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公開番号2025157051
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-15
出願番号2024175236
出願日2024-10-04
発明の名称デバイス
出願人株式会社NTTドコモ
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H04W 68/00 20090101AFI20251007BHJP(電気通信技術)
要約【課題】inventoryの手順において、アンビエントIoTデバイスが、無線通信装置からページングメッセージを受信したときに、無線通信装置に応答するか否かを適切に決定するためのデバイスを提供すること。
【解決手段】環境発電によって電力が供給されるデバイスであって、1つのラウンドにおいて複数送信されるページングメッセージを受信する受信部と、前記ページングメッセージに含まれる情報に基づいて、当該デバイスを識別する識別情報を含み、前記ページングメッセージに対するメッセージの送信を決定する制御部と、を有する。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項１】
環境発電によって電力が供給されるデバイスであって、
１つのラウンドにおいて複数送信されるページングメッセージを受信する受信部と、
前記ページングメッセージに含まれる情報に基づいて、当該デバイスを識別する識別情報を含み、前記ページングメッセージに対するメッセージの送信を決定する制御部と、
を有するデバイス。
続きを表示（約 630 文字）【請求項２】
環境発電によって電力が供給されるデバイスであって、
１つのラウンドにおいて複数送信されるページングメッセージを受信する受信部と、
前記ページングメッセージのタイプ及び／又はフォーマットに基づいて、当該デバイスを識別する識別情報を含み、前記ページングメッセージに対するメッセージの送信を決定する制御部と、
を有するデバイス。
【請求項３】
前記制御部は、さらに当該デバイスが保持する当該デバイスの状態を示す状態情報に基づいて、前記メッセージの送信を決定する、
請求項１又は２に記載のデバイス。
【請求項４】
前記制御部は、ランダムアクセス手順に関するメッセージの受信に基づいて、前記状態情報を変更する、
請求項３に記載のデバイス。
【請求項５】
前記制御部は、ランダムアクセス手順に関するメッセージの送信に基づいて、前記状態情報を変更する、
請求項３に記載のデバイス。
【請求項６】
環境発電によって電力が供給されるデバイスであって、
１つのラウンドにおいて複数送信されるページングメッセージを受信する受信部と、
当該デバイスが保持する当該デバイスの状態を示す状態情報に基づいて、当該デバイスを識別する識別情報を含み、前記ページングメッセージに対するメッセージの送信を決定する制御部と、
を有するデバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、デバイスに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
ＬＴＥ（Long Term Evolution）の後継システムであるＮＲ（New Radio）（「５Ｇ」ともいう。）においては、要求条件として、大容量のシステム、高速なデータ伝送速度、低遅延、多数の端末の同時接続、低コスト、省電力等を満たす技術が検討されている（例えば、非特許文献１参照）。
【０００３】
また、３ＧＰＰ（登録商標）のリリース１８（Ｒｅｌ－１８）では、アンビエントＩｏＴ（Ａ－ＩｏＴ：Ambient Internet of Things）が検討されている（例えば、非特許文献２参照）。アンビエントＩｏＴでは、極めて小さい消費電力で動作するローエンドなＩｏＴ用途向けの極めて簡易な構成を有するデバイスをターゲットとする。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００４】
3GPP TS 38.300 V17.3.0 (2022-12)
”Revised SID on Ambient IoT”, RP-232404, 3GPP TSG RAN Meeting #101, 2023年9月
3GPP TR 38.848 V1.0.0 (2023-09)
3GPP TS 36.211 V16.8.0 (2023-09)
”Study on solutions for Ambient IoT (Internet of Things) in NR”, RP-234058, 3GPP TSG RAN Meeting #102, 2023年12月
【発明の概要】
【０００５】
Ｒｅｌ－１９以降のアンビエントＩｏＴデバイスを含む通信システムにおいては、基地局などのリーダーが、アンビエントＩｏＴデバイスの在圏確認等のため、「inventory」と称される手順により、基地局などのリーダー及びアンビエントＩｏＴデバイスの間で、信号のやりとりを行なう。リーダーが、アンビエントＩｏＴデバイスへページングメッセージを送信すると、アンビエントＩｏＴデバイスは、デバイスを識別する情報を含むメッセージをリーダーに送信することにより応答し、リーダーは、ランダムアクセス（ＲＡ）手順を介してＡ－ＩｏＴデバイスを識別する。
【０００６】
しかしながら、この手順においては、ランダムアクセス手順が用いられるため、メッセージ間に衝突が発生する可能性がある。また、ページングメッセージを受信したすべてのアンビエントＩｏＴデバイスが応答を送信するため、メッセージ間の衝突がより発生しやすくなる。そのため、すべてのアンビエントＩｏＴデバイスが、リーダーからのページングメッセージに応答できるわけではなく、また、すべてのアンビエントＩｏＴデバイスの識別が行われるわけではない。複数回の手順が実施される場合には、応答の衝突を低減するため、inventory／識別されていないアンビエントＩｏＴデバイスのみ応答することが好ましい。
【０００７】
したがって、アンビエントＩｏＴデバイスが、上述したinventoryの手順において、リーダーからページングメッセージを受信したときに、リーダーに応答するか否かをどのようにして決定するかについての検討が求められる。
【０００８】
本開示の一態様は、inventoryの手順において、アンビエントＩｏＴデバイスが、基地局などのリーダーからページングメッセージを受信したときに、リーダーに応答するか否かを適切に決定するためのデバイスの提供に資する。
【０００９】
本開示の一態様に係るデバイスは、環境発電によって電力が供給されるデバイスであって、１つのラウンドにおいて複数送信されるページングメッセージを受信する受信部と、前記ページングメッセージに含まれる情報に基づいて、当該デバイスを識別する識別情報を含み、前記ページングメッセージに対するメッセージの送信を決定する制御部と、を有する。
【００１０】
本開示の一態様に係るデバイスは、環境発電によって電力が供給されるデバイスであって、１つのラウンドにおいて複数送信されるページングメッセージを受信する受信部と、前記ページングメッセージのタイプ及び／又はフォーマットに基づいて、当該デバイスを識別する識別情報を含み、前記ページングメッセージに対するメッセージの送信を決定する制御部と、を有する。
（【００１１】以降は省略されています）

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