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公開番号
2025148746
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024049026
出願日
2024-03-26
発明の名称
シール装置および回転機械
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
F16J
15/40 20060101AFI20251001BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ダンピングを与えつつ、流体の漏れ流量を抑制する。
【解決手段】シール装置は、静止体と回転体との間に配置されて流体の流れを抑制するシール装置であって、静止体に設けられるシールリングと、シールリングの内周面における回転体側に開口する複数の凹部と、複数の凹部のうち一の凹部に一端部が接続され、一の凹部よりも流体の流れの下流側に配置される他の凹部に他端部が接続される連通部とを備え、連通部は、少なくとも他端部を含む部分が、一の凹部側から他の凹部側にかけて、回転体の回転軸に対して径方向の外側から内側に傾いた状態で設けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
静止体と回転体との間に配置されて流体の流れを抑制するシール装置であって、
前記静止体に設けられるシールリングと、
前記シールリングの内周面における前記回転体側に開口する複数の凹部と、
複数の前記凹部のうち一の前記凹部に一端部が接続され、一の前記凹部よりも前記流体の流れの下流側に配置される他の前記凹部に他端部が接続される連通部と
を備え、
前記連通部は、少なくとも前記他端部を含む部分が、一の前記凹部側から他の前記凹部側にかけて、前記回転体の回転軸に対して径方向の外側から内側に傾いた状態で設けられる
シール装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記連通部は、直線状に設けられ、前記一端部から前記他端部にかけて、前記回転体の回転軸に対して径方向の外側から内側に傾いた状態で設けられる
請求項1に記載のシール装置。
【請求項3】
前記連通部は、前記一端部から前記他端部に向けた延長上に他の前記凹部の内周面が位置するように配置される
請求項2に記載のシール装置。
【請求項4】
前記連通部は、一の前記凹部と、一の前記凹部よりも前記回転体の回転方向の下流側に配置される他の前記凹部との間に設けられる
請求項1に記載のシール装置。
【請求項5】
前記連通部は、2つの前記凹部の間に1つ設けられる
請求項1に記載のシール装置。
【請求項6】
前記連通部は、直線状に形成され、
前記シールリングは、前記回転体の径方向の外側の壁部に、前記連通部の延長方向に沿って、前記凹部の底部と前記シールリングの外部との間を貫通する貫通穴が形成され、
前記シールリングの前記貫通穴を前記壁部の外面側から塞ぐ閉塞部材が設けられる
請求項1に記載のシール装置。
【請求項7】
静止体と、
前記静止体に回転自在に支持される回転体と、
前記静止体と前記回転体との間に配置される請求項1に記載のシール装置と、
を備える回転機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、シール装置および回転機械に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
回転機械は、ハウジングの内部に回転体が回転自在に支持される。また、回転機械は、ハウジングと回転体との間における流体の軸方向の漏れ流れを防止するシール装置が設けられる。シール部にダンピングを与えつつ流体の軸方向の漏れ流れを防止する構造として、ハウジングに回転体側に開口する複数の凹部を設けたホールパターンシール等のダンパーシールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-153654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなホールパターンシールにおいては、ダンピングを与えつつ、流体の漏れ流量を抑制する構成が求められる。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、ダンピングを与えつつ、流体の漏れ流量を抑制することが可能なシール装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るシール装置は、静止体と回転体との間に配置されて流体の流れを抑制するシール装置であって、前記静止体に設けられるシールリングと、前記シールリングの内周面における前記回転体側に開口する複数の凹部と、複数の前記凹部のうち一の前記凹部に一端部が接続され、一の前記凹部よりも前記流体の流れの下流側に配置される他の前記凹部に他端部が接続される連通部とを備え、前記連通部は、少なくとも前記他端部を含む部分が、一の前記凹部側から他の前記凹部側にかけて、前記回転体の回転軸に対して径方向の外側から内側に傾いた状態で設けられる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ダンピングを与えつつ、流体の漏れ流量を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る回転機械の例として蒸気タービンの概略構成を表す概略図である。
図2は、シール装置の一部を径方向の外側から見た状態の一例を示す図である。
図3は、図2におけるA-A断面に沿った構成を示す図である。
図4は、シールリングの一部を拡大して示す図である。
図5は、他の例に係るシール装置の一部を径方向の外側から見た状態を示す図である。
図6は、他の例に係るシール装置の一部を径方向の外側から見た状態を示す図である。
図7は、他の例に係るシール装置の一部を径方向の外側から見た状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係るシール装置および回転機械の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
図1は、本実施形態に係る回転機械の例として蒸気タービン10の概略構成を表す概略図である。なお、回転機械は、蒸気タービンに限定されるものではなく、静止体に対して回転体が回転自在に支持される構成であればよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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