TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025147407
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024047643
出願日
2024-03-25
発明の名称
二連式の光コネクタプラグ
出願人
株式会社精工技研
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
6/36 20060101AFI20250930BHJP(光学)
要約
【課題】光コネクタプラグと光コネクタアダプタとの連結(光接続)をスムーズに解除することができる二連式の光コネクタプラグを提供する。
【解決手段】二連式の光コネクタプラグ10では、第1及び第2プラグフレーム20a,20bの前端部に形成された第1及び第2案内凸部36a,36bの第1及び第2凹穴部分に第1及び第2係合ラッチ77a,77bの第1及び第2先端部が進入し、第1及び第2係合ラッチ77a,77bが弾性変形して第1及び第2先端部が上方へ浮き上がったときにそれら先端部の上り傾斜面が第1及び第2凹穴部分の下り傾斜面に当接し、第1及び第2先端部の上方への浮き上がりがそれら凹穴部分によって防止されることで、第1及び第2係合ラッチ77a,77bの第1及び第2弾性部を下方へ弾性変形させてそれら弾性部を下方へ十分に押し下げることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1光ファイバを保持して軸方向へ延びる第1フェルールを収容する第1プラグフレーム、前記第1プラグフレームに係入する第1ストップリング、前記第1フェルールと前記第1ストップリングとの間に設置されて該第1フェルールを軸方向前方へ付勢する第1ばねを有する第1光コネクタアセンブリと、第2光ファイバを保持して軸方向へ延びる第2フェルールを収容する第2プラグフレーム、前記第2プラグフレームに係入する第2ストップリング、前記第2フェルールと前記第2ストップリングとの間に設置されて該第2フェルールを軸方向前方へ付勢する第2ばねを有して前記第1光コネクタアセンブリに並行する第2光コネクタアセンブリと、前記第1及び第2ストップリングの後端部を収容するインナーハウジングと、前記インナーハウジングを収容するアウターハウジングとを備えた二連式の光コネクタプラグにおいて、
前記第1及び第2プラグフレームが、その前端部の頂壁から上方へ凸となる案内凸部を有し、前記案内凸部が、前記ストップリングに対向する後端面から軸方向前方へ向かって凹む凹穴部分を有し、
前記アウターハウジングが、その前端に開口する前端開口と、前記アウターハウジングの頂壁の一方の側部から軸方向へ延びていて前記前端開口から軸方向前方へ延出する弾性変形可能な第1係合ラッチと、前記アウターハウジングの頂壁の他方の側部から軸方向へ延びていて前記前端開口から軸方向前方へ延出する弾性変形可能な第2係合ラッチとを有し、
前記第1及び第2係合ラッチが、前記プラグフレームの前端部の頂壁に位置して前記凹穴部分に進入する先端部と、前記先端部の軸方向後方に形成されて前記第1及び第2コネクタアセンブリを光コネクタアダプタに挿入したときに該光コネクタアダプタに係合する係合部とを有し、
前記第1及び第2係合ラッチが弾性変形したときの前記先端部の上方への浮き上がりが前記凹穴部分によって防止されることを特徴とする二連式の光コネクタプラグ。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記凹穴部分が、前記案内凸部の後端面から軸方向前方へ向かって下り勾配に傾斜する下り傾斜面を有し、前記第1及び第2係合ラッチの先端部が、該先端部の前端から前記軸方向後方へ向かって上り勾配に傾斜する上り傾斜面と、前記プラグフレームの前端部の頂壁に当接する当接面とを有し、前記第1及び第2係合ラッチが弾性変形して前記先端部が上方へ浮き上がったときに該先端部の上り傾斜面が前記凹穴部分の下り傾斜面に当接する請求項1に記載の二連式の光コネクタプラグ。
【請求項3】
前記第1及び第2係合ラッチが、前記アウターハウジングの頂壁に連結された連結部と、前記連結部から軸方向前方へ延びていて前記アウターハウジングの前端開口から軸方向前方へ延出する弾性部とを有し、前記弾性部が、前記連結部と前記係合部との間に位置して軸方向へ延びる後方弾性部分と、前記係合部と前記先端部との間に位置して軸方向へ延びる前方弾性部分とを有し、前記後方弾性部分の上下方向の厚み寸法が、前記連結部から前記係合部に向かって次第に大きくなっている請求項1に記載の二連式の光コネクタプラグ。
【請求項4】
前記弾性部の後方弾性部分の軸方向の長さ寸法が、前記弾性部の前方弾性部分の軸方向の長さ寸法よりも長く、前記前方弾性部分が、前記後方弾性部分の前端から軸方向前方に向かって下り勾配に傾斜し、前記前方弾性部分の上下方向の厚み寸法が、前記後方弾性部分のそれよりも小さい請求項3に記載の二連式の光コネクタプラグ。
