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公開番号2025145354
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045476
出願日2024-03-21
発明の名称管内走行体
出願人太平電業株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類B62D 57/00 20060101AFI20250926BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】管の内部を走行して管内の被切断物を切断でき、管内での姿勢を安定させることができる管内走行体を提供する。
【解決手段】被切断物を切断する切断手段と、車輪を駆動させて管内走行体を走行させる駆動手段と、管の内面に当接する当接部を管の内面に押圧する押圧手段と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
管の内部を走行し、前記管の内部の被切断物を切断する管内走行体であって、
前記被切断物を切断する切断手段と、
車輪を駆動させて前記管内走行体を走行させる駆動手段と、
前記管の内面に当接する当接部を前記管の内面に押圧する押圧手段と、
を備えることを特徴とする管内走行体。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の管内走行体であって、
前記押圧手段は、前記管内走行体が走行する際に、前記管内走行体が走行可能な圧力で前記当接部を押圧することを特徴とする管内走行体。
【請求項3】
請求項2に記載の管内走行体であって、
前記押圧手段は、前記切断手段が前記被切断物を切断する際に、前記切断手段が前記被切断物を切断可能な圧力で前記当接部を押圧することを特徴とする管内走行体。
【請求項4】
請求項1に記載の管内走行体であって、
前記当接部は、前記管内走行体の前後方向をX方向、前記当接部の変位方向をY方向とした場合のZ方向から見た場合に、円弧状であることを特徴とする管内走行体。
【請求項5】
請求項1に記載の管内走行体であって、
前記車輪として、左前輪、右前輪、左後輪及び右後輪の4つの車輪を有し、
操作者の操作に基づいて、それぞれの前記車輪を個別に制御する制御手段、
を更に備えることを特徴とする管内走行体。
【請求項6】
請求項1に記載の管内走行体であって、
左前輪及び右前輪は、外側の角部が面取り形状であることを特徴とする管内走行体。
【請求項7】
請求項1に記載の管内走行体であって、
前記切断手段は、前記管内走行体の前方に延びる切断刃を有し、
前記切断刃の位置を前後に変位させる第1変位手段、
を更に備えることを特徴とする管内走行体。
【請求項8】
請求項1に記載の管内走行体であって、
前記切断手段は、切断刃を有し、
前記切断刃の位置を、前記管内走行体から前記管の内面方向に変位させる第2変位手段、
を更に備えることを特徴とする管内走行体。
【請求項9】
請求項1に記載の管内走行体であって、
前記切断手段は、切断刃を有し、
前記管内走行体を前方又は後方から見た場合における前記切断刃を回動させる回動手段、
を更に備えることを特徴とする管内走行体。
【請求項10】
請求項1に記載の管内走行体であって、
一端が前記管の外に延びるワイヤの他端が取り付けられていることを特徴とする管内走行体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人が立ち入ることが困難な管の中にある被切断物を切断する技術に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
一部の原子力発電所における建屋基礎の下方には湧水を除去するため、図1に示すような湧水除去設備1が設けられている。湧水除去設備1は、暗渠集排水材2(図1において一点鎖線で示す)と、これに接続された集水管3(図1において実線で示す)と、を含む。暗渠集排水材2は、例えば、ポリプロピレン樹脂を、径2mm程度の繊維状に押出成形した立体網状成形品(「プラスチック立体網状成形品」又は「ヘチマロン(登録商標)」と呼ばれることもある)であり、土中の細かい石や砂などが詰まることを防ぐために周囲が不織布等の透水シート6(図2参照)で覆われている。湧水除去設備1は地中に設けられており、暗渠集排水材2が地中の湧水を集水して集水管3に流し込むことにより、集水管3内を排水ピットまで流れ排水ピット内のポンプにより湧水を回収して湧水除去設備1外へ排水する。
【0003】
湧水除去設備1が設けられた原子力発電所の安全運用には、湧水除去設備1の健全性が欠かせない。そのため、湧水除去設備1の深さまで掘られた縦穴4から集水管3に検査機器を入れて検査する必要がある。ところが、集水管3における暗渠集排水材2の接続部5では、図2に示すように、集水管3内に暗渠集排水材2の端部が突出しているため、検査機器の通過の障害となり、検査に支障をきたしている。
【0004】
そうした中、特許文献1には、管内の不要物を除去する管内走行体が開示されている。この管内走行体は、車輪をその軸周りに回転自在に支持する支持部材を有し、支持部材は、車輪に対して内周面と反対方向に延びる回動軸を有し、回動軸周りに回動可能となっているため、車輪の向きを変更することができ、障害物を避けて管内を走行することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-69147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方で、図2に示したように、集水管3内の暗渠集排水材2が管内を塞ぐほどに突出している場合には、特許文献1の管内走行体であっても暗渠集排水材2を避けて走行することが難しい場合があり、その場合には暗渠集排水材2等の被切断物を切断するのが好ましい。
【0007】
また、被切断物を切断可能な走行体に集水管3内を走行させて被切断物を切断するとしても、集水管3の径が細い場合(例えば、一部の集水管3の内径は200mm程度である)は走行体を小型化する必要があり、そうした小型の走行体は軽量なため管内での姿勢が安定せず転倒や切断物を切断しにくいなどの問題がある。
【0008】
本発明は、こうした事情に鑑み、管内において姿勢が安定した状態で、管内の被切断物を切断することができる管内走行体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記の特徴を有する。
【0010】
請求項1記載の発明は、管の内部を走行し、前記管の内部の被切断物を切断する管内走行体であって、前記被切断物を切断する切断手段と、車輪を駆動させて前記管内走行体を走行させる駆動手段と、前記管の内面に当接する当接部を前記管の内面に押圧する押圧手段と、を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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