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公開番号
2025158270
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-17
出願番号
2024060648
出願日
2024-04-04
発明の名称
バッテリーマネージメントシステム、および、バッテリーマネージメント方法
出願人
Astemo株式会社
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
G01R
31/389 20190101AFI20251009BHJP(測定;試験)
要約
【課題】 車載バッテリーの交流インピーダンス測定時間を短縮し、交流インピーダンス測定時の車載バッテリーに対する充放電負荷を軽減できる、バッテリーマネージメントシステムを提供する。
【解決手段】 車載バッテリーの電圧を測定して電圧データを伝送する電圧データ伝送ステップと、車載バッテリーに充放電される電流を測定して電流データを伝送する電流データ伝送ステップと、電圧データと電流データに基づいて車載バッテリーを管理するバッテリー管理ステップと、を備え、バッテリー管理ステップでは、所定の交流信号を車載バッテリーへ印加せずに測定した、電圧データと電流データに基づいて、単電池セルの交流インピーダンスを演算する第1演算モードと、所定の交流信号を車載バッテリーへ印加して測定した、電圧データと電流データに基づいて、単電池セルの交流インピーダンスを演算する第2演算モードと、を実行可能であるバッテリーマネージメント方法。
【選択図】 図8
特許請求の範囲
【請求項1】
移動体の車載バッテリーを管理するバッテリーマネージメントシステムであって、
複数の単電池セルを内蔵する車載バッテリーと、
各単電池セルの電圧を測定して電圧データを伝送するデータ伝送装置と、
前記車載バッテリーに充放電される電流を測定して電流データを伝送する電流センサと、
前記電圧データと前記電流データに基づいて前記車載バッテリーを管理するバッテリー管理装置と、を備え、
前記バッテリー管理装置は、
所定の交流信号を前記車載バッテリーへ印加または重畳せずに測定した、前記電圧データと前記電流データに基づいて、前記単電池セルの交流インピーダンスを演算する第1演算モードと、
所定の交流信号を前記車載バッテリーへ印加または重畳して測定した、前記電圧データと前記電流データに基づいて、前記単電池セルの交流インピーダンスを演算する第2演算モードと、
を実行可能であることを特徴とするバッテリーマネージメントシステム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1演算モードでは、FFT法で交流インピーダンスを演算し、
前記第2演算モードでは、FRA法で交流インピーダンスを演算することを特徴とする、請求項1に記載のバッテリーマネージメントシステム。
【請求項3】
前記電圧データおよび前記電流データに様々な周波数を含む前記車載バッテリーの非定常状態時に前記第1演算モードを実行し、
前記車載バッテリーの定常状態時に、前記第2演算モードを実行することを特徴とする、請求項1に記載のバッテリーマネージメントシステム。
【請求項4】
前記第2演算モードは、前記第1演算モードの実行の結果、
所定の周波数で交流インピーダンスを測定できなかった場合、
前記車載バッテリーの容量劣化が所定の値以下となった場合、
または、前記単電池セルの充電率のバランシングが必要となった場合、
の少なくとも一つに該当する場合に実行されることを特徴とする、請求項1に記載のバッテリーマネージメントシステム。
【請求項5】
前記第2演算モードで演算した交流インピーダンスを用いて、前記第1演算モードで演算した交流インピーダンスを補正することを特徴とする、請求項1に記載のバッテリーマネージメントシステム。
【請求項6】
請求項1に記載のバッテリーマネージメントシステムにおいて、
前記電圧データおよび前記電流データの取得時刻に時間差がある場合は、その時間差を補正した電圧データおよび前記電流データに基づいて、前記単電池セルの交流インピーダンスを演算することを特徴とするバッテリーマネージメントシステム。
【請求項7】
複数の単電池セルを内蔵する車載バッテリーを管理するバッテリーマネージメント方法であって、
各単電池セルの電圧を測定して電圧データを伝送する電圧データ伝送ステップと、
前記車載バッテリーに充放電される電流を測定して電流データを伝送する電流データ伝送ステップと、
前記電圧データと前記電流データに基づいて前記車載バッテリーを管理するバッテリー管理ステップと、を備え、
前記バッテリー管理ステップでは、
