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公開番号
2025139906
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024038990
出願日
2024-03-13
発明の名称
擬似接着ラベル
出願人
リンテック株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
G09F
3/10 20060101AFI20250919BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】意図しない基材の剥れを抑制し、擬似接着ラベルの保管条件及び剥離速度に関わらず、基材と擬似接着層とが適度な擬似接着力で接着されることを実現できる擬似接着ラベルを提供すること。
【解決手段】基材10と、粘着剤層30と、前記基材10と前記粘着剤層30との間に含まれる擬似接着層20と、を有する擬似接着ラベル1。前記擬似接着層20は、前記擬似接着層20全体に対して70体積%以上のプロピレン系樹脂を含有し、JIS K 7161:2014及びJIS K 7127:1999に準拠した、23℃における前記擬似接着層の引張弾性率が、250MPa以上、1100MPa以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、
粘着剤層と、
前記基材と前記粘着剤層との間に含まれる擬似接着層と、を有し、
前記擬似接着層は、前記擬似接着層全体に対して70体積%以上のプロピレン系樹脂を含有し、
JIS K 7161:2014及びJIS K 7127:1999に準拠した、23℃における前記擬似接着層の引張弾性率が、250MPa以上、1100MPa以下である、
擬似接着ラベル。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の擬似接着ラベルにおいて、
前記擬似接着層の融点が、120℃以上である、
擬似接着ラベル。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の擬似接着ラベルにおいて、
前記プロピレン系樹脂が、プロピレン系ランダム共重合体である、
擬似接着ラベル。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の擬似接着ラベルにおいて、
前記擬似接着層が、さらに、プロピレン系樹脂以外のポリオレフィン樹脂を含む、
擬似接着ラベル。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の擬似接着ラベルにおいて、
前記擬似接着層のメルトフローレートが、3.0g/10min以上、50.0g/10min以下である、
擬似接着ラベル。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の擬似接着ラベルにおいて、
前記粘着剤層の厚さに対する前記擬似接着層の厚さの比(前記擬似接着層の厚さ/前記粘着剤層の厚さ)が、0.3以上、1.5以下である、
擬似接着ラベル。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載の擬似接着ラベルにおいて、
JIS Z 0237:2022に準拠した、23℃及び50%RHの環境下、剥離速度0.3m/min、引き剥がし角度180°における前記擬似接着層の前記基材に対する擬似接着力が、250mN/50mm以上、2000mN/50mm以下である、
擬似接着ラベル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、擬似接着ラベルに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
擬似接着ラベルは、被着体に貼付した後、擬似接着した界面を起点として基材を容易に剥離できるラベルである。擬似接着ラベルは、例えば、配送伝票又は情報隠蔽ラベル等として実用化されている。
【0003】
特許文献1には、表面基材と、前記表面基材に擬似接着される擬似接着層と、粘着剤層とがこの順に積層された積層構造を備え、前記粘着剤層が被着物に貼着された状態で、前記表面基材を前記擬似接着層から剥離可能な擬似接着ラベルが開示されている。特許文献1に開示される擬似接着ラベルにおいて、前記表面基材は、少なくとも2以上のラベル部に分離して前記擬似接着層から剥離可能とするための断裁線を備え、前記断裁線は、前記表面基材の裏面まで貫通するように切り込まれたカット部と、前記表面基材の裏面まで貫通せずに、前記表面基材の途中の深さまで窪み又は切り込まれた筋目部とが交互に形成されている。
【0004】
特許文献2には、表面基材と、前記表面基材に擬似接着される擬似接着層と、粘着剤層とがこの順に積層された積層構造を備え、前記粘着剤層が被着物に貼着された状態で、前記表面基材を前記擬似接着層から剥離可能な擬似接着ラベルが開示されている。特許文献2に開示される擬似接着ラベルにおいて、前記表面基材は、少なくとも2以上のラベル部に分離して前記擬似接着層から剥離可能とするためのミシン目状の断裁線を備え、前記断裁線は、線状の切れ目が間隔を置いて形成され、前記切れ目の少なくとも一部が、前記断裁線の方向に対して斜め方向に形成されている。
【0005】
特許文献3には、エチレン-プロピレン共重合体を含有する熱可塑性樹脂と、固形パラフィンとを含み、前記固形パラフィンが、前記熱可塑性樹脂100質量部に対して、1~20質量部含有され、ホットメルト接着剤組成物の溶融粘度が、160℃において2000~10000mPa・sであるホットメルト接着剤組成物から形成された擬似接着層を備える擬似接着ラベルが開示されている。
【0006】
特許文献4には、基材と、粘着剤層と、前記基材と前記粘着剤層との間に含まれる擬似接着層と、を有する擬似接着ラベルが開示されている。特許文献4に開示される擬似接着ラベルにおいて、前記粘着剤層は、粘着付与樹脂を含有し、前記擬似接着層は、結晶化度が22.5%以下の熱可塑性樹脂を含有し、前記結晶化度は、広角X線回折法により測定した散乱強度に基づいて算出される値であり、前記擬似接着層は、前記基材に対して擬似接着し、前記擬似接着層の前記基材に対する擬似接着力は、250mN/50mm以上、1500mN/50mm以下である。
【0007】
特許文献5には、基材と、粘着剤層と、前記基材と前記粘着剤層との間に含まれる擬似接着層とを有する擬似接着ラベルが開示されている。特許文献5に開示される擬似接着ラベルにおいて、前記擬似接着層は、ポリオレフィン系樹脂及びフィラーを含有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2012-189738号公報
特開2012-194532号公報
特開2015-145475号公報
特開2020-160308号公報
特開2022-123731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、擬似接着ラベルが被着体に貼着されるまでの保管条件(例えば、高温高湿環境下で保管)によっては、擬似接着層から基材を剥がすときに、基材の擬似接着層に対する剥離性が低下する場合がある。基材の擬似接着層に対する剥離性が低下すると、基材を擬似接着層から剥がし難くなるため、場合によっては、基材を擬似接着層から剥がしたときに、基材に破損が生じることがある。また、基材を擬似接着層から剥がすときに、例えば、機械で剥がすか、又は人の手によって剥がすか等によって、基材の擬似接着層に対する剥離速度が変化し得る。基材の擬似接着層に対する剥離速度によっては、基材を擬似接着層から剥がすときに、基材を剥がし難くなる場合がある。
【0010】
本発明の目的は、意図しない基材の剥れを抑制し、擬似接着ラベルの保管条件及び剥離速度に関わらず、基材と擬似接着層とが適度な擬似接着力で接着されることを実現できる擬似接着ラベルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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