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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025154733
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057904
出願日
2024-03-29
発明の名称
ローラ保持ユニット、カートリッジ及び画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G03G
21/18 20060101AFI20251002BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】ローラ保持ユニットに感光ドラムを組み付ける前の状態で離間部材の姿勢を感光ドラムに向けて保持する。
【解決手段】ローラ部材と、ローラ部材の軸部を支持し軸部の回転軸線に垂直な第1方向に移動可能な軸受部材と、軸受部材を第1方向に付勢する第1付勢部材と、軸受部材の第1位置から第1方向への移動を規制可能な第1規制部材と、軸部の周りに回転可能な離間部材と、離間部材を軸部の周りの回転方向である第2方向に付勢可能な第2付勢部材と、離間部材の第2方向への回転を規制可能な第2規制部材とを有し、離間部材は、軸部の軸方向の端部に装着される円筒部と、円筒部から軸部の径方向に突出する突出部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
感光ドラムが組み付けられることで画像形成装置の一部又は画像形成装置の装置本体に着脱可能なカートリッジの一部をなすローラ保持ユニットであって、
枠体と、
軸部を有し、画像形成時に前記感光ドラムに接触した状態で回転するローラ部材と、
前記軸部を回転可能に支持する軸受部材であって、前記軸部の回転軸線に垂直な方向である第1方向に移動可能に前記枠体に保持される軸受部材と、
前記枠体に対し前記軸受部材を前記第1方向に付勢する第1付勢部材と、
前記ローラ保持ユニットに前記感光ドラムが組み付けられていない状態で前記軸受部材が位置決めされる位置である第1位置から前記軸受部材が前記第1方向に移動することを規制可能に構成された第1規制部材と、
前記軸部の周りに回転可能な離間部材と、
前記枠体に対し前記離間部材を前記軸部の周りの回転方向である第2方向に付勢可能に構成された第2付勢部材と、
前記離間部材が前記第2方向に回転することを規制可能に構成された第2規制部材と、を有し、
前記離間部材は、前記軸部の軸方向の端部に装着される円筒部と、前記円筒部から前記軸部の径方向に突出する突出部と、を有する、
ことを特徴とするローラ保持ユニット。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
前記第2付勢部材は、
前記離間部材の前記円筒部から前記軸部の径方向に突出する第2の突出部と、前記第2の突出部から前記円筒部の表面との間に隙間を空けて前記円筒部の周方向に沿って延び、径方向に弾性変形可能な腕部と、を有し、
前記ローラ保持ユニットに前記感光ドラムが組み付けられていない状態で前記離間部材が位置決めされる位置を第2位置とするとき、
前記離間部材が前記第2位置にある状態における前記円筒部の表面と、前記枠体の前記離間部材に対向する内壁と、の間の径方向の間隔は、前記腕部が弾性変形していない状態における前記円筒部の表面と、前記腕部の端部と、の間の径方向の間隔より狭く、
前記離間部材が前記第2位置にある場合に前記腕部の前記端部が前記枠体の前記内壁に当接して前記腕部が径方向内側に弾性変形することで、前記離間部材を前記第2方向に付勢する弾性力が生じるように構成され、
前記第2規制部材は、
前記離間部材の前記第2の突出部から前記腕部とは異なる方向に突出する第3の突出部を有し、
前記第3の突出部が前記枠体の前記内壁に当接することで、前記離間部材が前記第2方向に回転することを規制可能に構成され、
前記突出部は、前記離間部材が前記第2位置にある場合に前記第1方向に突出し、前記ローラ保持ユニットに前記感光ドラムが組み付けられた場合に前記感光ドラムの表面に当接して前記感光ドラムと前記ローラ部材の間に隙間を形成可能に構成され、
前記感光ドラムが前記ローラ保持ユニットに組み付けられていない状態において、
前記軸受部材は、前記第1付勢部材により前記第1方向に付勢された状態で前記第1規制部材により前記第1位置において前記第1方向への移動を規制された状態にあり、
前記離間部材は、前記第2付勢部材により前記第2方向に付勢された状態で前記第2規制部材により前記第2位置において前記第2方向への移動を規制された状態にあることを特徴とする請求項1に記載のローラ保持ユニット。
【請求項3】
前記感光ドラムが前記ローラ保持ユニットに組み付けられた後、かつ、前記画像形成装置が初めて動作する前の状態において、
