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公開番号
2025153237
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055611
出願日
2024-03-29
発明の名称
ラベルロールおよびラベル
出願人
株式会社フジシール
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G09F
3/02 20060101AFI20251002BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】透明印刷層において、外観不良を生じさせる凹みの形成が抑制されたラベルを作製することができるラベルロールを提供する。
【解決手段】基材層と、前記基材層の第1表面上に積層された第1印刷層と、前記基材層の前記第1表面とは反対側の第2表面上に積層された第2印刷層とを有するラベル連続体を巻き取ってなるラベルロールであって、前記第1印刷層は、マット剤を含む水性インキから形成された層であり、前記マット剤の平均粒子径は、0.5μm以上2.8μm以下であり、前記第2印刷層は、水性インキから形成された層であり、前記第2印刷層は、前記基材層側とは反対側の表面の算術平均粗さが0.21μm以上0.8μ以下であり、透明である、ラベルロール。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材層と、前記基材層の第1表面上に積層された第1印刷層と、前記基材層の前記第1表面とは反対側の第2表面上に積層された第2印刷層とを有するラベル連続体を巻き取ってなるラベルロールであって、
前記第1印刷層は、マット剤を含む水性インキから形成された層であり、
前記マット剤の平均粒子径は、0.5μm以上2.8μm以下であり、
前記第2印刷層は、水性インキから形成された層であり、
前記第2印刷層は、前記基材層側とは反対側の表面の算術平均粗さが0.21μm以上0.8μ以下であり、透明である、ラベルロール。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記第2印刷層の表面の最大高さは、1.6μm以上6.0μm以下である、請求項1に記載のラベルロール。
【請求項3】
基材層と、前記基材層の第1表面上に積層された第1印刷層と、前記基材層の前記第1表面とは反対側の第2表面上に積層された第2印刷層とを有し、
前記第1印刷層は、マット剤を含む水性インキから形成された層であり、
前記マット剤の平均粒子径は、0.5μm以上2.8μm以下であり、
前記第2印刷層は、水性インキから形成された層であり、
前記第2印刷層は、表面の算術平均粗さが0.21μm以上0.8μm以下であり、透明である、ラベル。
【請求項4】
前記ラベルは、請求項1又は2に記載のラベルロールから巻き出された前記ラベル連続体から切り取って得られる、請求項3に記載のラベル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のラベルが連続的に連なったラベル連続体を巻き取ってなるラベルロールに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
物品には、商品名、絵柄、説明書きなどの所望のデザインが表された各種ラベルが装着されている。各種ラベルには、商品表示等の情報、デザイン性、質感を付与するために、その用途に適したインキを用いて印刷が施されている。近年、環境配慮型の製品の開発が要求されており、ラベルの印刷用のインキとしても水性化が求められている。
【0003】
特許文献1には、特定のバインダー樹脂を含有するラベル用の水性フレキソインキであって、上記水性フレキソインキを用いて形成されるインキ層と基材とを含有する印刷物が開示されている。特許文献2には、特定のバインダー樹脂を含有する、シュリンクラベル用の水性オーバープリントニス及び水性フレキソインキが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2024-033426号公報
特開2023-116301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、水性インキは、揮発性の有機溶剤を実質的に含有しないために環境への負担は少ないが、形成される塗膜の湿潤状態での安定性に課題がある場合がある。本発明者らは、ラベルの内面に水性インキからなる透明印刷層を設けて容器装着時の滑り性を確保しつつ、ラベルの外面にマット剤を含む水性インキから形成される印刷層を設けてマット感を付与することを試みたところ、本来透明に視認されるべき領域において白濁痕が視認される箇所があり外観不良を生じさせているとの問題を知見した。これは、印刷後のラベル連続体を巻き取ってラベルロールを形成した際に、ラベルの内面の透明印刷層にラベルの外面の印刷層に含まれるマット剤が押しつけられて凹みが形成されることがあり、この凹みにおいて光の乱反射が生じていることによるものであることがわかった。
【0006】
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ラベルの内面に水性インキからなる透明印刷層を有し、かつラベルの外面にマット剤を含む水性インキを用いて形成された印刷層を有する構成のラベルにおいて、印刷後のラベル連続体を巻き取ってラベルロールを形成しても、透明印刷層において、外観不良を生じさせる凹みの形成が抑制されたラベルを作製することができるラベルロールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は以下のラベルロール及びラベルを提供する。
(1)本発明のラベルロールは、基材層と、上記基材層の第1表面上に積層された第1印刷層と、上記基材層の上記第1表面とは反対側の第2表面上に積層された第2印刷層とを有するラベル連続体を巻き取ってなるラベルロールであって、上記第1印刷層は、マット剤を含む水性インキから形成された層であり、上記マット剤の平均粒子径は、0.5μm以上2.8μm以下であり、上記第2印刷層は、水性インキから形成された層であり、上記第2印刷層は、上記基材層側とは反対側の表面の算術平均粗さが0.21μm以上0.8μ以下であり、透明である。
【0008】
(2)本発明のラベルロールは、上記第2印刷層の表面の最大高さが1.6μm以上6.0μm以下である。
【0009】
(3)本発明のラベルは、基材層と、上記基材層の第1表面上に積層された第1印刷層と、上記基材層の上記第1表面とは反対側の第2表面上に積層された第2印刷層とを有し、上記第1印刷層は、マット剤を含む水性インキから形成された層であり、上記マット剤の平均子粒径は、0.5μm以上2.8μm以下であり、上記第2印刷層は、水性インキから形成された層であり、上記第2印刷層は、表面の算術平均粗さが0.21μm以上0.8μm以下であり、透明である。
【0010】
(4)本発明のラベルは、(1)又は(2)に記載のラベルロールから巻き出された前記ラベル連続体から切り取って得られる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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