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公開番号2025159344
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-20
出願番号2024194759
出願日2024-11-06
発明の名称ネットワークノード及び通信方法
出願人株式会社NTTドコモ
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04W 12/08 20210101AFI20251010BHJP(電気通信技術)
要約【課題】制御用セッションと信号伝送用セッションの対応付けを明確にすること。
【解決手段】ネットワークノードは、制御用の第1のTLS(Transport layer security)セッションにおいてハンドシェイクID及び第1のタイマ値をSEPP(Security Edge Protection Proxy)に送信する送信部と、前記ハンドシェイクID及び第2のタイマ値を前記第1のTLSセッションを介して前記SEPPから受信する受信部と、前記第1のTLSセッションで交渉した暗号化方式を適用する信号伝送用の第2のTLSセッションを前記SEPPと確立する制御部とを有し、前記送信部は、前記第2のTLSセッションを確立した直後に、前記ハンドシェイクIDを含むHTTP(Hypertext Transfer Protocol)のOPTIONSメソッドの信号を前記第2のTLSセッションを介して前記SEPPに送信する。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
制御用の第1のTLS(Transport layer security)セッションにおいてハンドシェイクID及び第1のタイマ値をSEPP(Security Edge Protection Proxy)に送信する送信部と、
前記ハンドシェイクID及び第2のタイマ値を前記第1のTLSセッションを介して前記SEPPから受信する受信部と、
前記第1のTLSセッションで交渉した暗号化方式を適用する信号伝送用の第2のTLSセッションを前記SEPPと確立する制御部とを有し、
前記送信部は、前記第2のTLSセッションを確立した直後に、前記ハンドシェイクIDを含むHTTP(Hypertext Transfer Protocol)のOPTIONSメソッドの信号を前記第2のTLSセッションを介して前記SEPPに送信し、
前記制御部は、前記第2のタイマ値で満了するタイマを開始し、前記タイマが満了した場合、前記送信部にHTTPのOPTIONSメソッドの信号を前記第2のTLSセッションを介して前記SEPPに送信させるネットワークノード。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第2のTLSセッションで送受信が発生した場合前記タイマをリセットし再度開始する請求項1記載のネットワークノード。
【請求項3】
前記制御部は、前記第2のタイマ値が設定されていない場合、前記第1のタイマ値で満了するタイマを開始し、前記タイマが満了した場合、前記送信部にHTTPのOPTIONSメソッドの信号を前記第2のTLSセッションを介して前記SEPPに送信させる請求項1記載のネットワークノード。
【請求項4】
制御用の第1のTLS(Transport layer security)セッションにおいてハンドシェイクID及び第1のタイマ値をSEPP(Security Edge Protection Proxy)から受信する受信部と、
前記ハンドシェイクID及び第2のタイマ値を前記第1のTLSセッションを介して前記SEPPに送信する送信部と、
前記第1のTLSセッションで交渉した暗号化方式を適用する信号伝送用の第2のTLSセッションを前記SEPPと確立する制御部とを有し、
前記受信部は、前記第2のTLSセッションを確立した直後に、前記ハンドシェイクIDを含むHTTP(Hypertext Transfer Protocol)のOPTIONSメソッドの信号を前記第2のTLSセッションを介して前記SEPPから受信し、
前記制御部は、前記受信部がHTTPのOPTIONSメソッドの信号を前記第2のTLSセッションを介して前記SEPPから受信したとき、前記送信部に応答を前記SEPPに送信させるネットワークノード。
【請求項5】
前記制御部は、前記第2のタイマ値で満了するタイマを開始し、前記タイマが満了してからある期間が経過後、かつ、HTTPのOPTIONSメソッドの信号を前記第2のTLSセッションを介して前記SEPPから受信しない場合、前記第2のTLSセッションを解放する請求項1記載のネットワークノード。
【請求項6】
制御用の第1のTLS(Transport layer security)セッションにおいてハンドシェイクID及び第1のタイマ値をSEPP(Security Edge Protection Proxy)に送信する手順と、
前記ハンドシェイクID及び第2のタイマ値を前記第1のTLSセッションを介して前記SEPPから受信する手順と、
前記第1のTLSセッションで交渉した暗号化方式を適用する信号伝送用の第2のTLSセッションを前記SEPPと確立する手順と、
前記第2のTLSセッションを確立した直後に、前記ハンドシェイクIDを含むHTTP(Hypertext Transfer Protocol)のOPTIONSメソッドの信号を前記第2のTLSセッションを介して前記SEPPに送信する手順と、
前記第2のタイマ値で満了するタイマを開始し、前記タイマが満了した場合、HTTPのOPTIONSメソッドの信号を前記第2のTLSセッションを介して前記SEPPに送信する手順とをネットワークノードが実行する通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システムにおけるネットワークノード及び通信方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)では、システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化等を実現するために、5GあるいはNR(New Radio)と呼ばれる無線通信方式(以下、当該無線通信方式を「5G」あるいは「NR」という。)の検討が進んでいる。5Gでは、10Gbps以上のスループットを実現しつつ無線区間の遅延を1ms以下にするという要求条件を満たすために、様々な無線技術の検討が行われている。