前記軸受部材は、前記第1付勢部材により前記第1方向に付勢された状態で前記第1位置より前記第1方向と反対方向に移動した位置にあり、
前記離間部材は、前記第2付勢部材により前記第2方向に付勢された状態で前記第2規制部材により前記第2位置において前記第2方向への移動を規制された状態にある請求項2に記載のローラ保持ユニット。
【請求項4】
前記離間部材が、前記第2位置から前記第2方向と反対方向に前記第2付勢部材の前記腕部の前記端部が前記枠体の前記内壁から離れる位置まで回転し、前記腕部が弾性変形していない状態となった場合に、前記突出部は、前記第1方向と交差する方向に突出し、前記ローラ保持ユニットに組み付けられた状態の前記感光ドラムの表面に当接せず前記感光ドラムと前記ローラ部材が接触可能に構成され、
前記離間部材は、係合部を有し、
前記感光ドラムは、前記係合部と係合可能な被係合部を有し、
前記画像形成装置が初めて動作する際に、前記被係合部が前記係合部に係合しながら回転することで、前記離間部材を前記第2方向と反対方向に回転させ、
前記画像形成装置が初めて動作した後の状態において、
前記軸受部材は、前記第1付勢部材により前記第1方向に付勢された状態で前記第1位置より前記第1方向と反対方向に移動した位置にあり、
前記離間部材は、前記第2付勢部材により付勢されない状態で前記第2位置から前記第2方向と反対方向に前記第2付勢部材の前記腕部の前記端部が前記枠体の前記内壁から離れるまで回転した位置にある請求項2又は3に記載のローラ保持ユニット。
【請求項5】
前記第1付勢部材は、前記軸受部材と前記枠体との間に設けられるばねである請求項1~3のいずれか1項に記載のローラ保持ユニット。
【請求項6】
前記第1規制部材は、前記軸受部材の前記第1方向の端部に係合する係合突起である請求項1~3のいずれか1項に記載のローラ保持ユニット。
【請求項7】
前記ローラ部材は、前記感光ドラムを帯電させる帯電ローラである請求項1~3のいずれか1項に記載のローラ保持ユニット。
【請求項8】
前記ローラ部材は、前記感光ドラムに形成された静電潜像をトナー像として現像する現像ローラである請求項1~3のいずれか1項に記載のローラ保持ユニット。
【請求項9】
前記ローラ部材は、前記感光ドラムに形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写ローラである請求項1~3のいずれか1項に記載のローラ保持ユニット。
【請求項10】
画像形成装置であって、
枠体と、
感光ドラムと、
軸部を有し、画像形成時に前記感光ドラムに接触した状態で回転するローラ部材と、
前記軸部を回転可能に支持する軸受部材であって、前記感光ドラムとの距離が変化する方向に移動可能に前記枠体に保持される軸受部材と、
前記枠体に対し前記軸受部材を前記感光ドラムに近づく方向である第1方向に付勢する第1付勢部材と、
前記画像形成装置に前記感光ドラムが組み付けられていない状態で前記軸受部材が位置決めされる位置である第1位置から前記軸受部材が前記第1方向に移動することを規制可能に構成された第1規制部材と、
前記軸部の周りに回転可能な離間部材と、
前記枠体に対し前記離間部材を前記軸部の周りの回転方向である第2方向に付勢可能に
構成された第2付勢部材と、
前記離間部材が前記第2方向に回転することを規制可能に構成された第2規制部材と、を有し、
前記離間部材は、前記軸部の軸方向の端部に装着される円筒部と、前記円筒部から前記軸部の径方向に突出する突出部と、を有する、
ことを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ローラ保持ユニット、カートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真による画像形成装置では、画像形成時に現像ローラ、帯電ローラ、転写ローラ等のローラが感光ドラムに当接する。画像形成装置の製品出荷時からユーザのもとで画像形成装置が使用開始されるまでの期間において感光ドラムに他のローラ部材が当接し続けると、ローラの表面に接触跡が残り、画像に影響を及ぼす場合がある。これを防止するために次のような方法が考えられる。すなわち、他のローラの軸部に離間部材を嵌め、離間部材を感光ドラムに突き当てることで、使用開始までの期間は感光ドラムと他のローラが当接しないように他のローラを保持しておく。そして、使用開始時に離間部材の突き当て状態を解除することで感光ドラムと他のローラを当接させる。このような離間部材を使用した製品を組み立てる際、ローラを保持するとともに感光ドラムが組み付けられるローラ保持ユニットに感光ドラムを組み付けるまでの間、離間部材の突き当て部を感光ドラムに向けて保持しておく必要がある。
【0003】
