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公開番号2025143952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024043482
出願日2024-03-19
発明の名称クッションフレーム
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B60N 2/68 20060101AFI20250925BHJP(車両一般)
要約【課題】 クッションフレームに大きな荷重が作用する場合に鑑みたクッションフレームの一例を開示する。
【解決手段】 第1補強フレーム15の前端は、中央点OMより前方側に位置し、かつ、仮想鉛直面に投影されたリヤパイプ14の少なくとも一部は、仮想鉛直面に投影された第1補強フレーム15と重なっている。これにより、当該クッションフレームは、着席者に作用する慣性力がバックフレームに入力されて大きなモーメントが当該クッションフレームに発生した場合であっても、当該モーメントに対抗することができ得る。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
乗物用シートに適用されるクッションフレームであって、後端側にバックフレームが連結されるクッションフレームにおいて、
シート幅方向一端側に配置された第1サイドフレームであって、シート前後方向に延びた第1サイドフレームと、
シート幅方向他端側に配置された第2サイドフレームであって、シート前後方向に延びた第2サイドフレームと、
シート幅方向に延びる第1連結部材であって、前記第1サイドフレームの前方側と前記第2サイドフレームの前方側とを連結する第1連結部材と、
シート幅方向に延びる第2連結部材であって、前記第1サイドフレームの後方側と前記第2サイドフレームの後方側とを連結する第2連結部材と、
前記第1サイドフレームに固定された補強フレームであって、当該第1サイドフレームを補強する補強フレームとを備え、
シート幅方向と直交する仮想平面に投影された前記第1連結部材の中心を第1中心とし、当該仮想平面に投影された前記第2連結部材の中心を第2中心とし、第1中心と第2中心との中点を中央点としたとき、
前記仮想平面に投影された補強フレームの前端は、中央点より前方側に位置し、かつ、当該仮想平面に投影された前記第2連結部材の少なくとも一部は、当該仮想平面に投影された前記補強フレームと重なっているクッションフレーム。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記第1連結部材及び前記第2連結部材は、前記第1サイドフレーム及び前記第2サイドフレームに対して回転可能に連結されており、
前記第1連結部材と一体的に回転する第1リフターリンクであって、当該第1連結部材の長手方向と直交する方向に延びる第1リフターリンクと、
前記第2連結部材と一体的に回転する第2リフターリンクであって、当該第2連結部材の長手方向と直交する方向に延びる第2リフターリンクと、
前記第2連結部材と一体的に回転する扇形歯車と、
前記第1サイドフレームを挟んで前記扇形歯車と反対側に配置された電動モータであって、当該扇形歯車を回転させる駆動力を発生する電動モータとを備え、
前記補強フレームは、前記第1サイドフレームと前記扇形歯車との間に配置されており、
さらに、前記補強フレームには、前記扇形歯車側に突出して当該扇形歯車が予め決められた位置を超えて変位することを規制する変位規制部が設けられている請求項1に記載のクッションフレーム。
【請求項3】
前記第1サイドフレームの上下方向一端側に設けられ、当該一端側からシート幅方向に突出した壁状と第1フランジ部と、
前記補強フレームのうち、上下方向において前記第1フランジ部と反対側の部位に設けられ、当該部位からシート幅方向に突出した壁状と第2フランジ部とを備え、
前記電動モータと前記第1サイドフレームとの固定箇所をモータ固定部としたとき、仮想の水平面に投影された前記モータ固定部は、当該仮想の水平面に投影された前記第2フランジ部の外縁より内側に位置している請求項2に記載のクッションフレーム。
【請求項4】
前記第2フランジ部は、前記第1フランジ部と反対向きに突出している請求項3に記載のクッションフレーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、乗物用シートに適用されるクッションフレームに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載のクッションフレームでは、補強用のパッチがサイドフレームの一部に装着されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-73184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
衝突時等においては、着席者に作用する慣性力がバックフレームに入力されるため、当該バックフレームの根元に連結されたクッションフレームには、大きなモーメントが発生する。本開示は、当該点に鑑みたクッションフレームの一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
乗物用シートに適用されるクッションフレーム(10)であって、後端側にバックフレームが連結されるクッションフレーム(10)は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
【0006】
すなわち、当該構成要件は、シート幅方向一端側に配置された第1サイドフレーム(11)であって、シート前後方向に延びた第1サイドフレーム(11)と、シート幅方向他端側に配置された第2サイドフレーム(12)であって、シート前後方向に延びた第2サイドフレーム(12)と、シート幅方向に延びる第1連結部材(13)であって、第1サイドフレーム(11)の前方側と第2サイドフレーム(12)の前方側とを連結する第1連結部材(13)と、シート幅方向に延びる第2連結部材(14)であって、第1サイドフレーム(11)の後方側と第2サイドフレーム(12)の後方側とを連結する第2連結部材(14)と、第1サイドフレーム(11)に固定された補強フレーム(15)であって、当該第1サイドフレーム(11)を補強する補強フレーム(15)とである。
【0007】
そして、仮想平面に投影された補強フレーム(15)の前端は、中央点(OM)より前方側に位置し、かつ、当該仮想平面に投影された第2連結部材(14)の少なくとも一部は、当該仮想平面に投影された補強フレーム(15)と重なっていることが望ましい。
【0008】
なお、仮想平面とは、シート幅方向と直交する仮想の平面である。中央点(OM)とは、第1中心(O1)と第2中心(O2)との中点をいう。第1中心(O1)とは、仮想平面に投影された第1連結部材(13)の中心をいう。第2中心(O2)とは、仮想平面に投影された第2連結部材(14)の中心をいう。
【0009】
これにより、当該クッションフレーム(10)は、着席者に作用する慣性力がバックフレームに入力されて大きなモーメントが当該クッションフレーム(10)に発生した場合であっても、当該モーメントに対抗することができ得る。
【0010】
また、クッションフレーム(10)に作用する荷重のうち着席者の自重等を要因とした荷重の中心は、通常、第1中心(O1)と第2中心(O2)との間に位置する。したがって、当該クッションフレーム(10)によれば、当該荷重に対しても有効に対抗し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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