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公開番号
2025154103
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056916
出願日
2024-03-29
発明の名称
眼鏡レンズ加工装置及び眼鏡レンズ加工装置の制御プログラム
出願人
株式会社ニデック
代理人
主分類
B24B
9/14 20060101AFI20251002BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】 当接部材が一方向に傾斜可能にされたフレキシブルレンズ押えの使用範囲を広げることを可能にする。
【解決手段】 眼鏡レンズを挟持して保持するレンズ保持軸であって、眼鏡レンズの前面側を保持する第1レンズ保持軸と、眼鏡レンズの後面側を保持する第2レンズ保持軸と、を備えるレンズ保持軸と、第1レンズ保持軸及び第2レンズ保持軸を互いに独立して軸回りに回転可能な回転手段と、指令信号を受け付ける信号受付手段と、を備え、第2レンズ保持軸には、眼鏡レンズの後面に当接する当接部材であって、一方向のみに傾斜可能な当接部材を持つフレキシブルレンズ押えが取り付けられ、信号受付手段は、当接部材の傾斜方向を定める指令信号を受け付け可能とされ、制御手段は、2つのレンズ保持軸によって眼鏡レンズが保持される前に、回転手段を制御し、指令信号に基づいて第1レンズ保持軸又は第2レンズ保持軸の回転角度を変更する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
眼鏡レンズの周縁を加工具によって加工する眼鏡レンズ加工装置であって、
眼鏡レンズを挟持して保持する2つのレンズ保持軸であって、眼鏡レンズの前面側を保持する第1レンズ保持軸と、眼鏡レンズの後面側を保持する第2レンズ保持軸と、を備えるレンズ保持軸と、
前記第1レンズ保持軸及び前記第2レンズ保持軸を互いに独立して軸回りに回転可能な回転手段と、
指令信号を受け付ける信号受付手段と、
制御手段と、を備え、
前記第2レンズ保持軸には、眼鏡レンズの後面に当接する当接部材であって、一方向のみに傾斜可能な当接部材を持つフレキシブルレンズ押えが取り付けられ、
前記信号受付手段は、前記当接部材の傾斜方向を定める指令信号を受け付け可能とされ、
前記制御手段は、前記2つのレンズ保持軸によって眼鏡レンズが保持される前に、前記回転手段を制御し、前記指令信号に基づいて前記第1レンズ保持軸又は前記第2レンズ保持軸の回転角度を変更することを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1の眼鏡レンズ加工装置であって、
前記第2レンズ保持軸を前記第1レンズ保持軸側に相対的に移動して、前記第1レンズ保持軸及び前記第2レンズ保持軸によって眼鏡レンズを挟持して保持するレンズ保持軸移動手段を備え、
前記制御手段は、前記レンズ保持軸移動手段の駆動によって前記第1レンズ保持軸及び前記第2レンズ保持軸が眼鏡レンズの保持を完了させる前に、前記回転角度を変更することを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
【請求項3】
請求項1又は2の眼鏡レンズ加工装置であって、
前記当接部材の傾斜方向を定める指令信号は、所定の基準状態に対する前記当接部材の傾斜方向の角度の信号と、眼鏡レンズに処方されたプリズム方向を示す信号と、眼鏡レンズの乱視軸角度を示す信号と、の少なくとも一つを含むことを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
【請求項4】
請求項1~3の何れかの眼鏡レンズ加工装置であって、
眼鏡レンズの周縁を前記加工具によって加工するレンズ加工手段を備え、
前記制御手段は、前記指令信号に基づいて前記第1レンズ保持軸の回転角度を初期状態から前記第2レンズ保持軸に対して独立して回転し、前記2つのレンズ保持軸による眼鏡レンズの保持が完了した後には、前記第1レンズ保持軸及び前記第2レンズ保持軸を同期して回転させることで、前記第1レンズ保持軸の回転角度を初期状態に戻すか、又は前記回転角度に基づいて前記レンズ加工手段による加工データを補正することを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
【請求項5】
請求項1~4の何れかの眼鏡レンズ加工装置であって、
前記制御手段は、前記2つのレンズ保持軸によって眼鏡レンズが保持された後は、前記回転手段の駆動を制御し、前記第1レンズ保持軸及び前記第2レンズ保持軸を同期して回転させることで、前記加工具によって眼鏡レンズの周縁を加工させることを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
【請求項6】
眼鏡レンズを挟持して保持する2つのレンズ保持軸であって、眼鏡レンズの前面側を保持する第1レンズ保持軸と、眼鏡レンズの後面側を保持する第2レンズ保持軸と、を備えるレンズ保持軸と、前記第1レンズ保持軸及び前記第2レンズ保持軸を互いに独立して軸回りに回転可能な回転手段と、指令信号を受け付ける信号受付手段と、制御部と、を備える眼鏡レンズ加工装置の制御プログラムであって、
前記第2レンズ保持軸には、眼鏡レンズの後面に当接する当接部材であって、一方向のみに傾斜可能な当接部材を持つフレキシブルレンズ押えが取り付けられ、
前記信号受付手段は、前記当接部材の傾斜方向を定める指令信号を受け付け可能とされ、
前記制御部に実行されることで、前記2つのレンズ保持軸によって眼鏡レンズが保持される前に、前記回転手段を制御し、前記指令信号に基づいて前記第1レンズ保持軸又は前記第2レンズ保持軸の回転角度を変更するステップを、前記眼鏡レンズ加工装置に実行させることを特徴とする眼鏡レンズ加工装置の制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、眼鏡レンズの周縁を加工する眼鏡レンズ加工装置及びその制御プログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