特許文献1では、感光ドラムに当接する帯電ローラに嵌められた離間部材に、感光ドラム対向側と反対側に円弧状の凹面を設け、帯電ローラに付勢された別のローラの軸表面に離間部材の凹面を接触させる構成が提案されている。これにより、感光ドラムを組み付ける前においても、帯電ローラに付勢された別のローラによって離間部材の突き当て部を感光ドラムに向けて保持できる構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-84516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のように、感光ドラムに当接するローラに、更に別の部品が付勢されている構成の場合においては、その別の部品の付勢力を利用して離間部材を保持することが可能であった。しかし、感光ドラムに当接するローラに、更に別の部品が付勢されていない構成の場合、組み立ての際に作業者や装置等によって離間部材を保持しながら組み付ける必要があった。
【0006】
本発明は、ローラ保持ユニットに感光ドラムを組み付ける組み立て工程において、感光ドラムを組み付ける前の状態で、離間部材の姿勢を感光ドラムに向けて保持することを可能にする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、感光ドラムが組み付けられることで画像形成装置の一部又は画像形成装置の装置本体に着脱可能なカートリッジの一部をなすローラ保持ユニットであって、
枠体と、
軸部を有し、画像形成時に前記感光ドラムに接触した状態で回転するローラ部材と、
前記軸部を回転可能に支持する軸受部材であって、前記軸部の回転軸線に垂直な方向である第1方向に移動可能に前記枠体に保持される軸受部材と、
前記枠体に対し前記軸受部材を前記第1方向に付勢する第1付勢部材と、
前記ローラ保持ユニットに前記感光ドラムが組み付けられていない状態で前記軸受部材
が位置決めされる位置である第1位置から前記軸受部材が前記第1方向に移動することを規制可能に構成された第1規制部材と、
前記軸部の周りに回転可能な離間部材と、
前記枠体に対し前記離間部材を前記軸部の周りの回転方向である第2方向に付勢可能に構成された第2付勢部材と、
前記離間部材が前記第2方向に回転することを規制可能に構成された第2規制部材と、を有し、
前記離間部材は、前記軸部の軸方向の端部に装着される円筒部と、前記円筒部から前記軸部の径方向に突出する突出部と、を有する、
ことを特徴とするローラ保持ユニットである。
【0008】
本発明は、画像形成装置であって、
枠体と、
感光ドラムと、
軸部を有し、画像形成時に前記感光ドラムに接触した状態で回転するローラ部材と、
前記軸部を回転可能に支持する軸受部材であって、前記感光ドラムとの距離が変化する方向に移動可能に前記枠体に保持される軸受部材と、
前記枠体に対し前記軸受部材を前記感光ドラムに近づく方向である第1方向に付勢する第1付勢部材と、
前記画像形成装置に前記感光ドラムが組み付けられていない状態で前記軸受部材が位置決めされる位置である第1位置から前記軸受部材が前記第1方向に移動することを規制可能に構成された第1規制部材と、
前記軸部の周りに回転可能な離間部材と、
前記枠体に対し前記離間部材を前記軸部の周りの回転方向である第2方向に付勢可能に構成された第2付勢部材と、
前記離間部材が前記第2方向に回転することを規制可能に構成された第2規制部材と、を有し、
前記離間部材は、前記軸部の軸方向の端部に装着される円筒部と、前記円筒部から前記軸部の径方向に突出する突出部と、を有する、
ことを特徴とする画像形成装置である。
【0009】
本発明は、画像形成装置の装置本体に着脱可能なカートリッジであって、
枠体と、
感光ドラムと、
軸部を有し、画像形成時に前記感光ドラムに接触した状態で回転するローラ部材と、
前記軸部を回転可能に支持する軸受部材であって、前記感光ドラムとの距離が変化する方向に移動可能に前記枠体に保持される軸受部材と、
前記枠体に対し前記軸受部材を前記感光ドラムに近づく方向である第1方向に付勢する第1付勢部材と、
前記カートリッジに前記感光ドラムが組み付けられていない状態で前記軸受部材が位置決めされる位置である第1位置から前記軸受部材が前記第1方向に移動することを規制可能に構成された第1規制部材と、
前記軸部の周りに回転可能な離間部材と、
前記枠体に対し前記離間部材を前記軸部の周りの回転方向である第2方向に付勢可能に構成された第2付勢部材と、
前記離間部材が前記第2方向に回転することを規制可能に構成された第2規制部材と、を有し、
前記離間部材は、前記軸部の軸方向の端部に装着される円筒部と、前記円筒部から前記軸部の径方向に突出する突出部と、を有する、
ことを特徴とするカートリッジである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ローラ保持ユニットに感光ドラムを組み付ける組み立て工程において、感光ドラムを組み付ける前の状態で、離間部材の姿勢を感光ドラムに向けて保持することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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