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公開番号2025149691
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024050494
出願日2024-03-26
発明の名称移動機械システムおよび移動機械の運用方法
出願人株式会社神戸製鋼所,コベルコ建機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F17C 11/00 20060101AFI20251001BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】本開示は、移動機械を継続的かつ効率的に運行できる移動機械システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の一態様に係る移動機械システムは、所定の作業領域内を移動する移動機械のシステムであって、複数の水素ガスタンクと、上記水素ガスタンクが貯蔵する水素ガスを用いる駆動源を有する移動機械と、上記作業領域内に設置され、上記水素ガスタンクに水素ガスを供給する水素供給設備とを備え、上記水素ガスタンクが上記移動機械に着脱自在であり、上記水素供給設備が、上記移動機械から離脱した水素ガスタンク、および上記移動機械に装着する水素ガスタンクへの水素ガス供給用であり、水素ガスの供給中に上記水素ガスタンクを冷却する冷却部を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
所定の作業領域内を移動する移動機械のシステムであって、
複数の水素ガスタンクと、
上記水素ガスタンクが貯蔵する水素ガスを用いる駆動源を有する移動機械と、
上記作業領域内に設置され、上記水素ガスタンクに水素ガスを供給する水素供給設備と
を備え、
上記水素ガスタンクが上記移動機械に着脱自在であり、
上記水素供給設備が、
上記移動機械から離脱した水素ガスタンク、および上記移動機械に装着する水素ガスタンクへの水素ガス供給用であり、
水素ガスの供給中に上記水素ガスタンクを冷却する冷却部を有する移動機械システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
上記冷却部が上記水素ガスタンクに冷却水を供給するパイプラインを有する請求項1に記載の移動機械システム。
【請求項3】
上記冷却部が冷却塔である請求項1に記載の移動機械システム。
【請求項4】
上記水素供給設備が上記水素ガスタンクに供給される水素ガスの圧力を減圧する減圧部をさらに有する請求項1に記載の移動機械システム。
【請求項5】
上記水素供給設備が上記水素ガスタンクに供給される水素ガスの流量を調整する流量調整部をさらに有する請求項1に記載の移動機械システム。
【請求項6】
上記水素供給設備が、
上記水素ガスタンクに供給される水素ガスを圧縮する圧縮機と、
圧縮された水素ガスの一部を上記圧縮機の上流に還流する還流路と、
上記還流路に配置される圧力調整弁と、
上記還流路の圧力が設定値以上となることで上記圧力調整弁を開放する圧力調整器と
を含む圧縮部をさらに有する請求項1に記載の移動機械システム。
【請求項7】
上記水素供給設備が水素カードルを含む請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の移動機械システム。
【請求項8】
上記水素供給設備が、
複数の上記水素カードルと、
上記複数の水素カードルから一の水素カードルを選択する選択部と
を有する請求項7に記載の移動機械システム。
【請求項9】
所定の作業領域内を移動する移動機械を運用する方法であって、
複数の水素ガスタンクと、この水素ガスタンクが貯蔵する水素ガスを用いる駆動源を有する移動機械とを準備する工程と、
上記水素ガスタンクに水素ガスを供給する水素供給設備を上記作業領域内に設置する工程と、
第1の上記水素ガスタンクを装着した上記移動機械を運行する工程と、
運行で使用した上記第1の水素ガスタンクを上記移動機械から離脱する工程と、
上記移動機械に第2の上記水素ガスタンクを装着する工程と、
離脱された上記第1の水素ガスタンクに上記水素供給設備が水素ガスを供給する工程と
を備える移動機械の運用方法。
【請求項10】
上記移動機械に装着する第3の上記水素ガスタンクに上記水素供給設備が水素ガスを供給する工程をさらに備える請求項9に記載の移動機械システムの運用方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動機械システムおよび移動機械の運用方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境を考慮して、水素を発電や自動車などの燃料として用いることが考えられており、水素の需要が増大している。水素ガスを用いる燃料電池を駆動源とした作業機械が知られている(特開2003-213728号公報)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-213728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の作業機械は、カウンタウェイトとして、燃料電池用の水素吸蔵合金を具備した容器を有し、この容器から水素ガスを上記燃料電池に供給することで運行されている。作業機械は、例えば自家用車などに比して動力が大きいため、上記容器への水素ガスの補給が頻繁になることがある。また、作業機械には公道の通行ができないものもあるため、作業領域外に設けられている水素ガスを補給するための水素ステーションなどへの移動ができないことがある。これらのことによって、上記作業機械が継続的に効率よく作業できないおそれがある。
【0005】
このような事情に鑑み、本開示は、移動機械を継続的かつ効率的に運行できる移動機械システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本開示の一態様に係る移動機械システムは、所定の作業領域内を移動する移動機械のシステムであって、複数の水素ガスタンクと、上記水素ガスタンクが貯蔵する水素ガスを用いる駆動源を有する移動機械と、上記作業領域内に設置され、上記水素ガスタンクに水素ガスを供給する水素供給設備とを備え、上記水素ガスタンクが上記移動機械に着脱自在であり、上記水素供給設備が、上記移動機械から離脱した水素ガスタンク、および上記移動機械に装着する水素ガスタンクへの水素ガス供給用であり、水素ガスの供給中に上記水素ガスタンクを冷却する冷却部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の移動機械システムは、移動機械を継続的かつ効率的に運行できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の一実施形態である移動機械システムを示す模式図である。
図2は、図1とは異なる移動機械システムを示す模式図である。
図3は、図1および図2の移動機械システムに着脱される水素ガスタンクの一例を示す模式的断面図である
図4は、図3の水素ガスタンクが有する水素貯蔵モジュールを示す模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
(1)本開示の一態様に係る移動機械システムは、所定の作業領域内を移動する移動機械のシステムであって、複数の水素ガスタンクと、上記水素ガスタンクが貯蔵する水素ガスを用いる駆動源を有する移動機械と、上記作業領域内に設置され、上記水素ガスタンクに水素ガスを供給する水素供給設備とを備え、上記水素ガスタンクが上記移動機械に着脱自在であり、上記水素供給設備が、上記移動機械から離脱した水素ガスタンク、および上記移動機械に装着する水素ガスタンクへの水素ガス供給用であり、水素ガスの供給中に上記水素ガスタンクを冷却する冷却部を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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