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公開番号
2025144352
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024044093
出願日
2024-03-19
発明の名称
ウイルス不活化剤
出願人
株式会社マンダム
,
学校法人青葉学園
代理人
弁理士法人G-chemical
主分類
A01N
57/12 20060101AFI20250925BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】
エンベロープウイルスに対するウイルス不活化効果のみでなく、ノンエンベロープウイルスに対する優れたウイルス不活化効果を備える、ウイルス不活化剤を提供する。
【解決手段】
フィチン酸と、下記の成分(A)及び/又は成分(B)とを含有するウイルス不活化剤。
成分(A):1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-ヘプタンジオール、1,2-オクタンジオール、及び1,2-デカンジオールからなる群より選択される少なくとも1つのアルカンジオール
成分(B):ラベンダー油、クスノキ葉油、ローズマリー油、ペパーミント油、コパイバオイル、スクワラン、及び流動パラフィンからなる群より選択される少なくとも1つの油性成分
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
フィチン酸と、下記の成分(A)及び/又は成分(B)とを含有するウイルス不活化剤。
成分(A):1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-ヘプタンジオール、1,2-オクタンジオール、及び1,2-デカンジオールからなる群より選択される少なくとも1つのアルカンジオール
成分(B):ラベンダー油、クスノキ葉油、ローズマリー油、ペパーミント油、コパイバオイル、スクワラン、及び流動パラフィンからなる群より選択される少なくとも1つの油性成分
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
成分(A)及び成分(B)を含有する請求項1記載のウイルス不活化剤。
【請求項3】
フィチン酸を1.0~10.0質量%、
成分(A)を0.01~10.0質量%、
成分(B)を0.01~10.0質量%含有する請求項2記載のウイルス不活化剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウイルス不活化剤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ウイルスは蛋白質の外殻を有し、外殻の内部に遺伝子(DNA、RNA)を持つだけの単純な構造の微生物である。ウイルスは細菌と異なり自分で蛋白を合成できない。ウイルスが子孫を残すためには、自分の好むつまり感受性のある細胞(宿主細胞)に到達し、DNAかRNAという設計図をもとに、入り込んだ細胞のタンパク合成力を利用して子孫ウイルスを大量に増殖させる。そのため細胞は自分の蛋白を作ることができず、死んでしまう。ウイルスの増殖過程は、ウイルスの細胞への吸着、侵入、脱殻、遺伝子発現、遺伝子翻訳、蛋白合成、ウイルス粒子形成、細胞外に放出となり、この増殖過程を繰り返しながら増殖を続ける。このようなウイルスには、外殻の外部に脂質性の膜であるエンベロープを有するエンベロープウイルスや、前記エンベロープを有さないノンエンベロープウイルスが存在する。
【0003】
エンベロープウイルスの不活化には、エンベロープに作用するアルコールや界面活性剤が有効である。一方、ノンエンベロープウイルスは、強固なタンパク質の外殻を有し、アルコールや界面活性剤等の一般的な消毒剤による不活化は困難である。
【0004】
ノンエンベロープウイルスの不活化効果が認められている薬剤としては、次亜塩素酸ナトリウム等の塩素系消毒剤が挙げられる。しかしながら、塩素系消毒剤は、金属腐食作用、皮膚刺激作用、衣類に対する漂白作用等を有し、使用が制限されるという問題がある。このため、人体に使用しても安全であり、且つノンエンベロープウイルスに対して不活化効果を有するウイルス不活化剤が求められていた。
【0005】
特許文献1には、ノロウイルスを不活化できるウイルス不活化剤として、エタノール、炭酸塩、フィチン酸を含む酸剤を含むウイルス不活化剤が記載されている。特許文献2には、特定の精油を含むウイルス不活化剤が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-182761号公報
国際公開第2020/017619号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、これらのウイルス不活化剤は、ノンエンベロープウイルスの不活化効果が高いとはいえなかった。
【0008】
よって、本発明では、エンベロープウイルスに対するウイルス不活化効果のみでなく、ノンエンベロープウイルスに対する優れたウイルス不活化効果を備える、ウイルス不活化剤の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の様な事情に鑑み、本発明者らはフィチン酸によるノンエンベロープウイルスに対する不活化効果を高める手段について鋭意検討したところ、単品では効果を発揮しなかった1,2-アルカンジオールや特定の油性成分をフィチン酸と併用することで、ノンエンベロープウイルスに対する優れた不活化効果が発揮されることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0010】
すなわち、本発明では、フィチン酸と、下記の成分(A)及び/又は成分(B)とを含有するウイルス不活化剤を提供する。
成分(A):1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-ヘプタンジオール、1,2-オクタンジオール、及び1,2-デカンジオールからなる群より選択される少なくとも1つのアルカンジオール
成分(B):ラベンダー油、クスノキ葉油、ローズマリー油、ペパーミント油、コパイバオイル、スクワラン、及び流動パラフィンからなる群より選択される少なくとも1つの油性成分
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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