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公開番号
2025145364
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024045493
出願日
2024-03-21
発明の名称
ボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法
出願人
太平電業株式会社
代理人
弁理士法人インテクト国際特許事務所
,
個人
主分類
E04G
3/24 20060101AFI20250926BHJP(建築物)
要約
【課題】点検足場の強度不足が生じることなく点検足場上に重量物を載置してもその設置位置や移動を自由に可能なボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法を提供する。
【解決手段】ボイラ火炉ホッパー内に組まれた支持枠に基幹足場を高さ方向に設置した架設構造体9を架設し、基幹足場間にアルミ製材を主体とした片手手摺付板状体を一体的に高さ方向に掛け渡し、架設構造体の上部間に長方形状の板状アルミ製材を火炉全面に敷き全面作業床を構築するボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法において、支持枠を、水平ベース枠材と四隅から立設する垂直柱部材12と四隅から延設され長辺方向に向けて傾斜し先端を互いに連結した斜柱部材を有するU字状支持枠10aと、水平ベース枠材の一方の短辺の端部から立設する一対の垂直柱部材12と四隅から延設され長辺方向に向けて傾斜し先端を互いに連結した斜柱部材を有するL字状支持枠10bで構築する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ボイラ火炉ホッパー内の傾斜面間に支持枠を組み、前記支持枠内に基幹足場を高さ方向に複数段設置した複数の架設構造体を架設し、隣接する架設構造体のスパンを1900mm以上にして、前記架設構造体の前記基幹足場間に2枚以上のアルミ製材を主体とした片面手摺付板状体を一体的に高さ方向に複数段架け渡し、
次いで、前記架設構造体の上部間に長方形状の板状アルミ製材を火炉全面に敷き全面作業床を構築する、ボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法において、
前記支持枠を、長方形状の水平ベース枠材と、前記水平ベース枠材の四隅から立設する垂直柱部材と、前記四隅から延設されると共に、長辺方向に向けて傾斜し先端を互いに連結した斜柱部材と、と有するU字状支持枠と、長方形状の前記水平ベース枠材と、前記水平ベース枠材の一方の短辺の端部から立設する一対の垂直柱部材と、前記四隅から延設されると共に、長辺方向に向けて傾斜し先端を互いに連結した前記斜柱部材と、を有するL字状支持枠とで構築することを特徴とするボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法において、
前記U字状支持枠及び前記L字状支持枠のそれぞれの前記垂直柱部材に対して滑動自在に組み付けられる手摺部材を有することを特徴とするボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法。
【請求項3】
請求項2に記載のボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法において、
前記支持枠は、所定の位置に前記所定の位置の上方から吊り下ろして設置され、
吊り下ろし作業中は、前記手摺部材を隣り合う支持枠に対して干渉しないように、本来の位置よりも引っ込めることを特徴とするボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法。
【請求項4】
請求項1に記載のボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法において、
前記全面作業床の直下に架設構造体間梁を掛け渡し、
前記架設構造体間梁と直行する補強梁を掛け渡し、
前記板状アルミ製材は、その長手方向が前記架設構造体間梁と略平行に敷設されることを特徴とするボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法。
【請求項5】
請求項1に記載のボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法において、
前記全面作業床の直下に架設構造体間梁を掛け渡し、
前記板状アルミ製材は、その長手方向が前記架設構造体間梁と略直交する方向に敷設されることを特徴とするボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、火力発電所等で設置されるボイラ等のボイラ火炉ホッパー部足場の設置工法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、火力発電所等に設置されるボイラではボイラの点検工事や改造工事のために、炉内点検足場を組立て、解体することが行われている。炉内点検足場は吊下げ型と自立型に区分されるが、何れの場合も、足場重量が数十トンになるために、炉内に点検足場を支える架設構造体を設置することが必要である。この架設構造体をボイラ火炉ホッパー内に組立てるために、更に架設構造体の組立て用の足場を仮設することが必要である。
【0003】
このような炉内点検足場の設置工法は、種々の方法が知られており、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載された設置工法が知られている。
【0004】
特許文献1に記載されたボイラ火炉点検足場の支持構造体は、この点検足場の設置に用いられる構造体であって、ボイラ火炉ホッパー内に、水平ベース枠材とその枠材の4隅に軸支させた垂直柱部材及び斜柱部材と、その枠材に敷設した足場部材からなる一つの折畳み式支持枠本体を設置し、その支持枠本体の斜柱部材上端部に他の折畳み式支持枠本体の垂直柱材下端部を係合させて、他の支持枠本体を積み重ねて設置し、順次他の支持枠本体を設置して組み立ててなるという構造を有している。
【0005】
また、特許文献2に記載された空洞設備用足場の構築方法は、内部に空洞を有する空洞設備に対して複数の足場ブロックを一つずつワイヤーにより吊り上げて空中を移動させ、それらを積み上げて設置することにより空洞設備用足場を構築する方法であって、少なくとも、第1の足場ブロックを前記空洞設備の底部に設置する第1の工程と、前記第1の足場ブロックとは異なる第2の足場ブロックを前記第1の足場ブロックの上部に設置する第2の工程と、を有し、前記第1の足場ブロック及び第2の足場ブロックは、現場作業者が作業を行う作業床部と、前記作業床部の両端部から高さ方向に延びる支柱部と、をそれぞれ備え、前記作業床部には、前記足場ブロックを吊り上げる際に前記ワイヤーを係着自在に支持するためのワイヤー支持部材が取り付けられて用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第2916402号公報
特開2023-91279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載された点検足場の設置工法によると、ボイラ火炉ホッパーが炉外のバックスティーにより支持されるが、ボイラ火炉ホッパーには撓みが生じている場合がある。このような状況で上述した支持枠を用いて点検足場を設置する場合、支持枠とボイラ火炉ホッパーが接する角端には垂直方向ボルト付きのベースを取り付けて、垂直方向ボルトの伸縮によって上述したボイラ火炉ホッパーの撓みを吸収し、水平ベース枠材が平行に設置できるような構造としているものの、ボイラ火炉ホッパーの斜面に設置することとなるため、当該斜面のクサビ効果により水平ベース枠材が変形し、水平でなくなる場合がある。この場合、図8に示すように、隣り合う支持枠110の互いに近接する垂直柱部材112が干渉して隙間が生じる。また、支持枠110に片手手摺板状体116を取り付ける場合、隣り合う片手手摺板状体同士116も干渉する可能性がある。
【0008】
このような垂直柱部材112の干渉や支持枠110間の隙間が生じた状態で点検足場を設置すると、支持枠110同士の接合強度が不足することで、点検足場の強度不足を来たし、点検作業の安全な遂行を阻害する可能性がある。
【0009】
また、従来の点検足場では、架設構造体間にアルミ製材足場を掛け渡しているが、このアルミ製材足場の上に重力物を載せる場合には、アルミ製材足場の上に鋼材を架設構造体間に掛け渡すように配置し、その鋼材上に重量物を載せ、重量物の移動の際には、鋼材をレールとして用いることができる車輪付台車を用いて重量物の移動を行っていた。
【0010】
しかしながら、このような移動方法では、重量物の設置場所が限定されてしまい、任意の場所に重量物を置いたり、移動させることができないという問題があった。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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