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公開番号2025153001
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024055248
出願日2024-03-29
発明の名称ペロブスカイト太陽電池およびペロブスカイト太陽電池の製造方法
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類H10K 30/50 20230101AFI20251002BHJP()
要約【課題】湿分に起因する経時的な性能低下を抑制するペロブスカイト太陽電池を提供する。
【解決手段】ペロブスカイト太陽電池1は、基材10上に、第1電極層21と、第1キャリア輸送層31と、ペロブスカイト層40と、第2キャリア輸送層32と、第2電極層22とがこの順番に積層されたペロブスカイト太陽電池であって、ペロブスカイト層40の主成分は、ペロブスカイト構造有し、光電変換機能を有し、ペロブスカイト層40は、添加物として2-メルカプトベンゾチアゾールを含む。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
基材上に、第１電極層と、第１キャリア輸送層と、ペロブスカイト層と、第２キャリア輸送層と、第２電極層とがこの順番に積層されたペロブスカイト太陽電池であって、
前記ペロブスカイト層の主成分は、ペロブスカイト構造を有し、光電変換機能を有し、
前記ペロブスカイト層は、添加物として２－メルカプトベンゾチアゾールを含む、
ペロブスカイト太陽電池。
続きを表示（約 230 文字）【請求項２】
基材上に、第１電極層と、第１キャリア輸送層と、ペロブスカイト層と、第２キャリア輸送層と、第２電極層とをこの順番に形成するペロブスカイト太陽電池の製造方法であって、
前記ペロブスカイト層を形成する工程では、ペロブスカイト構造を有し光電変換機能を有する主成分に、添加物を添加することによって、前記ペロブスカイト層を形成し、
前記添加物は２－メルカプトベンゾチアゾールである、
ペロブスカイト太陽電池の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ペロブスカイト太陽電池およびペロブスカイト太陽電池の製造方法に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
光電変換層としてペロブスカイト層を用いたペロブスカイト太陽電池が知られている。特許文献１には、このようなペロブスカイト太陽電池が開示されている。
【０００３】
このようなペロブスカイト太陽電池は、ガラスまたは樹脂フィルム等の基材上に順に形成された、第１電極層（陽極電極または陰極電極）と、第１キャリア輸送層（正孔輸送膜または電子輸送膜）と、ペロブスカイト層と、第２キャリア輸送層（電子輸送膜または正孔輸送膜）と、第２電極層（陰極電極または陽極電極）とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－０１３９８２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
このようなペロブスカイト太陽電池では、湿分に起因して、ペロブスカイト層の光電変換性能が経時的に低下し、ペロブスカイト太陽電池の性能が経時的に低下してしまう。
【０００６】
本発明の目的は、湿分に起因する経時的な性能低下を抑制するペロブスカイト太陽電池およびペロブスカイト太陽電池の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明に係るペロブスカイト太陽電池は、基材上に、第１電極層と、第１キャリア輸送層と、ペロブスカイト層と、第２キャリア輸送層と、第２電極層とがこの順番に積層されたペロブスカイト太陽電池であって、前記ペロブスカイト層の主成分は、ペロブスカイト構造を有し、光電変換機能を有し、前記ペロブスカイト層は、添加物として２－メルカプトベンゾチアゾールを含む。
【０００８】
本発明に係るペロブスカイト太陽電池の製造方法は、基材上に、第１電極層と、第１キャリア輸送層と、ペロブスカイト層と、第２キャリア輸送層と、第２電極層とをこの順番に形成するペロブスカイト太陽電池の製造方法であって、前記ペロブスカイト層を形成する工程では、ペロブスカイト構造を有し光電変換機能を有する主成分に、添加物を添加することによって、前記ペロブスカイト層を形成し、前記添加物は２－メルカプトベンゾチアゾールである。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、ペロブスカイト太陽電池において、湿分に起因する経時的な性能低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本実施形態に係る太陽電池の一例を示す断面図である。
本実施形態に係る太陽電池の他の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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