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公開番号2025158960
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2025062132
出願日2025-04-03
発明の名称患者に刺激を与えるためのシステム
出願人ビオトロニーク ソシエタス ヨーロピア ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト,BIOTRONIK SE & Co. KG
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61N 1/362 20060101AFI20251009BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、患者に刺激を与えるためのシステム、方法、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】本開示は、患者に刺激を与える、詳細には患者の心臓の左束分岐領域に刺激を与えるためのシステム(100)に関し、システムは、刺激パルス発生器(10)と、患者と係合するための遠位端、および発生器と係合するための近位端を有する少なくとも1つの電極(30)であって、電極が、患者の心臓の中隔に少なくとも部分的に植え込まれ、患者に刺激を与えるように構成され、遠位端が、中隔への植え込みを容易にするように構成された固定部を含む、電極(30)と、電極を植え込むために少なくとも1つの電極を誘導するための3次元開口部を有するシース(50)とを備え、発生器、電極、およびシースは、互いに組み合わせて使用するように適合されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
患者に刺激を与える、詳細には前記患者の心臓の左束分岐領域に刺激を与えるためのシステム(100)であって、前記システムが、
刺激パルス発生器(10)と、
前記患者と係合するための遠位端、および前記発生器と係合するための近位端を有する少なくとも1つの電極(30)であって、前記電極が、前記患者の前記心臓の中隔に少なくとも部分的に植え込まれ、前記患者に刺激を与えるように構成され、前記遠位端が、前記中隔への植え込みを容易にするように構成された固定部を含む、電極と、
電極前記を植え込むために前記少なくとも1つの電極を誘導するための3次元開口部を有するシース(50)と
を備え、
前記発生器、前記電極、および前記シースが、互いに組み合わせて使用するように適合されている、
システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記発生器が、前記心臓の前記中隔に植え込まれたときの前記電極、好ましくは前記電極の前記遠位端の位置を示すように構成された少なくとも1つの事前定義されたパラメータを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記発生器が、前記電極の前記遠位端の位置に依存するように構成された刺激および/または診断機能を含む、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記固定部が、0.1~5mm、好ましくは0.5~4mm、好ましくは1~3mm、最も好ましくは1.5~1.8mmの長さを有する螺旋構造を含み、前記螺旋構造が、前記電極の前記遠位端が前記中隔にねじ込まれることを可能にするように構成され、
前記螺旋構造が、好ましくは、前記螺旋構造が前記電極に少なくとも部分的に取り外し可能に取り付けられ得るように前記電極とは別個の部品である、
請求項1から3までのいずれか1項に記載のシステム。
【請求項5】
前記固定部が第1の極を含み、前記電極が、前記遠位端に近接して、好ましくは1~10mm、好ましくは2~9mm、好ましくは3~8mm、好ましくは4~7mm、好ましくは5~6mm前記遠位端から離間した間隔の第2の極を含み、前記第1および前記第2の極が前記患者に刺激を与えるように構成され、前記電極が好ましくは双極電極であり、
前記第2の極が、好ましくは、少なくとも0.5mm、好ましくは少なくとも1mm、好ましくは少なくとも1.5mm、好ましくは少なくとも2mm、および/または最大5mm、好ましくは最大4mm、好ましくは最大3mm、好ましくは最大2mmの前記電極の長手方向に沿った長さを有する、リングの形状を有することが好ましい、
請求項1から4までのいずれか1項に記載のシステム。
【請求項6】
前記シースが前記開口部に面する内面を有し、前記内面が前記電極の誘導を容易にするように構成される、請求項1から5までのいずれか1項に記載のシステム。
【請求項7】
前記刺激が左束分岐領域ペーシングを提供するように構成され、前記システムが好ましくは伝導系ペーシングシステムである、請求項1から6までのいずれか1項に記載のシステム。
【請求項8】
前記発生器が、植え込み型パルス発生器IPG、植え込み型除細動器ICD、除細動器による心臓再同期療法のための発生器CRT-D、ペースメーカーによる心臓再同期療法のための発生器CRT-Pのうちの1つまたは複数である、請求項1から7までのいずれか1項に記載のシステム。