【請求項5】
前記弾性部の後方弾性部分が、前記連結部から軸方向前方に向かって該後方弾性部分の中間位置まで延びる後半部位と、該後方弾性部分の中間位置から軸方向前方に向かって下り勾配に傾斜して延びた後、前記係合部まで延びる前半部位とを有し、前記前方弾性部分の上下方向の厚み寸法が、前記後方弾性部分の後半部位及び前半部位のそれよりも小さい請求項4に記載の二連式の光コネクタプラグ。
【請求項6】
前記前方弾性部分の上下方向の弾性力が、前記後方弾性部分の後半部位及び前半部位のそれよりも小さく、前記前方弾性部分が、前記後半部位及び前記前半部位と比較して容易に弾性変形する請求項5に記載の二連式の光コネクタプラグ。
【請求項7】
前記二連式の光コネクタプラグと前記光コネクタアダプタとの連結を解除する際に、前記第1及び第2係合ラッチの先端部の上り傾斜面が前記凹穴部分の下り傾斜面に当接する請求項1に記載の二連式の光コネクタプラグ。
【請求項8】
前記二連式の光コネクタプラグが、軸方向へスライド可能に連結されたスライダーを有し、該スライダーを軸方向後方へスライドさせると、前記第1及び第2係合ラッチの先端部が前記案内凸部の凹穴部分に進入した状態で、前記第1及び第2係合ラッチの前記光コネクタアダプタに対する係合状態が解除される請求項1に記載の二連式の光コネクタプラグ。
【請求項9】
前記第1及び第2係合ラッチが、前記中間位置から軸方向前方に向かって下り勾配に傾斜して延びる前記後方弾性部分の前半部位の傾斜上面を有し、前記スライダーが、該スライダーの両側部に作られて前記傾斜上面に摺動可能に当接し、軸方向後方へ向かうにつれて上り勾配に傾斜して延びる傾斜下面を有する請求項8に記載の二連式の光コネクタプラグ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二連式の光コネクタプラグに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
第1光ファイバを保持して軸方向へ延びる第1フェルールを収容する第1プラグフレーム、第1プラグフレームに係入する第1ストップリング、第1フェルールと第1ストップリングとの間に設置されて第1フェルールを軸方向前方へ付勢する第1ばねを有する第1光コネクタアセンブリと、第2光ファイバを保持して軸方向へ延びる第2フェルールを収容する第2プラグフレーム、第2プラグフレームに係入する第2ストップリング、第2フェルールと第2ストップリングとの間に設置されて第2フェルールを軸方向前方へ付勢する第2ばねを有して第1光コネクタアセンブリに並行する第2光コネクタアセンブリと、第1ストップリングの後端部及び第2ストップリングの後端部を収容するインナーハウジングと、インナーハウジングを収容するアウターハウジングと、アウターハウジングに対して軸方向へスライド可能に連結されたスライダーとを備えた二連式の光コネクタプラグが開示されている(特許文献1参照)。
【0003】
二連式の光コネクタプラグのアウターハウジングは、前端に開口する前端開口と、アウターハウジングの頂壁の一方の側部に位置して前端開口から軸方向前方へ延びる弾性変形可能な第1係合ラッチと、アウターハウジングの頂壁の他方の側部に位置して前端開口から軸方向前方へ延びる弾性変形可能な第2係合ラッチとを有する。第1及び第2係合ラッチは、その前端に位置してプラグフレームの前端部の頂壁に当接する当接凸部と、当接凸部の軸方向後方に位置して第1及び第2コネクタアセンブリを光コネクタアダプタに挿入したときに光コネクタアダプタに係合する係合部とを有する。
【0004】
この二連式の光コネクタプラグでは、第1及び第2コネクタアセンブリを光コネクタアダプタに挿入し、第1及び第2コネクタアセンブリを光コネクタアダプタの内部に押し入れると、第1及び第2係合ラッチの弾性部が下方へ弾性変形しつつ、第1及び第2係合ラッチの係合部が光コネクタアダプタの係合部に係合し、光コネクタプラグが光コネクタアダプタに連結されて光接続状態になる。アウターハウジングに対してスライダーを軸方向後方へスライドさせる前の状態では、第1及び第2係合ラッチの弾性部が下方へ押し下げられることはなく、第1及び第2係合ラッチの係合部の光コネクタアダプタに対する係合状態が維持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-144132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記特許文献1に開示の二連式の光コネクタプラグは、アウターハウジングに対してスライダーを軸方向後方へスライドさせると、スライダーと第1及び第2係合ラッチの相互の押下げ機構によって第1及び第2係合ラッチの弾性部が下方へ押し下げられ、それによって光コネクタアダプタに対する第1及び第2係合ラッチの係合部の係合が解除され、光コネクタアダプタから第1及び第2コネクタセンブリを引き抜くことができ、光コネクタプラグと光コネクタアダプとの連結(光接続)が解除される。