眼鏡レンズを2つのレンズ保持軸で挟持して保持し、レンズ保持軸で保持された眼鏡レンズの周縁を砥石等の加工具により加工する眼鏡レンズ加工装置が知られている。この種の装置においては、2つのレンズ保持軸は、眼鏡レンズの前面(前屈折面)側を保持する第1レンズ保持軸と、眼鏡レンズの後面(後屈折面)側を保持する第2レンズ保持軸と、によって構成され、第2レンズ保持軸の先端には、眼鏡レンズの後面に当接される当接部材を持つレンズ押えが取り付けられている。
【0003】
この種のレンズ押えとしては、眼鏡レンズの後面に当接される当接部材が一方向のみに傾斜可能にされたフレキシブルレンズ押えが、特許文献1で開示されている。このフレキシブルレンズ押えによれば、例えば、眼鏡レンズの光学中心から横方向(0度-180度の左右方向)に偏位した位置に、レンズ保持軸の軸中心を位置させて眼鏡レンズが保持される場合、フレキシブルレンズ押えの当接部材が眼鏡レンズの後面の傾斜に沿って横方向に傾斜されることで、眼鏡レンズは2つのレンズ保持軸で安定して保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-305703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、当接部材が一方向に傾斜可能にされたフレキシブルレンズ押えが用いられる眼鏡レンズ加工装置においては、さらなる改良が望まれる。例えば、眼鏡レンズの屈折面の形状は様々であるため、眼鏡レンズの屈折面によっては、眼鏡レンズは2つのレンズ保持軸で安定して保持されないことがある。この場合、眼鏡レンズの周縁の加工時に、いわゆる軸ズレ等の不都合が発生しやすくなる。このため、当接部材が一方向に傾斜可能にされたフレキシブルレンズ押えの使用範囲が限られる問題があった。
【0006】
本開示は、上記従来技術に鑑み、当接部材が一方向に傾斜可能にされたフレキシブルレンズ押えの使用範囲を広げることが可能な眼鏡レンズ加工装置及び眼鏡レンズ加工装置の制御プログラムを提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 本開示の第1態様に係る眼鏡レンズ加工装置は、眼鏡レンズの周縁を加工具によって加工する眼鏡レンズ加工装置であって、眼鏡レンズを挟持して保持する2つのレンズ保持軸であって、眼鏡レンズの前面側を保持する第1レンズ保持軸と、眼鏡レンズの後面側を保持する第2レンズ保持軸と、を備えるレンズ保持軸と、前記第1レンズ保持軸及び前記第2レンズ保持軸を互いに独立して軸回りに回転可能な回転手段と、指令信号を受け付ける信号受付手段と、制御手段と、を備え、前記第2レンズ保持軸には、眼鏡レンズの後面に当接する当接部材であって、一方向のみに傾斜可能な当接部材を持つフレキシブルレンズ押えが取り付けられ、前記信号受付手段は、前記当接部材の傾斜方向を定める指令信号を受け付け可能とされ、前記制御手段は、前記2つのレンズ保持軸によって眼鏡レンズが保持される前に、前記回転手段を制御し、前記指令信号に基づいて前記第1レンズ保持軸又は前記第2レンズ保持軸の回転角度を変更することを特徴とする。
【0008】
(2) 本開示の第2態様に係る眼鏡レンズ加工装置の制御プログラムは、眼鏡レンズを挟持して保持する2つのレンズ保持軸であって、眼鏡レンズの前面側を保持する第1レンズ保持軸と、眼鏡レンズの後面側を保持する第2レンズ保持軸と、を備えるレンズ保持軸と、前記第1レンズ保持軸及び前記第2レンズ保持軸を互いに独立して軸回りに回転可能な回転手段と、指令信号を受け付ける信号受付手段と、制御部と、を備える眼鏡レンズ加工装置の制御プログラムであって、前記第2レンズ保持軸には、眼鏡レンズの後面に当接する当接部材であって、一方向のみに傾斜可能な当接部材を持つフレキシブルレンズ押えが取り付けられ、前記信号受付手段は、前記当接部材の傾斜方向を定める指令信号を受け付け可能とされ、前記制御部に実行されることで、前記2つのレンズ保持軸によって眼鏡レンズが保持される前に、前記回転手段を制御し、前記指令信号に基づいて前記第1レンズ保持軸又は前記第2レンズ保持軸の回転角度を変更するステップを、前記眼鏡レンズ加工装置に実行させることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
眼鏡レンズ加工装置における加工機構部の構成を説明する図である。
チャック部120の構成例を示す図である。
レンズ形状測定ユニット300の概略構成図である。
フレキシブルレンズ押え500の構成を説明する図である。
眼鏡レンズ加工装置に関する制御ブロック図である。
加工条件を設定するときのディスプレイ60の画面例である。
レンズLEが保持された状態のレンズチャック軸102をY方向から見た図である。
図7に対して、レンズLEが横プリズム(左右の横方向のプリズム成分)を持つ場合の例である。
レンズLEが縦プリズム(上下方向のプリズム成分)を持つ場合の例であり、X方向及びY方向に直交する方向から見た場合の図である。
図9と同じく、レンズチャック軸102をX方向及びY方向に直交する方向から見た場合の図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[概要]
以下、典型的な実施形態の1つについて、図面を参照して説明する。なお、以下の<>にて分類された項目は、独立又は関連して利用されうる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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