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公開番号
2025154337
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057265
出願日
2024-03-29
発明の名称
インクジェット記録装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
2/19 20060101AFI20251002BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】泡抜き室の減圧手段と、中間タンクとの加圧手段とを実現しながら、インクジェット記録装置を小型化する。
【解決手段】本発明の一実施形態は、一部が可撓性膜で形成され、液体を貯留するタンクと、前記タンクと前記可撓性膜を介して接する気体室と、前記タンクから第2供給路を介して供給される液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、前記液体吐出ヘッド内の泡が溜まる泡溜め室と、前記泡溜め室に隣接する泡抜き室とを有する、前記液体吐出ヘッドと、前記気体室内を加圧する加圧手段、及び、前記泡抜き室内を減圧する減圧手段として機能するポンプと、を有する、ことを特徴とするインクジェット記録装置である。
【選択図】図52
特許請求の範囲
【請求項1】
一部が可撓性膜で形成され、液体を貯留するタンクと、
前記タンクと前記可撓性膜を介して接する気体室と、
前記タンクから第2供給路を介して供給される液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、前記液体吐出ヘッド内の泡が溜まる泡溜め室と、前記泡溜め室に隣接する泡抜き室とを有する、前記液体吐出ヘッドと、
前記気体室内を加圧する加圧手段、及び、前記泡抜き室内を減圧する減圧手段として機能するポンプと、
を有する、
ことを特徴とするインクジェット記録装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
一部が可撓性膜で形成され、液体を貯留するタンクと、
前記タンクと前記可撓性膜を介して接する気体室と、
前記タンクから第2供給路を介して供給される液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、前記液体吐出ヘッド内の泡が溜まる泡溜め室と、前記泡溜め室に隣接する泡抜き室とを有する、前記液体吐出ヘッドと、
前記タンクと、前記泡抜き室とに接続するポンプと、
を有する、
ことを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項3】
前記気体室と、前記ポンプの吸引側とを接続する第1エア流路と、
前記泡抜き室と、前記ポンプとを接続する第2エア流路と、
前記第1エア流路の途中に設けられ、前記第1エア流路の連通と閉塞とを切り替え可能な第1開閉弁と、
前記第2エア流路の途中に設けられ、前記ポンプから前記泡抜き室に気体を通さない逆止弁と、
を更に有する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
【請求項4】
前記タンクに供給する液体を貯留するメインタンクを有し、
前記タンクに液体を補給する補給動作として、前記第1開閉弁を開けた状態で、前記ポンプを駆動させることで、前記気体室内を減圧する動作を行い、
前記泡抜き室の泡を抜く泡抜き動作として、前記第1開閉弁を閉めた状態で、前記ポンプを駆動させることで、前記泡抜き室内を減圧する動作を行う、
ことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
【請求項5】
前記ポンプは、前記気体室内を減圧する減圧手段として機能する、
ことを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
【請求項6】
前記泡抜き動作での前記泡抜き室における負圧は、前記補給動作での前記気体室における圧力より強い、
ことを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
【請求項7】
第1開閉弁は、前記気体室と、前記第1エア流路と前記第2エア流路との交点と、の間に設けられる、
ことを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
【請求項8】
前記気体室と、前記ポンプの噴出側とを接続する第3エア流路と、
前記第3エア流路の途中に設けられる第2開閉弁を更に有する、
ことを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
【請求項9】
第1エア流路と、第2エア流路と、第3エア流路との少なくとも1つ以上を大気開放できる大気開放手段を更に有し、
前記大気開放手段は、
前記第1エア流路の途中に設けられ、一端が大気と連通される第1分岐エア流路と、
前記第1分岐エア流路の途中に設けられる第3開閉弁と、
を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録装置。
【請求項10】
前記第3開閉弁は、前記第1開閉弁と、前記ポンプとの間を大気開放できる位置に設けられる、
ことを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、インクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インク供給流路の一部に気体を透過する透過膜を接して接する泡抜き室を設け、当該泡抜き室を減圧手段により減圧することで、当該インク供給流路内の気泡を、当該透過膜を透過させて除去することが開示されている。
【0003】
ところで、インクジェット記録装置の分野では、可撓性部材を介して中間タンクと接する圧力室を減圧することで、インクタンクから中間タンクに向けてインクを引き込むインク補給動作が知られている。このようにして中間タンクに引き込まれたインクは、記録時に加圧手段により加圧されて、記録ヘッドに供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-52320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のインク補給動作を、特許文献1に適用した場合、泡抜き室を減圧するための減圧手段に加え、記録時に中間タンクを加圧するための加圧手段が必要となる。そのため、インクジェット記録装置が大型化してしまう。