【0007】
しかし、この二連式の光コネクタプラグは、係合ラッチが弾性変形し下方へ凹むとともに係合ラッチの前方が上方へ反り返ると、係合ラッチの先端部がプラグフレームの前端部の頂壁から上方へ浮き上がり、係合ラッチの係合部の下方への押し下げが不十分になる場合がある。係合ラッチの係合部を下方へ十分に押し下げることができないと、光コネクタアダプタに対する係合部の係合が維持され、光コネクタプラグと光コネクタアダプタとの連結(光接続)を解除することができない。
【0008】
本発明の目的は、光コネクタプラグと光コネクタアダプタとの連結(光接続)をスムーズに解除することができる二連式の光コネクタプラグを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するための本発明の前提は、第1光ファイバを保持して軸方向へ延びる第1フェルールを収容する第1プラグフレーム、第1プラグフレームに係入する第1ストップリング、第1フェルールと第1ストップリングとの間に設置されて第1フェルールを軸方向前方へ付勢する第1ばねを有する第1光コネクタアセンブリと、第2光ファイバを保持して軸方向へ延びる第2フェルールを収容する第2プラグフレーム、第2プラグフレームに係入する第2ストップリング、第2フェルールと第2ストップリングとの間に設置されて第2フェルールを軸方向前方へ付勢する第2ばねを有して第1光コネクタアセンブリに並行する第2光コネクタアセンブリと、第1及び第2ストップリングの後端部を収容するインナーハウジングと、インナーハウジングを収容するアウターハウジングとを備えた二連式の光コネクタプラグである。
【0010】
前記前提における本発明の特徴は、第1及び第2プラグフレームが、その前端部の頂壁から上方へ凸となる案内凸部を有し、案内凸部が、ストップリングに対向する後端面から軸方向前方へ向かって凹む凹穴部分を有し、アウターハウジングが、その前端に開口する前端開口と、アウターハウジングの頂壁の一方の側部から軸方向へ延びていて前端開口から軸方向前方へ延出する弾性変形可能な第1係合ラッチと、アウターハウジングの頂壁の他方の側部から軸方向へ延びていて前端開口から軸方向前方へ延出する弾性変形可能な第2係合ラッチとを有し、第1及び第2係合ラッチが、プラグフレームの前端部の頂壁に位置して凹穴部分に進入する先端部と、先端部の軸方向後方に形成されて第1及び第2コネクタアセンブリを光コネクタアダプタに挿入したときに光コネクタアダプタに係合する係合部とを有し、第1及び第2係合ラッチが弾性変形したときの先端部の上方への浮き上がりが凹穴部分によって防止されることにある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社精工技研
光電圧プローブ
1か月前
株式会社精工技研
光電界センサヘッド
23日前
株式会社精工技研
光測定装置及び光測定方法
16日前
株式会社精工技研
二連式の光コネクタプラグ
18日前
株式会社精工技研
光コネクタプラグおよびロック工具
17日前
個人
立体像表示装置
11日前
カンタツ株式会社
光学系
3日前
住友化学株式会社
偏光板
8日前
東レ株式会社
積層フィルム
17日前
住友化学株式会社
垂直偏光板
8日前
東レ株式会社
赤外線遮蔽構成体
11日前
東レ株式会社
貼合体の製造方法
11日前
古河電気工業株式会社
融着機
3日前
アイカ工業株式会社
反射防止フィルム
23日前
スタンレー電気株式会社
照明装置
18日前
日本電気株式会社
光集積回路素子
15日前
三菱電機株式会社
レンズモジュール
8日前
個人
眼鏡装着位置変更具および眼鏡
9日前
日東電工株式会社
調光フィルム
16日前
AGC株式会社
インフィニティミラー
4日前
住友化学株式会社
偏光板
11日前
住友化学株式会社
偏光板
11日前
住友化学株式会社
積層体
15日前
新光電気工業株式会社
光導波路部品
8日前
住友化学株式会社
光学積層体
11日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
16日前
新光電気工業株式会社
光導波路部品
8日前
旭化成株式会社
成形体
22日前
住友化学株式会社
偏光積層体
11日前
日本分光株式会社
赤外顕微鏡
22日前
旭化成株式会社
成形体
22日前
住友ベークライト株式会社
積層体の製造方法
16日前
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
16日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
22日前
Orbray株式会社
MEMS光スイッチの制御方法
16日前
古河電気工業株式会社
光モジュール、光接続構造
16日前
続きを見る
他の特許を見る