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公開番号2025147617
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024047958
出願日2024-03-25
発明の名称油性インクジェットインク
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09D 11/36 20140101AFI20250930BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】印刷物のローラ転写汚れを低減することができる油性インクジェットインクを提供することである。
【解決手段】着色樹脂粒子及び非水系溶剤を含み、下記(i)又は(ii)の少なくとも1つを満たす、油性インクジェットインク:(i)前記着色樹脂粒子はコロイダルシリカを含む;(ii)前記油性インクジェットインクは、コロイダルシリカを含む非着色樹脂粒子をさらに含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
着色樹脂粒子及び非水系溶剤を含み、下記(i)又は(ii)の少なくとも1つを満たす、油性インクジェットインク:
(i)前記着色樹脂粒子は、コロイダルシリカを含む;
(ii)前記油性インクジェットインクは、コロイダルシリカを含む非着色樹脂粒子をさらに含む。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記(i)を満たす、請求項1に記載の油性インクジェットインク。
【請求項3】
前記(ii)を満たす、請求項1に記載の油性インクジェットインク。
【請求項4】
前記コロイダルシリカの平均粒子径が、5~80nmである、請求項1~3のいずれか1項に記載の油性インクジェットインク。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、油性インクジェットインクに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録方式は、流動性の高いインクジェットインクを微細なノズルから液滴として噴射し、ノズルに対向して置かれた基材に画像を記録するものであり、低騒音で高速印字が可能であることから、近年急速に普及している。このようなインクジェット記録方式に用いられるインクとして、水を主溶媒として含有する水性インク、重合性モノマーを主成分として高い含有量で含有する紫外線硬化型インク(UVインク)、ワックスを主成分として高い含有量で含有するホットメルトインク(固体インク)とともに、非水系溶剤を主溶媒として含有する、いわゆる非水系インクが知られている。非水系インクは、主溶媒が揮発性有機溶剤であるソルベントインク(溶剤系インク)と、主溶媒が低揮発性あるいは不揮発性の有機溶剤である油性インク(オイル系インク)に分類できる。ソルベントインクは主に有機溶剤の蒸発によって基材上で乾燥するのに対して、油性インクは基材への浸透が主となって乾燥する。
【0003】
油性インクを用いた場合、基材への溶剤の浸透性が向上すると、色材成分が基材に浸透しやすくなり、印刷物の発色性等が低下する場合がある。特許文献1には、着色樹脂粒子、塩基性分散剤、及び非水系溶剤を含み、着色樹脂粒子が、色材、所定の単位によって特定される(メタ)アクリル系樹脂を含む着色樹脂粒子分散体及びこれを含むインクジェットインクが開示され、溶剤から離脱した着色樹脂粒子が基材表面に留まることで印刷物の発色性等を高めることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-053069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
基材に付与された油性インクが乾燥されていない状態で搬送ローラ等に付着し、搬送ローラ等に付着したインクが続けて搬送されてくる後続の基材に転写されて、印刷物に汚れが発生することがある。このような現象をローラ転写汚れという。連続して多数枚の印刷を行う場合、ローラの汚れが蓄積して印刷物の汚れも悪化する傾向がある。
【0006】
本開示の実施形態は、印刷物のローラ転写汚れを低減することができる油性インクジェットインクを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施形態の一つは、着色樹脂粒子及び非水系溶剤を含み、下記(i)又は(ii)の少なくとも1つを満たす、油性インクジェットインクである。
(i)前記着色樹脂粒子は、コロイダルシリカを含む。
(ii)前記油性インクジェットインクは、コロイダルシリカを含む非着色樹脂粒子をさらに含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示の実施形態によれば、印刷物のローラ転写汚れを低減することができる油性インクジェットインクを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明のいくつかの実施形態を説明するが、以下の実施形態の説明における例示が本発明を限定することはない。
【0010】
実施形態の一つによれば、着色樹脂粒子及び非水系溶剤を含み、下記(i)又は(ii)の少なくとも1つを満たす、油性インクジェットインクが提供される。
(i)前記着色樹脂粒子は、コロイダルシリカを含む。
(ii)油性インクジェットインクは、コロイダルシリカを含む非着色樹脂粒子をさらに含む。
(【0011】以降は省略されています)

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