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公開番号2025153068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024055342
出願日2024-03-29
発明の名称建物
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 3/00 20060101AFI20251002BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】 快眠のための就寝部屋の温度管理が可能な建物を提供する。
【解決手段】 本発明の建物Hは、就寝部屋Aに設けられた空気の吹き出し口14A及び14Bと、
前記就寝部屋Aとは異なり気温が互いに相違する複数の空間B及びFのそれぞれから空気を吸気し、吸気した空気を、前記吹き出し口14A及び14Bを通じて就寝部屋Aに供給する供給機構10と、複数の空間のそれぞれについて、供給機構10により吸気される空気の量を調整する第1調整機構18と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
就寝部屋に設けられた空気の吹き出し口と、
前記就寝部屋とは異なり気温が互いに相違する複数の空間のそれぞれから空気を吸気し、吸気した空気を、前記吹き出し口を通じて前記就寝部屋に供給する供給機構と、
前記複数の空間のそれぞれについて、前記供給機構により吸気される空気の量を調整する第1調整機構と、を備える建物。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1調整機構は、
前記空間毎に設けられ、前記供給機構により吸気される空気の量を調整するために開閉する第1開閉器と、
前記空間毎の前記第1開閉器を制御して、前記第1開閉器の開度を前記空間毎に調整する第1制御装置と、を含む、請求項1に記載の建物。
【請求項3】
前記供給機構は、前記複数の空間から吸気された空気を混合して混合空気を生成する空気混合器を含み、前記混合空気を、前記吹き出し口を通じて前記就寝部屋に供給する、請求項1に記載の建物。
【請求項4】
前記第1制御装置は、前記就寝部屋内に置かれた寝具の利用者の入眠時刻の履歴情報に基づいて、過去の所定期間における平均の前記入眠時刻を特定し、特定された平均の前記入眠時刻に応じて設定された開始時刻から、前記供給機構による空気の供給を開始する、請求項2に記載の建物。
【請求項5】
前記利用者が起床時に行う動作を検出するセンサをさらに有し、
前記第1制御装置は、前記センサが前記動作を検出した時刻に応じて、前記供給機構による空気の供給を終了する、請求項4に記載の建物。
【請求項6】
前記就寝部屋における複数の場所のそれぞれに、前記吹き出し口が設けられており、
それぞれの前記吹き出し口を通じて供給される空気の量を、前記吹き出し口毎に調整する第2調整機構を備える、請求項1に記載の建物。
【請求項7】
前記第2調整機構は、
前記吹き出し口毎に設けられ、前記吹き出し口を通じて供給される空気の量を調整するために開閉する第2開閉器と、
前記吹き出し口毎の前記第2開閉器を制御して、前記第2開閉器の開度を前記吹き出し口毎に調整する第2制御装置と、を含む、請求項6に記載の建物。
【請求項8】
前記第2制御装置は、前記就寝部屋内に置かれた寝具内の温度及び湿度のうちの少なくとも一方に基づいて、前記吹き出し口毎の前記第2開閉器を制御する、請求項7に記載の建物。
【請求項9】
前記第2制御装置は、前記寝具の利用者の頭が配置される側で測定された前記寝具内の温度と、前記利用者の足が配置される側で測定された前記寝具内の温度とに基づいて、前記吹き出し口毎の前記第2開閉器を制御する、請求項8に記載の建物。
【請求項10】
前記第2制御装置は、前記寝具の利用者の属性に応じて指定される制御モードに従って、前記吹き出し口毎の前記第2開閉器を制御する、請求項9に記載の建物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物に係り、特に、就寝部屋の温度管理が可能な建物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
住宅等の建物において、就寝時にエアコン(特に、冷房)を利用する場合、睡眠環境の劣化、例えば、エアコン起動中の室内温度が適温でないことによる中途覚醒を問題として挙げるユーザが多い。このような問題に対し、ユーザは、就寝部屋とは異なる隣室でエアコンを稼働し、両部屋の扉を開けっ放しにした状態で、隣室から冷気を就寝部屋へ流したり、建物内に複数人が同居する場合は、年齢や男女差等、個々の人の体質に適した温度に設定された就寝部屋に分かれて就寝する等して、睡眠環境の改善を行っている。しかし、いずれの方法を用いた場合にも電気使用量が多くなり、コストがかかる。
【0003】
以上のような課題の解決策は、これまでにも提案されており、その一例である特許文献1では、中途覚醒しそうなユーザの体感温度等に基づき、エアコンの設定温度、湿度及び気流の強さを制御する方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-132581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載された方法では、同室に、中途覚醒しやすいユーザが複数人いる場合、中途覚醒の問題を解決することができない。また、体感温度が異なるユーザがそれぞれ別々の部屋で就寝する場合、各部屋にエアコンを設置する必要があるため、電気使用量及び電気料金(コスト)の削減を図ることが難しい。
【0006】
また、中途覚醒の原因には、女性の月経周期の影響や、更年期の症状があることが知られている。女性の月経周期には、基礎体温が高い時期(高温期)と低い時期(低温期)があり、高温期は睡眠が浅くなりやすい。また、更年期(50歳前後)になると、ホルモンバランスが崩れ、自律神経(体温調節機能)が乱れることにより、様々な症状が身体に現れるが、その症状の1つとして、ホットフラッシュが挙げられる。ホットフラッシュとは、気温や室温に関係無く急に、顔や首など上半身がほてったり、発汗したりする現象であり、睡眠時にその影響(ほてりや寝汗)で中途覚醒が起こることが知られている。また、ホットフラッシュには、上半身のほてりに加え、下半身の冷えを伴う場合(冷えのぼせ)もある。しかし、これまでに、上記のような女性特有の体温変化や更年期特有の体温変化に関する症状を考慮して就寝部屋の温度を調整する技術は、開発されていない。
【0007】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、快眠のための就寝部屋の温度管理が可能な建物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題は、本発明の建物によれば、就寝部屋に設けられた空気の吹き出し口と、就寝部屋とは異なり気温が互いに相違する複数の空間のそれぞれから空気を吸気し、吸気した空気を、吹き出し口を通じて就寝部屋に供給する供給機構と、複数の空間のそれぞれについて、供給機構により吸気される空気の量を調整する第1調整機構と、を備えることにより解決される。
【0009】
上記のように構成された本発明の建物では、就寝部屋とは異なる複数の空間のそれぞれから、異なる気温の空気を就寝部屋に供給することが可能なため、エアコンを使用することなく、就寝部屋の室温を快眠に適した温度に調整することができる。
【0010】
また、上記の建物において、第1調整機構は、空間毎に設けられ、供給機構により吸気される空気の量を調整するために開閉する第1開閉器と、空間毎の第1開閉器を制御して、第1開閉器の開度を空間毎に調整する第1制御装置と、を含むと、好適である。
上記の構成によれば、就寝部屋とは異なる複数の空間のそれぞれから、適量の空気を空間毎に吸気することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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