TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025159372
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-21
出願番号2024061844
出願日2024-04-08
発明の名称防災用地図作成方法
出願人学校法人加計学園,西部技術コンサルタント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06T 17/05 20110101AFI20251014BHJP(計算;計数)
要約【課題】
防災上の危険個所を高精度で特定することができる防災用地図を、手動によるデータ加工を行うことなく生成することができる防災用地図の作成方法を提供する。
【解決手段】
危険個所を把握可能な防災用地図を作成する防災用地図の作成方法において、上空から地上を計測した三次元点群データからなるオリジナルデータを取得するオリジナルデータ取得工程と、コンピュータを用いて、オリジナルデータにおける地表近傍の点のみを自動的に抽出する地表近傍データを自動生成する地表近傍データ生成工程と、コンピュータを用いて、地表近傍データを内挿補間してグリッドデータを自動的に生成するグリッドデータ生成工程とを経ることによって、防災用地図を作成する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
危険個所を把握可能な防災用地図を作成する防災用地図の作成方法であって、
上空から地上を計測した三次元点群データからなるオリジナルデータを取得するオリジナルデータ取得工程と、
コンピュータを用いて、オリジナルデータにおける地表近傍の点のみを自動的に抽出する地表近傍データを自動生成する地表近傍データ生成工程と、
コンピュータを用いて、地表近傍データを内挿補間してグリッドデータを自動的に生成するグリッドデータ生成工程と、
を経ることを特徴とする防災用地図の作成方法。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
地表近傍データ生成工程が、
オリジナルデータにおいて鉛直方向に分布して幅を持った状態で表れる点群のうち、各地点の最下点から所定高さHを超える点群を、コンピュータで自動的に除去する
ことによって行われる
請求項1記載の防災用地図の作成方法。
【請求項3】
所定高さHが、10~100cmとされた請求項2記載の防災用地図の作成方法。
【請求項4】
グリッドデータ生成工程における内挿補間が、Kringing法によって行われる請求項3記載の防災用地図の作成方法。
【請求項5】
オリジナルデータ取得工程において、10点/m

以上の密度で点群を計測する請求項4記載の防災用地図の作成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、危険個所を把握可能な防災用地図を作成する防災用地図の作成方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
上空から地上へレーザーを照射して三次元点群データを取得し、その三次元点群データをコンピュータで処理することにより、地形図を作成することが行われている。このようにして得られた地形図を用いると、地上の起伏等を三次元的に解析することができ、落石や崖崩れ等が起こりそうな危険個所を特定し得る。このため、その地形図を防災分野で利用することが期待されており、それについての研究が活発になされるようになってきている。
【0003】
例えば、非特許文献1では、三次元点群データから生成した地形量図に基づいて、落石が発生しそうな場所を検出する方法の検討が為されている。また、非特許文献2には、土砂流による移動土砂量の調査方法として、レーザー測量を用いたものが紹介されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
▲崎▼田晃基他,“地形量図を用いたサポートベクトルマシンによる落石発生源の検出”,2022,地盤工学ジャーナル,Vol.17,No。2,pp.147-157
池田暁彦,“土砂流規模の推定と施設効果に関する現地調査”,2021,砂防学会誌,Vol.74,No.3,pp.91-95
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、三次元点群データから地形図を作成する際には、三次元点群データを、碁盤の目状のグリッドデータに変換することが多い。このグリッドデータに変換することによってはじめて、地表の起伏等を解析することが可能となる。
【0006】
しかし、従来は、三次元点群データのオリジナルデータ(生データ)からグリッドデータに直接変換するのではなく、そのオリジナルデータから地表を表す点群を抽出したグラウンドデータを作成し、そのグラウンドデータをグリッドデータに変換することが行われている。というのも、オリジナルデータには、樹木や建築物等の地表遮蔽物を計測した点群も含まれており、点群が鉛直方向に分布して幅を持った状態で表れるため、これをそのまま用いたのでは、グリッドデータを生成することができないからである。
【0007】
ところが、グラウンドデータを作成する際に行う、地表を表す点群の抽出は、通常、手動で行われる。既に述べたように、オリジナルデータには、点群が鉛直方向に分布して幅を持った状態で表れるところ、作業者が、その点群から各地点の最低点を抽出していく。ただし、地表遮蔽物で完全に覆われているような箇所は、地表に該当する点群がオリジナルデータから欠落しているため、その箇所の点は、作業者が補間していくことになる。作業者は、現地の状況を写真等で確認することができず、そのオリジナルデータのみを頼りに上記の作業を行う。このため、作業者には、高度な技術が要求されるし、グラウンドデータの作成には、膨大な手間を要する。
【0008】
また、上記の作業者による作業が、防災上の危険個所の把握に仇となるおそれもある。というのも、危険個所では、地表の起伏がなだらかに変化していることは稀で、起伏が激しく特徴的に変化していることが多いところ、作業者による上記の作業では、その特徴的な起伏の変化が地表遮蔽物によるものとして除去されてしまうおそれがあるからである。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、防災上の危険個所を高精度で特定することができる防災用地図を、手動によるデータ加工を行うことなく生成することができる防災用地図の作成方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題は、
危険個所を把握可能な防災用地図を作成する防災用地図の作成方法であって、
上空から地上を計測した三次元点群データからなるオリジナルデータを取得するオリジナルデータ取得工程と、
コンピュータを用いて、オリジナルデータにおける地表近傍の点のみを自動的に抽出する地表近傍データを自動生成する地表近傍データ生成工程と、
コンピュータを用いて、地表近傍データを内挿補間してグリッドデータを自動的に生成するグリッドデータ生成工程と、
を経ることを特徴とする防災用地図の作成方法
を提供することによって解決される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

学校法人加計学園
防災用地図作成方法
11日前
学校法人加計学園
ダイヤモンドライクカーボン膜の評価方法
3か月前
国立大学法人東京科学大学
燃料デブリの固化方法および固化体
1か月前
個人
詐欺保険
18日前
個人
縁伊達ポイン
18日前
個人
RFタグシート
5日前
個人
QRコードの彩色
22日前
個人
ペルソナ認証方式
2日前
個人
地球保全システム
1か月前
個人
自動調理装置
4日前
個人
冷凍食品輸出支援構造
1か月前
個人
為替ポイント伊達夢貯
1か月前
個人
残土処理システム
24日前
個人
表変換編集支援システム
1か月前
個人
農作物用途分配システム
17日前
個人
タッチパネル操作指代替具
11日前
個人
知財出願支援AIシステム
1か月前
個人
知的財産出願支援システム
25日前
個人
インターネットの利用構造
1日前
個人
パスワード管理支援システム
1か月前
個人
携帯端末障害問合せシステム
10日前
個人
AIによる情報の売買の仲介
2か月前
個人
スケジュール調整プログラム
10日前
個人
行動時間管理システム
1か月前
個人
AIキャラクター制御システム
1か月前
個人
エリアガイドナビAIシステム
2日前
個人
食品レシピ生成システム
1か月前
個人
海外支援型農作物活用システム
1か月前
株式会社アジラ
進入判定装置
2か月前
株式会社キーエンス
受発注システム
1か月前
株式会社キーエンス
受発注システム
1か月前
個人
パスポートレス入出国システム
2か月前
日本精機株式会社
施工管理システム
2か月前
個人
システム及びプログラム
1か月前
株式会社キーエンス
受発注システム
1か月前
個人
音声対話型帳票生成支援システム
1か月前
続きを見る