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公開番号
2025133431
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031379
出願日
2024-03-01
発明の名称
マルチバンドバラン
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01P
5/10 20060101AFI20250904BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】小面積で帯域可変なマルチバンドバランを提供する。
【解決手段】マルチバンドバランは、一端が接地され、他端が平衡回路に接続する平衡端子に接続する2本の平衡線路と、一端が不平衡回路に接続する不平衡端子に接続する不平衡線路と、第一スイッチと、を備え、前記第一スイッチは、前記不平衡線路の、前記不平衡端子に接続する一端とは反対側の一端である不平衡終端の状態を、開放状態および接地状態のいずれかに切り替える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
一端が接地され、他端が平衡回路に接続する平衡端子に接続する2本の平衡線路と、
一端が不平衡回路に接続する不平衡端子に接続する不平衡線路と、
第一スイッチと、を備え、
前記第一スイッチは、前記不平衡線路の、前記不平衡端子に接続する一端とは反対側の一端である不平衡終端の状態を、開放状態および接地状態のいずれかに切り替える、マルチバンドバラン。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1記載のマルチバンドバランであって、
前記不平衡線路は、第一線路長を有し、
前記第一スイッチは、さらに、前記不平衡線路の線路長を、前記第一線路長および当該第一線路長より短い第二線路長のいずれかに切り替える、マルチバンドバラン。
【請求項3】
請求項2記載のマルチバンドバランであって、
前記不平衡線路は、前記不平衡端子に接続する側の部分であって前記第一線路長より短い第二線路長を有する分断不平衡線路と、前記第一線路長と前記第二線路長との差分以下の長さを有する調整線路と、を備え、
前記調整線路の前記分断不平衡線路側の一端は第一端子に接続し、他端は接地され、
前記第一スイッチは、前記分断不平衡線路の前記不平衡端子に接続する一端とは反対側の一端の状態を、前記第一端子への接続状態と開放状態との間で切り替えることにより、前記不平衡終端の状態を前記開放状態および前記接地状態のいずれかに切り替える、マルチバンドバラン。
【請求項4】
請求項2記載のマルチバンドバランであって、
前記不平衡線路は、前記不平衡端子に接続する側の部分であって前記第一線路長より短い第二線路長を有する分断不平衡線路と、前記第一線路長と前記第二線路長との差分以下の長さを有する調整線路とを備え、
前記調整線路の前記分断不平衡線路側の一端は第一端子に接続し、他端は開放状態であり、
前記第一スイッチは、前記分断不平衡線路の前記不平衡端子に接続する一端とは反対側の一端の状態を、前記第一端子への接続状態と接地状態との間で切り替えることにより、前記不平衡終端の状態を前記開放状態および前記接地状態のいずれかに切り替える、マルチバンドバラン。
【請求項5】
請求項3記載のマルチバンドバランであって、
前記第一スイッチは、前記分断不平衡線路の前記不平衡端子に接続する一端とは反対側の一端の状態を、さらに、接地状態との間で切り替え可能な、マルチバンドバラン。
【請求項6】
請求項4記載のマルチバンドバランであって、
前記第一スイッチは、前記分断不平衡線路の前記不平衡端子に接続する一端とは反対側の一端の状態を、さらに、開放状態との間で切り替え可能な、マルチバンドバラン。
【請求項7】
請求項3記載のマルチバンドバランであって、
前記調整線路の前記他端の状態を開放状態および接地状態のいずれかに切り替える第二方式変換スイッチをさらに備える、マルチバンドバラン。
【請求項8】
請求項4記載のマルチバンドバランであって、
前記調整線路の前記他端の状態を開放状態および接地状態のいずれかに切り替える第二方式変換スイッチをさらに備える、マルチバンドバラン。
【請求項9】
請求項8記載のマルチバンドバランであって、
前記第一スイッチは、前記分断不平衡線路の前記不平衡端子に接続する一端とは反対側の一端の状態を、さらに、開放状態との間で切り替え可能な、マルチバンドバラン。
【請求項10】
請求項1記載のマルチバンドバランであって、
前記第一スイッチは、制御部からの制御信号に従って動作する、マルチバンドバラン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、マルチバンドバランに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
平衡回路と不平衡回路との間を接続するバランがある。比帯域が大きく、低損失なバランとして、結合線路を用いたマーチャントバランがある。マーチャントバランは、例えば、図15(a)に示すように、使用周波数に相当する波長である使用波長λの1/4波長の長さを有する第一ショートスタブSS1および第二ショートスタブSS2と、使用波長λの1/2波長の長さを有するオープンスタブOSとを備える。
【0003】
第五世代移動通信システム(5G)、その次の世代のBeyond 5G(いわゆる6G)に向けてマルチバンド化は通信の大容量化や自由度を高める側面を持つ。それに伴い複数の周波数帯の信号に対応可能なマルチバンドバランの需要が高まっている。
【0004】
結合線路からなる回路素子の帯域を可変化するものとして、例えば、特許文献1を参照すると、中心周波数の広帯域可変が可能な帯域可変フィルタを得る技術がある。特許文献1に開示の技術では、2本の伝送線路からなる結合線路を備えた帯域可変フィルタであって、伝送線路の一部に接続され、オン/オフ切り替えにより結合線路の長さを切り替えることで中心周波数を変更可能とする少なくとも1つのスイッチング素子をさらに備える。スイッチング素子の切り替え動作により結合線路の長さを切り替えることができ、中心周波数の広帯域可変が可能な帯域可変フィルタを容易に実現できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-124311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以下の分析は、本開示の発明者によってなされたものである。
【0007】
例えば、特許文献1の技術をバランに適用する、すなわち、結合線路長を可変にすることにより、複数の帯域に対応可能なバランを実現できる。しかしながら、特許文献1に開示の技術によれば、結合線路長を可変にするために、図15(b)に示すように、新たな結合線路ADDを追加する必要がある。したがって、その分、バランの回路面積が大きくなる。これは、マルチバンド化とともに要請の高い、機器の小型化に対応できない。
【0008】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたもので、小面積で帯域可変なマルチバンドバランを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の第一の視点によれば、
一端が接地され、他端が平衡回路に接続する平衡端子に接続する2本の平衡線路と、
一端が不平衡回路に接続する不平衡端子に接続する不平衡線路と、
第一スイッチと、を備え、
前記第一スイッチは、前記不平衡線路の、前記不平衡端子に接続する一端とは反対側の一端である不平衡終端の状態を、開放状態および接地状態のいずれかに切り替える、マルチバンドバランが提供される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、小面積で帯域可変なマルチバンドバランを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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