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公開番号
2025146695
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2025024416
出願日
2025-02-18
発明の名称
水性インク、インクカートリッジ、及びインクジェット記録方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
11/324 20140101AFI20250926BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】インク消費量の多い画像を連続記録した場合であっても、インクの不吐出が生じにくく、光学濃度の高い画像を記録可能なインクジェット用の水性インクを提供する。
【解決手段】第1顔料、第2顔料、及び界面活性剤を含有するインクジェット用の水性インクである。第1顔料及び第2顔料は、いずれも、アニオン性基を含む有機基がカーボンブラックの粒子表面に結合した自己分散カーボンブラックであり、第1顔料の体積基準の累積50%粒子径(nm)が、第2顔料の体積基準の累積50%粒子径(nm)に対する比率で、1.3倍以上であり、第2顔料の体積基準の累積50%粒子径が、60nm以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
第1顔料、第2顔料、及び界面活性剤を含有するインクジェット用の水性インクであって、
前記第1顔料及び前記第2顔料は、いずれも、アニオン性基を含む有機基がカーボンブラックの粒子表面に結合した自己分散カーボンブラックであり、
前記第1顔料の体積基準の累積50%粒子径(nm)が、前記第2顔料の体積基準の累積50%粒子径(nm)に対する比率で、1.3倍以上であり、前記第2顔料の体積基準の累積50%粒子径が、60nm以下であることを特徴とする水性インク。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記第1顔料の体積基準の累積50%粒子径が、80nm以上である請求項1に記載の水性インク。
【請求項3】
前記第2顔料のアニオン性基量(mmol/g)が、前記第1顔料のアニオン性基量(mmol/g)に対する比率で、1.1倍以上2.0倍以下である請求項1に記載の水性インク。
【請求項4】
前記第2顔料のアニオン性基量(mmol/g)が、0.27mmol/g以下である請求項1に記載の水性インク。
【請求項5】
前記第1顔料の含有量(質量%)が、前記第2顔料の含有量(質量%)に対する質量比率で、1.5倍以上5.0倍以下である請求項1に記載の水性インク。
【請求項6】
前記第1顔料及び前記第2顔料の前記アニオン性基が、いずれもカルボン酸基である請求項1に記載の水性インク。
【請求項7】
前記アニオン性基が、カウンターイオンを有し、
前記カウンターイオンが、カリウムイオン又はアンモニウムイオンであるとともに、前記第1顔料及び前記第2顔料の前記カウンターイオンが同種である請求項1に記載の水性インク。
【請求項8】
前記界面活性剤が、ノニオン性界面活性剤である請求項1に記載の水性インク。
【請求項9】
前記ノニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルエーテルである請求項8に記載の水性インク。
【請求項10】
グリフィン法により求められる前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルのHLB値が、17.0以下である請求項9に記載の水性インク。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水性インク、インクカートリッジ、及びインクジェット記録方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、インクジェット記録方法は、家庭用及びオフィス用の文書の記録だけではなく、商業用及び産業用の画像などの記録にも採用されている。なかでも、A3などの大きなサイズの記録媒体にも記録可能なインクジェット記録装置を使用して普通紙やコート紙などの記録媒体に高発色の画像を連続的に記録する用途へのニーズが増加しており、このような用途に適した種々のインクが開発されている。
【0003】
普通紙やコート紙などの記録媒体に画像を記録するインクに対しては、高い凝集性を有するとともに、記録媒体の厚さ方向に浸透しにくく、光学濃度の高い高品位な画像を記録可能であることが要求されている。そして、このような要求に応えるべく、カーボンブラックの粒子表面にアニオン性の官能基が直接結合した自己分散カーボンブラックを色材として含有する水性インクが広く用いられている。例えば、光学濃度の高い画像を記録すべく、ジブチルフタレート(DBP)吸油量が異なる2種の自己分散カーボンブラックを用いたインクが提案されている(特許文献1及び2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-021099号公報
特開2002-003767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、普通紙やコート紙などの記録媒体に光学濃度の高い画像を連続記録すべく、特許文献1及び2で提案されたインクについて検討した。その結果、これらのインクを用いてベタ画像などのインク消費量が多い画像を連続記録すると、吐出不良が生じて、画像の濃度ムラやカスレが発生しやすくなることがわかった。そして、このような吐出不良が生ずる原因について調査したところ、記録ヘッドのインク流路に混入した気泡によってインクの不吐出が生じやすくなったことが判明した。
【0006】
したがって、本発明の目的は、インク消費量の多い画像を連続記録した場合であっても、インクの不吐出が生じにくく、光学濃度の高い画像を記録可能なインクジェット用の水性インクを提供することにある。また、本発明の別の目的は、この水性インクを用いたインクカートリッジ、及びインクジェット記録方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明によれば、第1顔料、第2顔料、及び界面活性剤を含有するインクジェット用の水性インクであって、前記第1顔料及び前記第2顔料は、いずれも、アニオン性基を含む有機基がカーボンブラックの粒子表面に結合した自己分散カーボンブラックであり、前記第1顔料の体積基準の累積50%粒子径(nm)が、前記第2顔料の体積基準の累積50%粒子径(nm)に対する比率で、1.3倍以上であり、前記第2顔料の体積基準の累積50%粒子径が、60nm以下であることを特徴とする水性インクが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、インク消費量の多い画像を連続記録した場合であっても、インクの不吐出が生じにくく、光学濃度の高い画像を記録可能なインクジェット用の水性インクを提供することができる。また、本発明によれば、この水性インクを用いたインクカートリッジ、及びインクジェット記録方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のインクカートリッジの一実施形態を模式的に示す断面図である。
本発明のインクジェット記録方法に用いられるインクジェット記録装置の一例を模式的に示す図であり、(a)はインクジェット記録装置の主要部の斜視図、(b)はヘッドカートリッジの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、好ましい実施の形態を挙げて、さらに本発明を詳細に説明する。本発明においては、化合物が塩である場合は、インク中では塩はイオンに解離して存在しているが、便宜上、「塩を含有する」と表現する。また、インクジェット用の水性インクのことを、単に「インク」と記載することがある。物性値は、特に断りのない限り、常温(25℃)における値である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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