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公開番号2025147784
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024048202
出願日2024-03-25
発明の名称金または白金の回収方法
出願人学校法人 龍谷大学
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C22B 3/44 20060101AFI20250930BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約【課題】金または白金を高収率かつ高効率で回収することができる金または白金の回収方法、また、金または白金回収用の捕集剤を提供する。
【解決手段】金または白金の少なくとも一方が溶解した水溶液と、陽イオン界面活性剤と芳香族化合物とを混合する工程、および、生成した金または白金の少なくとも一方を含有する沈殿物を分離し、回収する工程を含む金または白金の回収方法。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
金または白金の少なくとも一方が溶解した水溶液と、陽イオン界面活性剤と芳香族化合物とを混合する混合工程、および、
生成した金または白金の少なくとも一方を含有する沈殿物を分離し、回収する分離回収工程
を含む金または白金の回収方法。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記混合工程において、混合する陽イオン界面活性剤と芳香族化合物が両者の混合物である請求項1記載の金または白金の回収方法。
【請求項3】
前記陽イオン界面活性剤がドデシルトリメチルアンモニウムブロミドである請求項1または2に記載の金または白金の回収方法。
【請求項4】
前記陽イオン界面活性剤の添加濃度が10~100mmol/Lである請求項1または2に記載の金または白金の回収方法。
【請求項5】
前記芳香族化合物がアントラセンである請求項1または2に記載の金、白金の回収方法。
【請求項6】
前記芳香族化合物の添加濃度が25~150μmol/Lである請求項1または2に記載の金、白金の回収方法。
【請求項7】
陽イオン界面活性剤と芳香族化合物との混合物を含有する、金または白金回収用捕集剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金または白金の回収方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
金、白金等の貴金属は、工芸品や宝飾品、電気製品における半導体部品、及び、触媒原料等様々な用途に用いられているが、希少性が高く、回収し再利用(リサイクル)することが望まれる。
【0003】
貴金属元素である金または白金の水中からの回収技術が従来から知られている。例えば、特許文献1、非特許文献1には、貴金属陰イオン錯体を含む化合物を水に溶解した後に、陽イオン界面活性剤と混合することにより生じた貴金属イオンを含む沈殿物を回収する手法が提案されている。しかしながら、該方法では、貴金属イオンを含む沈殿物の収量が少なく、実用化においては費用対効果の観点から不十分であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭61-243091号公報
【0005】
山口大学機器分析センター報告 7 15-21,1999「界面活性剤抽出法を用いる白金族元素の分離」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、金または白金を高収率かつ高効率で回収することができる金または白金の回収方法、また、金または白金回収用の捕集剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、金、白金を高収率で回収する方法について検討を進めたところ、金、白金の貴金属陰イオン錯体を含む水溶液と、陽イオン界面活性剤と芳香族化合物とを混合することにより、金や白金を高収量かつ高効率で回収できることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明(1)は、金または白金の少なくとも一方が溶解した水溶液と、陽イオン界面活性剤と芳香族化合物とを混合する混合工程、および、生成した金または白金の少なくとも一方を含有する沈殿物を分離し、回収する分離回収工程を含む金または白金の回収方法である。
【0009】
本発明(2)は、前記混合工程において、混合する陽イオン界面活性剤と芳香族化合物が両者の混合物である本発明(1)に記載の金または白金の回収方法である。
【0010】
本発明(3)は、前記陽イオン界面活性剤がドデシルトリメチルアンモニウムブロミドである本発明(1)または(2)に記載の金または白金の回収方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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