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公開番号
2025155975
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2025035385
出願日
2025-03-06
発明の名称
偏光子保護フィルム、偏光板、液晶パネルおよびアクリル樹脂組成物
出願人
株式会社カネカ
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20251002BHJP(光学)
要約
【課題】液晶パネルの斜め方向から視認した場合の黄色度を低減させるとともに、二軸延伸フィルムの耐熱性を向上させることが可能な偏光子保護フィルムを提供する。
【解決手段】偏光子保護フィルムは、アクリル樹脂組成物を含み、波長590nmにおける厚さ方向位相差Rthが-35.0nm以上-5.0nm以下である。アクリル樹脂組成物は、主鎖に環構造を有するアクリル樹脂を含み、ガラス転移温度が120℃以上である。偏光子保護フィルムは、Nz係数の絶対値が2.0以上5.0以下であり、波長548nmにおける厚さ方向位相差Rth(548)に対する波長447nmにおける厚さ方向位相差Rth(447)の比Rth(447)/Rth(548)が1.00以上1.30以下であり、波長548nmにおける厚さ方向位相差Rth(548)に対する波長628nmにおける厚さ方向位相差Rth(628)の比Rth(628)/Rth(548)が1.00以上1.30以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アクリル樹脂組成物を含み、
波長590nmにおける厚さ方向位相差Rthが-35.0nm以上-5.0nm以下であり、
前記アクリル樹脂組成物は、主鎖に環構造を有するアクリル樹脂を含み、ガラス転移温度が120℃以上であり、
Nz係数の絶対値が2.0以上5.0以下であり、
波長548nmにおける厚さ方向位相差Rth(548)に対する波長447nmにおける厚さ方向位相差Rth(447)の比Rth(447)/Rth(548)が1.00以上1.30以下であり、
波長548nmにおける厚さ方向位相差Rth(548)に対する波長628nmにおける厚さ方向位相差Rth(628)の比Rth(628)/Rth(548)が1.00以上1.30以下である、偏光子保護フィルム。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記主鎖に環構造を有するアクリル樹脂は、グルタルイミド環、ラクトン環、無水マレイン酸環、マレイミド環および無水グルタル酸環からなる群より選択される一種以上の環構造を主鎖に含む構成単位を有する、請求項1に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項3】
前記主鎖に環構造を有するアクリル樹脂は、下記式(1)で表される構成単位を有する、請求項2に記載の偏光子保護フィルム。
TIFF
2025155975000005.tif
42
134
(式中、R
1
およびR
2
は、それぞれ独立に、水素原子または炭素数1以上8以下のアルキル基であり、R
3
は、水素原子、炭素数1以上18以下のアルキル基または炭素数3以上12以下のシクロアルキル基である。)
【請求項4】
前記アクリル樹脂組成物は、芳香族ビニル単位の含有率が1.0重量%以上10.0重量%以下である、請求項1に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項5】
前記芳香族ビニル単位は、スチレン単位である、請求項4に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項6】
前記アクリル樹脂組成物は、(メタ)アクリロニトリル単位および芳香族ビニル単位を含む共重合体をさらに含む、請求項1に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項7】
前記アクリル樹脂組成物は、1%重量減少温度が320℃以上である、請求項1に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項8】
紫外線吸収剤を含まない、請求項1に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項9】
二軸延伸フィルムである、請求項1に記載の偏光子保護フィルム。
【請求項10】
黄色度が0.01以上5.00以下である、請求項1に記載の偏光子保護フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、偏光子保護フィルム、偏光板、液晶パネルおよびアクリル樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
アクリル樹脂は、優れた透明性、色調、外観、耐熱性および加工性を有するため、例えば、偏光子保護フィルムに適用されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、偏光子保護フィルムは、偏光子の両面に貼り合わせて偏光板とした後、液晶セルの両面に配置されることにより、液晶パネルに適用される。
【0003】
一方、視野角が広く、色の再現性に優れることから、IPS方式の液晶パネルが、液晶テレビ等の用途で好ましく使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-25333号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、アクリル樹脂を含む偏光子保護フィルムをIPS方式の液晶パネルに適用すると、黒表示した液晶パネルを斜め方向から視認した場合に、僅かながら黄色味がかる場合がある。また、偏光子保護フィルムの耐熱性を向上させることが望まれている。
【0006】
本発明は、液晶パネルの斜め方向から視認した場合の黄色度を低減させるとともに、二軸延伸フィルムの耐熱性を向上させることが可能な偏光子保護フィルムおよびアクリル樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]アクリル樹脂組成物を含み、波長590nmにおける厚さ方向位相差Rthが-35.0nm以上-5.0nm以下であり、前記アクリル樹脂組成物は、主鎖に環構造を有するアクリル樹脂を含み、ガラス転移温度が120℃以上であり、Nz係数の絶対値が2.0以上5.0以下であり、波長548nmにおける厚さ方向位相差Rth(548)に対する波長447nmにおける厚さ方向位相差Rth(447)の比Rth(447)/Rth(548)が1.00以上1.30以下であり、波長548nmにおける厚さ方向位相差Rth(548)に対する波長628nmにおける厚さ方向位相差Rth(628)の比Rth(628)/Rth(548)が1.00以上1.30以下である、偏光子保護フィルム。
【0008】
[2]前記主鎖に環構造を有するアクリル樹脂は、グルタルイミド環、ラクトン環、無水マレイン酸環、マレイミド環および無水グルタル酸環からなる群より選択される一種以上の環構造を主鎖に含む構成単位を有する、(1)に記載の偏光子保護フィルム。
【0009】
[3]前記主鎖に環構造を有するアクリル樹脂は、下記式(1)で表される構成単位を有する、[2]に記載の偏光子保護フィルム。
【0010】
TIFF
2025155975000001.tif
41
134
(式中、R
1
およびR
2
は、それぞれ独立に、水素原子または炭素数1以上8以下のアルキル基であり、R
3
は、水素原子、炭素数1以上18以下のアルキル基または炭素数3以上12以下のシクロアルキル基である。)
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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