【0003】
NRでは、LTE(Long Term Evolution)のネットワークアーキテクチャにおけるコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)に対応する5GC(5G Core Network)及びLTEのネットワークアーキテクチャにおけるRAN(Radio Access Network)であるE-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)に対応するNG-RAN(Next Generation - Radio Access Network)を含むネットワークアーキテクチャが検討されている(例えば非特許文献1及び非特許文献2)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
3GPP TS 23.501 V18.6.0 (2024-06)
3GPP TS 23.502 V18.6.0 (2024-06)
3GPP TS 29.573 V18.7.0 (2024-06)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
5GCでは、事業者間インタフェースとしてN32を規定している。在圏網(Visited Public Land Mobile Network, VPLMN)とホーム網(Home Public Land Mobile Network, HPLMN)のNFが通信する際には、網の境界に配置されるSEPP(Security Edge Protection Proxy)という装置間で、N32接続(N32 connection)を確立し、その通信パスの中に必要な信号を含めて通信する。2つのPLMNは、SEPPにセキュリティ機能を追加した中継装置(HTTPプロキシ相当+アルファ)として、互いに通信をやり取りする。
【0006】
N32は制御用のN32-c、信号伝送用のN32-fの2種類のインタフェースから構成される。現状、N32-cとN32-fの対応付けが不完全であり、SEPPがN32-f用TLS(Transport layer security)セッションの妥当性の検証が困難であった。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、制御用セッションと信号伝送用セッションの対応付けを明確にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
開示の技術によれば、制御用の第1のTLS(Transport layer security)セッションにおいてハンドシェイクID及び第1のタイマ値をSEPP(Security Edge Protection Proxy)に送信する送信部と、前記ハンドシェイクID及び第2のタイマ値を前記第1のTLSセッションを介して前記SEPPから受信する受信部と、前記第1のTLSセッションで交渉した暗号化方式を適用する信号伝送用の第2のTLSセッションを前記SEPPと確立する制御部とを有し、前記送信部は、前記第2のTLSセッションを確立した直後に、前記ハンドシェイクIDを含むHTTP(Hypertext Transfer Protocol)のOPTIONSメソッドの信号を前記第2のTLSセッションを介して前記SEPPに送信し、前記制御部は、前記第2のタイマ値で満了するタイマを開始し、前記タイマが満了した場合、前記送信部にHTTPのOPTIONSメソッドの信号を前記第2のTLSセッションを介して前記SEPPに送信させるネットワークノードが提供される。
【発明の効果】
【0009】
開示の技術によれば、制御用セッションと信号伝送用セッションの対応付けを明確にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
通信システムの例を説明するための図である。
ローミング環境下の通信システムの例(1)を説明するための図である。
ローミング環境下の通信システムの例(2)を説明するための図である。
事業者間の通信信号を説明するための図である。
N32-cの構成例(1)を説明するための図である。
N32-fの構成例(1)を説明するための図である。
N32-cの構成例(2)を説明するための図である。
N32-fの構成例(2)を説明するための図である。
N32の構成例(1)を説明するための図である。
N32の構成例(2)を説明するための図である。
本発明の実施の形態におけるN32の構成例(1)を説明するための図である。
本発明の実施の形態におけるN32の構成例(2)を説明するための図である。
本発明の実施の形態におけるN32の構成例(3)を説明するための図である。
本発明の実施の形態におけるN32の構成例(4)を説明するための図である。
本発明の実施の形態におけるN32の構成例(5)を説明するための図である。
本発明の実施の形態における基地局10の機能構成の一例を示す図である。
本発明の実施の形態における端末20の機能構成の一例を示す図である。
本発明の実施の形態における基地局10及び端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。
本発明の実施の形態における車両2001の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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