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公開番号
2025153035
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055296
出願日
2024-03-29
発明の名称
非接触眼圧測定装置
出願人
株式会社ニデック
代理人
個人
主分類
A61B
3/16 20060101AFI20251002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】部品点数を増やすことなく、眼圧測定に要する時間を短くする。
【解決手段】眼科装置1は、流体吐出部20と、コンデンサ100と、制御ユニット80とを備える。コンデンサ100が充電時に描く電圧曲線を充電圧曲線とすると、コンデンサ100は、充電圧曲線を二階微分した曲線が極小値を持つときの電圧値VXが、駆動電圧VBよりも大きい充電電圧特性を有している。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
被検眼角膜の変形を検出して、被検眼の眼圧を測定する非接触眼圧測定装置であって、
被検眼に対して流体を吐出して、前記被検眼角膜を変形させる流体吐出部と、
充放電することで、前記流体吐出部に駆動電力を供給するコンデンサと、
前記コンデンサの充放電を制御して、前記流体吐出部に電力を複数回供給させて、前記被検眼に対して流体を複数回吐出させる制御部と、を備え、
前記コンデンサの充電電圧であって、前記流体吐出部が前記流体を1回吐出させるための基準となる充電電圧である駆動電圧が予め設定され、
前記制御部は、前記コンデンサを前記駆動電圧以上の電圧まで充電させた状態で放電し、前記流体吐出部に電力を供給させて前記被検眼に対して1回目の吐出を行うと共に、2回目以降の流体の吐出については、前記コンデンサを充電させて前記駆動電圧以上の電圧に到達したタイミングで放電して、前記流体吐出部に電力を供給させるよう構成され、
前記コンデンサが充電時に描く電圧曲線を充電圧曲線とすると、
前記コンデンサは、前記充電圧曲線を二階微分した曲線が極小値を持つときの電圧値が、前記駆動電圧よりも大きい充電電圧特性を有している、非接触眼圧測定装置。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の非接触眼圧測定装置であって、
前記コンデンサの最大充電電圧が、前記駆動電圧の1.5倍以上になるよう設定されている、非接触眼圧測定装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の非接触眼圧測定装置であって、
前記制御部は、前記流体吐出部に電力を供給した際に、前記被検眼角膜が適正に圧平されずに前記駆動電圧を大きくする必要があるか否かを判定する判定部を更に備え、
前記制御部は、前記コンデンサから前記流体吐出部に電力を供給させた場合に、前記判定部が前記駆動電圧を大きくする必要があると判定すると、次回の流体の吐出において、前記コンデンサを前記駆動電圧よりも高い高駆動電圧以上まで充電させたタイミングで放電させることで、今回よりも大きい電力を前記流体吐出部に供給させる、非接触眼圧測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼の眼圧を測定するための非接触眼圧測定装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
被検眼角膜を変形させて、その変形した被検眼角膜を検出することで被検眼の眼圧を測定する非接触眼圧測定装置が知られている。被検眼角膜を変形させる際には、例えば圧縮空気などの流体を流体吐出部から被検眼に吐出して、その流体の圧力により被検眼角膜を変形させる。従来、このような流体吐出部の電力供給は、コンデンサを用いて行われている。
【0003】
具体的には、コンデンサの充放電を制御することで、流体吐出部に供給する電力の大きさおよびタイミングが調整される。通常、1回の眼圧測定において、流体吐出部から被検眼に対して複数回流体が吐出される。したがって、コンデンサは、流体吐出部から1回目の流体の吐出が終了すると、充電が開始され、所定の充電電圧(駆動電圧という)以上となるまで充電される。そして、コンデンサの充電電圧が駆動電圧以上に到達すると、2回目の放電が行われて、被検眼に流体が再び吐出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-285449
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前回の流体の吐出が終了後、コンデンサの充電が開始されて駆動電圧に到達するまでに時間が要すると、眼圧測定に要するトータル時間が増加してしまう。そこで、最大充電電圧および容量を大きくした高品質なコンデンサを採用することで、充電に要する時間を短くすることは可能となる。しかしながら、このような高品質なコンデンサを用いた場合には、製品コストが嵩む難点があった。
【0006】
本開示の典型的な目的は、コストの上昇を抑えつつ、眼圧測定に要する時間を短くすることが可能な非接触眼圧測定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示における典型的な実施形態が提供する非接触眼圧測定装置は、被検眼角膜の変形を検出して、被検眼の眼圧を測定する。非接触眼圧測定装置は、被検眼に対して流体を吐出して、被検眼角膜を変形させる流体吐出部と、充放電することで、流体吐出部に駆動電力を供給するコンデンサと、コンデンサの充放電を制御して、流体吐出部に電力を複数回供給させて、被検眼に対して流体を複数回吐出させる制御部と、を備える。コンデンサの充電電圧であって、流体吐出部が流体を1回吐出させるための基準となる充電電圧である駆動電圧が予め設定される。制御部は、コンデンサを駆動電圧以上の電圧まで充電させた状態で放電し、流体吐出部に電力を供給させて被検眼に対して1回目の吐出を行うと共に、2回目以降の流体の吐出については、コンデンサを充電させて駆動電圧以上の電圧まで到達したタイミングで放電して、流体吐出部に電力を供給させるよう構成される。コンデンサが充電時に描く電圧曲線を充電圧曲線とすると、コンデンサは、充電圧曲線を二階微分した曲線が極小値を持つときの電圧値が、駆動電圧よりも大きい充電電圧特性を有している。
【0008】
本開示に係る非接触眼圧測定装置によると、製品コストの増加を招くことなく、眼圧測定に要する時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
眼科装置の外観構成を示す左側面図である。
眼科装置の内部構成を示す図である。
眼圧測定時のコンデンサの充電電圧曲線を示すグラフである。
眼圧測定時のコンデンサの充電電圧曲線と、充電電圧曲線を二階微分した曲線を比較して示す図である。
眼圧測定時のコンデンサの充電電圧曲線と、比較例に係るコンデンサの充電電圧曲線を比較して示す図である。
眼科装置が実行する眼圧測定処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<概要>
本開示で例示する非接触眼圧測定装置は、被検眼角膜の変形を検出して、被検眼の眼圧を測定する。非接触眼圧測定装置は、被検眼に対して流体を吐出して、被検眼角膜を変形させる流体吐出部と、充放電することで、流体吐出部に駆動電力を供給するコンデンサと、コンデンサの充放電を制御して、流体吐出部に電力を複数回供給させて、被検眼に対して流体を複数回吐出させる制御部と、を備える。コンデンサの充電電圧であって、流体吐出部が流体を1回吐出させるための基準となる充電電圧である駆動電圧が予め設定される。制御部は、コンデンサを駆動電圧以上の電圧まで充電させた状態で放電し、流体吐出部に電力を供給させて被検眼に対して1回目の吐出を行うと共に、2回目以降の流体の吐出については、コンデンサを充電させて前記駆動電圧以上の電圧に到達したタイミングで放電して、流体吐出部に電力を供給させるよう構成される。そして、コンデンサが充電時に描く電圧曲線を充電圧曲線とすると、コンデンサは、充電圧曲線を二階微分した曲線が極小値を持つときの電圧値が、駆動電圧よりも大きい充電電圧特性を有している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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