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公開番号
2025149536
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024050252
出願日
2024-03-26
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
主分類
G16H
20/10 20180101AFI20251001BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】意思決定の場面において有益な情報を、知識グラフを用いて生成してユーザに提供する。
【解決手段】情報処理装置は、第1知識グラフ(例えば、医療に関する問題を扱う知識グラフ)に対して仮定の各々に対応する編集を加えることによって、第2知識グラフを生成するグラフ編集部と、第2知識グラフの各々において結論に対応するリンクのスコアを、リンク予測技術を用いて算出するリンク予測部と、仮定の選択が結論に与える影響を示す情報を、スコアを参照して生成する情報生成部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
オブジェクトを表すノードとオブジェクト間の関係を表すリンクとを含む第1知識グラフに対して、少なくとも1つの仮定の各々に対応する編集を加えることによって、少なくとも1つの第2知識グラフを生成するグラフ編集手段と、
前記グラフ編集手段が生成した少なくとも1つの第2知識グラフの各々において結論に対応するリンクのスコアを、リンク予測技術を用いて算出するリンク予測手段と、
前記結論が導かれる可能性に対して前記少なくとも1つの仮定に関する選択が与える影響を示す情報を、前記リンク予測手段が算出した少なくとも1つのスコアを参照して生成する情報生成手段と、を備える、
情報処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記グラフ編集手段は、前記第1知識グラフに前記少なくとも1つの仮定の各々に対応する新規のリンクを追加する、又は、前記第1知識グラフから前記少なくとも1つの仮定の各々に対応する既存のリンクを削除することによって、前記少なくとも1つの第2知識グラフを生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記グラフ編集手段は、前記第1知識グラフに対して、複数の仮定の各々に対応する編集を加えることによって、複数の第2知識グラフを生成し、
前記情報生成手段は、前記複数の仮定の何れを採用するかによって生じる、前記結論が導かれる可能性の違いを示す情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記グラフ編集手段は、前記第1知識グラフに対して、単一の仮定に対応する編集を加えることによって、単一の第2知識グラフを生成し、
前記情報生成手段は、前記単一の仮定を採用するか否かによって生じる、前記結論が導かれる可能性の違いを示す情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記情報生成手段は、前記情報を、前記単一の第2知識グラフにおいて前記結論に対応するリンクのスコアに加えて、前記第1知識グラフにおいて前記結論に対応するリンクのスコアを参照して生成する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1知識グラフは、医療に関する問題を扱う知識グラフであり、
ノードとして、各患者を表すノード、各性別を表すノード、各年齢を表すノード、各疾患を表すノード、各症状を表すノード、各予後を表すノード、及び各薬品を表すノードの少なくとも何れかを含み、
リンクとして、関係「性別」を表すリンク、関係「年齢」を表すリンク、関係「罹患」を表すリンク、関係「発症」を表すリンク、関係「副作用」を表すリンク、関係「予後」を表すリンク、及び関係「投与」を表すリンクの少なくとも何れかを含む、
請求項1~5までの何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記リンク予測手段は、機械学習により生成されたモデルを用いて、前記スコアを算出する、
請求項1~5までの何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記情報は、前記少なくとも1つの仮定に関するユーザの意思決定を支援するメッセージである、
請求項1~5までの何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサが、オブジェクトを表すノードとオブジェクト間の関係を表すリンクとを含む第1知識グラフに対して、少なくとも1つの仮定の各々に対応する編集を加えることによって、少なくとも1つの第2知識グラフを生成するグラフ編集処理と、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記グラフ編集処理において生成した少なくとも1つの第2知識グラフの各々において結論に対応するリンクのスコアを、リンク予測技術を用いて算出するリンク予測処理と、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記結論が導かれる可能性に対して前記少なくとも1つの仮定に関する選択が与える影響を示す情報を、前記リンク予測処理において算出した少なくとも1つのスコアを参照して生成する情報生成処理と、を含む、
情報処理方法。
【請求項10】
少なくとも1つのプロセッサに、