【請求項9】
前記発生器が、前記電極の前記近位端と係合するための凹部(11)を含み、前記凹部が、前記電極が前記凹部と係合するときに前記電極に前記刺激を与えるための第1の極(12)および第2の極を(13)を含み、
前記発生器が、好ましくは、さらなる電極と係合するための第2の凹部(15)を含み、前記第2の凹部が、端子、好ましくはIS-1端子を含み、前記さらなる電極が、好ましくは、前記患者の前記心臓の左束分岐領域に刺激を与えるか、または
前記患者の前記心臓の左束分岐領域に刺激を与えない
ように植え込まれるように構成された電極である、
請求項1から8までのいずれか1項に記載のシステム。
【請求項10】
前記発生器が、前記電極が前記患者の前記心臓の前記左束分岐領域に植え込まれているか否かを示すように構成されたスイッチを含むプログラミングインターフェースを含み、
前記スイッチが、前記電極が前記患者の前記心臓の前記左束分岐領域に植え込まれたときに作動するように構成される、
請求項1から9までのいずれか1項に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、患者に刺激を与えるためのシステム、方法、およびコンピュータプログラムに関する。より具体的には、本発明は、心機能を強化し、さまざまな心臓疾患を治療するために、心臓の左束分岐領域に標的電気刺激を与えるためのシステムおよび方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【0002】
背景技術
不整脈を治療し、心機能を改善するために、ペースメーカーおよび植え込み型除細動器(ICD)などの心調律管理デバイスが、心臓に電気刺激を与えるために開発されている。従来のペーシングシステムは、通常、右心房および/または右心室で心臓を刺激して収縮を誘発する。しかしながら、これは、非生理学的活性化パターンをもたらし、同期不全心室収縮に起因する心不全を潜在的に引き起こすか、または悪化させる可能性がある。
【0003】
心臓再同期療法(CRT)は、通常、左心室と右心室の両方を刺激して心臓収縮を再同期させることを含む、心室同期不全のある心不全患者向けの貴重な手段として浮上してきた。従来、CRTは、心臓の表面に配置された心外膜リードを使用して、または左心室を間接的に刺激するために冠静脈洞内に配置された経静脈リードによって遂行される。
【0004】
最近の進歩は、心臓の自然な伝導路を模倣するために、直接左束分岐領域ペーシングなどのより生理学的なペーシング技法に焦点を当てている。左束分岐領域のペーシングは、心室のより同期した活性化の提供および心機能の改善において有望であるが、既存のシステムおよび方法は依然としてさまざまな課題に直面している。詳細には、先行技術は、左束分岐領域の植え込みおよび刺激を円滑に実行するために、すべての必要な構成要素をカバーする医学的に承認されたシステムを欠いている。
【0005】
本発明は、既知のシステムおよび方法に対する改善を導入することによってこれらの問題に対処しようとするものである。
【0006】
発明の概要
以下の説明から明らかになる上記の目的および他の目的は、独立請求項の主題によって解決される。好ましい実施形態は、従属請求項の主題である。
【0007】
本開示の第1の態様は、患者に刺激を与える、詳細には患者の心臓の左束分岐領域に刺激を与えるためのシステムに関し、システムは、刺激パルス発生器と、患者と係合するための遠位端、および発生器と係合するための近位端を有する少なくとも1つの電極であって、電極が、患者の心臓の中隔に少なくとも部分的に植え込まれ、患者に刺激を与えるように構成され、遠位端が、中隔への植え込みを容易にするように構成された固定部を含む、電極と、電極を植え込むために少なくとも1つの電極を誘導するための3次元開口部を有するシースとを備え、発生器、電極、およびシースは、互いに組み合わせて使用するように適合されている。
【0008】
システムは、植え込みおよび刺激のために容易に使用することができる構成要素、すなわち発生器、電極、およびシースの組合せセットを提供するという利点を有する。さらに、これらの構成要素は、互いに組み合わせて使用するように適合されているので、それらは医学的に承認されることが可能である。したがって、これは、承認適応症外使用を必要とする既知の個々の構成要素を超える利点を提供する。システムは、心機能を強化し、さまざまな心臓疾患を治療するというさらなる利点を有する。システムは、伝導系ペーシングシステムであり得る。
【0009】
システムのさらなる実施形態では、発生器は、心臓の中隔に植え込まれたときの電極、好ましくは電極の遠位端の位置を示すように構成された少なくとも1つの事前定義されたパラメータを含む場合がある。
【0010】
システムのさらなる実施形態では、発生器は、電極の遠位端の位置に依存するように構成された刺激および/または診断機能を含む場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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