【0006】
そこで本開示は、上記の課題に鑑み、泡抜き室の減圧手段と、中間タンクとの加圧手段とを実現しながら、インクジェット記録装置を小型化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態は、一部が可撓性膜で形成され、液体を貯留するタンクと、前記タンクと前記可撓性膜を介して接する気体室と、前記タンクから第2供給路を介して供給される液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、前記液体吐出ヘッド内の泡が溜まる泡溜め室と、前記泡溜め室に隣接する泡抜き室とを有する、前記液体吐出ヘッドと、前記気体室内を加圧する加圧手段、及び、前記泡抜き室内を減圧する減圧手段として機能するポンプと、を有する、ことを特徴とするインクジェット記録装置である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、泡抜き室の減圧手段と、中間タンクとの加圧手段とを実現しながら、インクジェット記録装置を小型化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
液体吐出装置を説明する図である。
インク供給部の流路を示す模式図である。
圧力室加圧動作を説明する模式図である。
加圧維持動作を説明する模式図である。
インク補給動作を説明する模式図である。
泡抜き減圧動作を説明する模式図である。
液体吐出ヘッドの分解斜視図である。
液体吐出ヘッド及び吐出モジュールの断面図である。
循環ユニットの外観概略図である。
循環経路を示す縦断面図である。
循環経路を模式的に示すブロック図である。
圧力調整手段の例を示す断面図である。
循環ポンプの外観斜視図である。
図13(a)に示した循環ポンプのXIV-XIV線断面図である。
液体吐出ヘッド内のインクの流れを説明する図である。
吐出ユニットにおける循環経路を示した模式図である。
開口プレートを示した図である。
吐出素子基板を示した図である。
吐出ユニットのインク流れを示した断面図である。
吐出口の近傍を示した断面図である。
吐出口の近傍の比較例を示した断面図である。
吐出素子基板の比較例を示した図である。
液体吐出ヘッドの流路構成を示した図である。
吐出口付近におけるインクの逆流を模式的に示す図である。
吐出モジュール内のインク供給を説明する図である。
液体吐出装置の本体部と液体吐出ヘッドとの接続状態を示す概略図である。
泡抜きユニットの概略図である。
泡抜きユニットの変形例を示す断面図である。
変形抑制部材の変形例を示す断面図である。
変形抑制部材の変形例を示す概略図である。
初期充填及び泡抜きユニットの動作を示す模式図である。
インク経路の第1構成例を模式的に示す図である。
循環経路の第1変形例を模式的に示す図である。
加熱式循環ポンプの近傍を模式的に示す図である。
循環経路の第1変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第2変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第2変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第3変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第3変形例を模式的に示す図である。
インク経路の第2構成例を模式的に示す図である。
循環経路の第4変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第4変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第5変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第5変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第6変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第6変形例を模式的に示す図である。
循環経路の他の変形例を模式的に示すブロック図である。
循環経路の他の変形例を模式的に示すブロック図である。
循環経路の他の変形例を模式的に示すブロック図である。
液体吐出装置を説明する図である。
液体吐出装置を説明する図である。
インク供給部の流路を示す模式図である。
記録ヘッド内部の構成例を示す目的図である。
圧力室加圧動作を説明する模式図である。
加圧維持動作を説明する模式図である。
インク補給動作を説明する模式図である。
泡抜き減圧動作を説明する模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本開示の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は本開示事項を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせすべてが本開示の解決手段に必須のものとは限らない。尚、同一の構成要素には同一の参照番号を付す。本実施形態では、液体を吐出する吐出素子として、電熱変換素子により気泡を発生させて液体を吐出するサーマル方式を採用した例を用いて説明するが、これに限られない。圧電素子(ピエゾ)を用いて液体を吐出する吐出方式、または、他の吐出方式が採用された液体吐出ヘッドにも適用することができる。さらに、以下に説明するポンプ及び圧力調整手段等も、実施形態及び図面に記載されている構成自体に限定されるものではない。以下の説明では、まず、本開示の基本的構成を述べ、その後、本開示の特徴部について説明を行う。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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