オブジェクトを表すノードとオブジェクト間の関係を表すリンクとを含む第1知識グラフに対して、少なくとも1つの仮定の各々に対応する編集を加えることによって、少なくとも1つの第2知識グラフを生成するグラフ編集処理と、
前記グラフ編集処理において生成した少なくとも1つの第2知識グラフの各々において結論に対応するリンクのスコアを、リンク予測技術を用いて算出するリンク予測処理と、
前記結論が導かれる可能性に対して前記少なくとも1つの仮定に関する選択が与える影響を示す情報を、前記リンク予測処理において算出した少なくとも1つのスコアを参照して生成する情報生成処理と、を実行させる、
情報処理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ユーザによる意思決定を支援するための技術として、知識グラフが用いられている。特許文献1には、患者とその属性とをリンクさせた「Graph AI」が開示されている。ここで、AIとは、人工知能(Artificial Intelligence)のことを指す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開公報第2023/188800号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
意思決定の場面においては、仮定に関する選択(例えば、複数の仮定の何れを採用するか、或いは、単一の仮定を採用するか否か)が結論にどのように影響するかを知ることが有益である。しかしながら、このような情報を生成してユーザに提供する技術は、未だ実現されていない。
【0005】
本開示は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その一例示的目的は、意思決定の場面において有益な情報を、知識グラフを用いて生成してユーザに提供する技術を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一例示的側面に係る情報処理装置は、オブジェクトを表すノードとオブジェクト間の関係を表すリンクとを含む第1知識グラフに対して、少なくとも1つの仮定の各々に対応する編集を加えることによって、少なくとも1つの第2知識グラフを生成するグラフ編集手段と、前記グラフ編集手段が生成した少なくとも1つの第2知識グラフの各々において結論に対応するリンクのスコアを、リンク予測技術を用いて算出するリンク予測手段と、前記結論が導かれる可能性に対して前記少なくとも1つの仮定に関する選択が与える影響を示す情報を、前記リンク予測手段が算出した少なくとも1つのスコアを参照して生成する情報生成手段と、を備える。
【0007】
本開示の一例示的側面に係る情報処理方法は、少なくとも1つのプロセッサが、オブジェクトを表すノードとオブジェクト間の関係を表すリンクとを含む第1知識グラフに対して、少なくとも1つの仮定の各々に対応する編集を加えることによって、少なくとも1つの第2知識グラフを生成するグラフ編集処理と、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記グラフ編集処理において生成した少なくとも1つの第2知識グラフの各々において結論に対応するリンクのスコアを、リンク予測技術を用いて算出するリンク予測処理と、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記結論が導かれる可能性に対して前記少なくとも1つの仮定に関する選択が与える影響を示す情報を、前記リンク予測処理において算出した少なくとも1つのスコアを参照して生成する情報生成処理と、を含む。
【0008】
本開示の一例示的側面に係る情報処理プログラムは、少なくとも1つのプロセッサに、オブジェクトを表すノードとオブジェクト間の関係を表すリンクとを含む第1知識グラフに対して、少なくとも1つの仮定の各々に対応する編集を加えることによって、少なくとも1つの第2知識グラフを生成するグラフ編集処理と、前記グラフ編集処理において生成した少なくとも1つの第2知識グラフの各々において結論に対応するリンクのスコアを、リンク予測技術を用いて算出するリンク予測処理と、前記結論が導かれる可能性に対して前記少なくとも1つの仮定に関する選択が与える影響を示す情報を、前記リンク予測処理において算出した少なくとも1つのスコアを参照して生成する情報生成処理と、を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一例示的側面によれば、意思決定の場面において有益な情報を、知識グラフを用いて生成してユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
本開示に係る情報処理方法の流れを示すフロー図である。
上段は、図2に示す情報処理方法で用いる第1知識グラフの一部を例示する図、中段及び下段は、図2に示す情報処理方法で用いる第2知識グラフの一部を例示する図である。
上段は、図2に示す情報処理方法で用いる第1知識グラフの一部を例示する図、中段及び下段は、図2に示す情報処理方法で用いる第2知識グラフの一部を例示する図である。
上段は、図2に示す情報処理方法で用いる第1知識グラフの一部を例示する図、下段は、図2に示す情報処理方法で用いる第2知識グラフの一部を例示する図である。
本開示に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図6に示す情報処理装置がディスプレイに表示する画面の一例を示す図である。
本開示に係る情報処理装置として機能するコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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