなるねじ締部の止水具1であり、前記脚部3は、貫通孔4の軸心と対面するように位置する面がねじ山dの螺合面5となり、前記脚部3における螺合面5のパッキン部2側の端面5´が、前記貫通孔4に対して径方向の内側の一部に臨む配置で設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
組み合わせ使用するねじの軸部を挿通するため、前記軸部に形成されているねじ山の外径よりも大径となる貫通孔が設けられた環状のパッキン部と、このパッキン部のねじの頭部が重なる面と反対側の面に、前記貫通孔の軸心方向に沿って長く伸びるように設けられた脚部とからなるねじ締部の止水具であり、前記脚部は、貫通孔の軸心方向と対面するように位置する面が、前記ねじにおける軸部に形成したねじ山の螺合面となり、前記パッキン部に対して脚部は、この脚部における螺合面のパッキング部側の端部が、貫通孔の内周面における一部の位置おいて、前記貫通孔の径方向の内側に臨む配置で設けられ、前記貫通孔の内周面でその軸心を挟んで前記螺合面と反対側に位置する部位と前記螺合面の関係を、前記反対側位置の部位における軸心方向の仮想延長線と前記螺合面までの間隔が、前記ねじのねじ山外径に対して等しいか広くなるように設定されているねじ締部の止水具。
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【請求項2】
上記パッキン部の貫通孔の内径がφD、上記貫通孔の内周面で螺合面と対向する位置関係にある部分の軸心方向の仮想延長線と前記螺合面までの距離をD´とするとき、φD>D´である請求項1に記載のねじ締部の止水具。
【請求項3】
上記貫通孔の内周面で螺合面と対向する位置関係にある部分の軸心方向の仮想延長線と前記螺合面までの距離をD´、組み合わせ使用するねじのねじ山外径をφdとするとき、D´≧φd(D´max≒0.5mm+φd)である請求項1又は2に記載のねじ締部の止水具。
【請求項4】
上記貫通孔の中心が、上記パッキン部の外周における中心に対して偏心している請求項1に記載のねじ締部の止水具。
【請求項5】
上記パッキン部に対する貫通孔の偏心方向を、脚部の螺合面と直角でパッキング部の外径の中心を通る径方向の中心線上で、前記パッキン部の外径の中心を挟んで螺合面と反対側に、貫通孔の中心が位置するように設定されている請求項4に記載のねじ締部の止水具。
【請求項6】
ねじ締部の止水具上記パッキン部の貫通孔にねじの軸部を挿入した際、前記貫通孔の内周面と前記ねじの軸部の表面との間で、このねじの軸部を挟む両側の位置に、前記パッキン部の変形を許容するための隙間が形成されている請求項1に記載のねじ締部の止水具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、ねじ締結部に防水を確保するための止水具、具体的には、建物のリフォーム等において、建物の外壁に外付け部材を取付けるため、外壁における下地材に形成されたねじ孔を、外付け部材の取り外し後にねじをねじ込んで埋める場合に用い、このねじ孔にねじ込んだねじの螺締部分に防水性を持たせることができるようにしたねじ締結部の止水具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、厚さが比較的薄い鋼板製の下地材を用い、これに被留め付け部材である外壁材をねじで固定して外壁が形成された建物において、リフォーム等のために外壁の外側に仮設足場を構築しようとする場合、仮設足場の起立強度の確保を外壁の下地材からとることが行われており、この場合、外壁の下地材に外付け部材である接合具をねじ止め固定し、この接合具を介して仮設足場と外壁を繋ぐようにしている。
【0003】
下地材への接合具の固定方法は、外壁材から下地材に対して、使用せんとするねじの谷径に見合う直径のねじ孔を新規に穿ち、この下孔にねじ込んだねじで接合具をねじ止めする場合と、外壁材を固定する既存のねじを下地材から取り外し、下地材に残ったねじ孔を用いるか、このねじ孔を拡径して下孔に使用することで接合具をねじ止めする場合があり、何れの場合も、接合具の撤去後に、外壁材と下地材に残ったねじ孔は、再度ねじをねじ込んで埋め、室内側への雨水の浸入を防ぐようにしなければならない。
【0004】
なお、厚さが比較的薄い鋼板製の下地材を用いたような外壁における外壁材の固定は、自然の風雨に耐えるよう複数個所をねじ止め固定するが、外壁に仮設足場の起立強度を保持させようとする場合、外壁材の固定ねじよりも大きな負荷がかかる場合があるので、接合材のねじ止めに用いるねじは、下地材に外壁材を固定するために用いたねじよりも大径のねじを用いる必要があり、このため、接合具を固定する場合に外壁材から下地材に設ける下孔は、外壁材を固定するねじの場合よりも大径になり、当然ながら、この下孔にねじをねじ込んで形成されるねじ孔は、外壁材を固定するねじのねじ孔よりも大径になる。
【0005】
また、接合具を取付ける場合、上記したように、外壁材と下地材に下孔を新規に設ける場合とは別に、外壁材を固定するねじを取り外し、そのねじ孔を大径の下孔に拡径し、この下孔に大径のねじをねじ込むことになる。
【0006】
このような接合具の固定条件下において、工事の終了後に仮設足場を解体し、ねじと共に接合具を取り外すと、外壁材と下地材には接合具を取り外した部分に、外壁材を固定するねじの場合よりも大径のねじ孔が残ることになる。
【0007】
大径のねじ孔を閉鎖する簡単な方法は、接合具の取付けに用いた大径のねじを用い、これを外壁材と下地材のねじ孔にねじ込んで閉鎖すればよい。
【0008】
しかしながら、上述したような条件で構築されている外壁の外壁材固定構造は、外壁材を下地材に固定するために用いる多数個のねじに、同じサイズのものを揃えて用い、これを規則的に配列することで、外壁の外面における仕上がりの見た目の美観向上が図られているのが一般的である。
【0009】
このため、接合具を取り外した跡の大径のねじ孔を、外壁材を固定するねじよりも大きなサイズのねじで閉じると、閉じた部分のねじの頭部が外壁材を固定するねじの頭部よりも大きくなり、ねじ頭部の配列に対して部分的に目立つことになり、頭部配列の統一感が崩れることで外壁の見た目の美観を損ねることになる。
【0010】
従って、美観の低下を防ぐには、外壁材と下地材に形成された大径のねじ孔を、外壁材の固定に使用されているねじと同じサイズの小径のねじで閉じることができるようにし、外壁の外面に並ぶ頭部の大きさを揃えるようにする必要がある。
(【0011】以降は省略されています)
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