所定の交流信号を前記車載バッテリーへ印加または重畳せずに測定した、前記電圧データと前記電流データに基づいて、前記単電池セルの交流インピーダンスを演算する第1演算モードと、
所定の交流信号を前記車載バッテリーへ印加または重畳して測定した、前記電圧データと前記電流データに基づいて、前記単電池セルの交流インピーダンスを演算する第2演算モードと、
を実行可能であることを特徴とするバッテリーマネージメント方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載バッテリーを管理する、バッテリーマネージメントシステム、および、バッテリーマネージメント方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車(BEV)やハイブリッド自動車(HEV)等の移動体に搭載するバッテリー(以下、「車載バッテリー」と称する)には、使用状況に応じて経時劣化するという性質がある。ここで、バッテリーの劣化程度や劣化原因の検査方法の一種として、バッテリーの交流インピーダンスの変化を監視する方法が知られている。また、バッテリーの交流インピーダンスの測定方法の一種として、FRA(Frequency Response Analyzer)法が知られている。
【0003】
このFRA法は、定常状態のバッテリーに、1Hz以下から数kHzに亘る広い周波数範囲で複数の交流信号(交流電流、または、交流電圧)を順次印加または順次重畳し、その時に測定された電流時系列データと電圧時系列データに基づいて交流インピーダンスを演算するという、交流インピーダンス測定器でも使用される高精度な測定方法である。
【0004】
しかし、上記の機序を採用するFRA法では、交流インピーダンスの測定完了までに相当の時間を要するため、連続的または散発的な充放電の影響でバッテリーの定常状態を長く維持できない移動体の走行時には、FRA法を利用して交流インピーダンスを測定することは難しかった。
【0005】
また、FRA法による交流インピーダンス測定時には、本来不要な交流信号をバッテリーに印加または重畳する必要があるため、バッテリーで発生する本来不要な充放電負荷に起因し、バッテリーの容量が少なくなったり、発熱によるバッテリー劣化が促進したりする懸念もある。
【0006】
ここで、FRA法以外の交流インピーダンス測定方法に関し、特許文献1の段落0034には、「インピーダンス演算部(測定手段)140は、電圧センサ141によって検出される燃料電池40の電圧(FC電圧)Vf及び電流センサ142によって検出される燃料電池40の電流(FC電流)Ifを所定のサンプリングレートでサンプリングし、フーリエ変換処理(FFT演算処理やDFT演算処理)などを施す。インピーダンス演算部140は、フーリエ変換処理後のFC電圧信号をフーリエ変換処理後のFC電流信号で除するなどして燃料電池40のインピーダンスを求める。」との記載があり、フーリエ変換処理を利用した交流インピーダンスの測定方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2007-12414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1の段落0032で「図4は、重畳信号生成部125によって生成されるインピーダンス測定用信号の信号波形を例示した図である。図4に示すように、重複信号生成部125は、振幅値が徐々に変化(徐変)するインピーダンス測定信号(例えば特定周波数のサイン波など)を生成する。」と説明されるように、特許文献1で利用するインピーダンス測定用信号は、固定周波数の信号である。
【0009】
そのため、1回の測定だけでは、フーリエ変換処理による交流インピーダンス演算に必要なFC電圧データとFC電流データを揃えることができず、異なる周波数のインピーダンス測定用信号を用いた複数回のデータ採取を実施して十分なFC電圧データとFC電流データを取得する必要があった。従って、特許文献1の技術を利用して交流インピーダンスを演算する場合も、上記のFRA法と同様に、交流インピーダンスの測定に要する時間が長くなるという問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、車載バッテリーの交流インピーダンス測定時間を短縮し、さらに、交流インピーダンス測定時の車載バッテリーに対する充放電負荷を軽減することができる、バッテリーマネージメントシステム、および、バッテリーマネージメント方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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