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公開番号2025139714
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024038698
出願日2024-03-13
発明の名称修繕計画支援システム及び修繕計画支援プログラム
出願人株式会社フジタ
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 50/163 20240101AFI20250919BHJP(計算;計数)
要約【課題】建築物に備えられた建築設備の修繕計画作成を容易にすることができる修繕計画支援システムを提供する。
【解決手段】本発明は、修繕計画支援システムであって、評価すべき各建築設備について定められた所定の複数の診断項目に関する診断結果を取得する診断結果取得部(2)と、この診断結果取得部によって取得された各建築設備の各診断項目の診断結果に基づいて、各建築設備について、修理によって対処可能な第1の劣化度と、修理によっては対処できない第2の劣化度と、を算出し、第1の劣化度と第2の劣化度の関係に基づいて各建築設備の状態を評価する劣化状態解析部(4)と、評価すべき各建築設備について、劣化状態解析部によって算出された、対応の必要性の度合いを示す対応優先度、及び設備の更新が推奨される度合いを示す更新推奨度を出力する結果出力部(6)と、を有することを特長としている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建築物に備えられた建築設備の修繕計画作成を支援する修繕計画支援システムであって、
評価すべき各建築設備について定められた所定の複数の診断項目に関する診断結果を取得する診断結果取得部と、
この診断結果取得部によって取得された各建築設備の各診断項目の診断結果に基づいて、各建築設備について、修理によって対処可能な第1の劣化度と、修理によっては対処できない第2の劣化度と、を算出し、上記第1の劣化度と上記第2の劣化度の関係に基づいて各建築設備の状態を評価する劣化状態解析部と、
評価すべき各建築設備について、上記劣化状態解析部によって算出された、対応の必要性の度合いを示す対応優先度、及び設備の更新が推奨される度合いを示す更新推奨度を出力する結果出力部と、
を有することを特長とする修繕計画支援システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
上記診断結果取得部は、評価すべき建築設備のうちの少なくとも一部の建築設備について、その建築設備の日常点検の結果を記録したデータファイルを入力可能に構成され、入力された上記データファイルのデータを、そのデータに紐付けられた上記診断項目の診断結果として取得する請求項1記載の修繕計画支援システム。
【請求項3】
上記劣化状態解析部は、上記第1の劣化度及び上記第2の劣化度に、評価すべき建築設備の重要度係数を乗じることにより上記対応優先度を算出するように構成され、上記重要度係数は、その建築設備の事業継続性に対する影響度、及び/又は、その建築設備のバックアップの有無に基づいて設定される請求項1記載の修繕計画支援システム。
【請求項4】
上記劣化状態解析部は、上記第2の劣化度に、その建築設備の維持管理コストに基づく重み、及び/又は、その建築設備の省エネルギー性に基づく重みをつけて上記更新推奨度を算出する請求項1記載の修繕計画支援システム。
【請求項5】
上記劣化状態解析部は、評価すべき各建築設備について、上記第1の劣化度を第1のパラメータとし、上記第2の劣化度を第2のパラメータとするマップ上における位置を特定し、上記マップ上における建築設備の位置に基づいて劣化状態を評価する請求項1記載の修繕計画支援システム。
【請求項6】
上記結果出力部は、さらに、評価すべき各建築設備について、対応の優先度の順位を表す対応優先順位を出力するように構成されている請求項1記載の修繕計画支援システム。
【請求項7】
建築物に備えられた建築設備の修繕計画作成を支援する修繕計画支援プログラムであって、
上記修繕計画支援プログラムは、コンピュータを、
評価すべき各建築設備について定められた所定の複数の診断項目に関する診断結果を取得する診断結果取得部、
この診断結果取得部によって取得された各建築設備の各診断項目の診断結果に基づいて、各建築設備について、修理によって対処可能な第1の劣化度と、修理によっては対処できない第2の劣化度と、を算出し、上記第1の劣化度と上記第2の劣化度の関係に基づいて各建築設備の状態を評価する劣化状態解析部、
及び、
評価すべき各建築設備について、上記劣化状態解析部によって算出された、対応の必要性の度合いを示す対応優先度、及び設備の更新が推奨される度合いを示す更新推奨度を出力する結果出力部、
として機能させることを特長とする修繕計画支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、修繕計画支援システム及びプログラムに関し、特に、建築物に備えられた建築設備の修繕計画作成を支援する修繕計画支援システム及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特開2009-265782号公報(特許文献1)には、建物設備の修繕提案評価システムが記載されている。この修繕提案評価システムにおいては、建物及びその設備の劣化の程度が、それらの診断結果に基づいて項目ごとに評価され、診断結果入力手段により、数値化して入力される。さらに、建物所有者が修繕に関して重要視する度合を項目ごとに想定し、重要度入力手段により、数値化して入力される。そして、診断結果入力手段によって入力された数値と、重要度入力手段によって入力された数値に基づいて、優先項目評価手段により、建物所有者にとって優先度の高い項目が評価される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-265782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1記載の修繕提案評価システムにおいては、診断結果入力手段により、建物及びその設備の劣化の程度が数値化して入力される一方、重要度入力手段により、建物所有者が修繕に関して重要視する度合が数値化して入力され、建物所有者にとって優先度の高い項目が優先項目評価手段によって評価される。しかしながら、特許文献1記載の修繕提案評価システムの優先項目評価手段による評価は、単に修繕の優先度を示すものであるため、優先項目評価手段による評価を提示された建物の所有者は、建物や設備をどのように修繕することが望ましいか理解することができないという問題がある。
【0005】
即ち、建物や設備の修繕には、劣化した設備等を修理することが望ましい場合と、修理せずに設備等を新しいものに更新(交換)することが望ましい場合がある。このため、評価により修繕の優先度が提示されたとしても、建物の所有者等は、劣化した設備に対してどのように対処すべきかを別途検討する必要があり、修繕計画の作成や、修繕費用の見積もりに時間がかかるという問題がある。
【0006】
さらに、特許文献1記載の修繕提案評価システムにより提示される評価は、設備ごとの評価であるため、設備の中のどの系統に対して修繕を施す必要があるかを把握することができず、修繕計画の作成や、修繕費用の見積もりに時間を要することになる。例えば、空調設備を修繕する優先度が高いと評価された場合に、空調設備全体を修繕又は更新すべきか、空調設備の中の一部の系統のみ修繕すれば十分であるかを把握することができず、修繕計画の作成や、修繕費用の見積もりに時間がかかることになる。
【0007】
従って、本発明は、建築物に備えられた建築設備の修繕計画作成を容易にすることができる修繕計画支援システム及び修繕計画支援プログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明は、建築物に備えられた建築設備の修繕計画作成を支援する修繕計画支援システムであって、評価すべき各建築設備について定められた所定の複数の診断項目に関する診断結果を取得する診断結果取得部と、この診断結果取得部によって取得された各建築設備の各診断項目の診断結果に基づいて、各建築設備について、修理によって対処可能な第1の劣化度と、修理によっては対処できない第2の劣化度と、を算出し、第1の劣化度と第2の劣化度の関係に基づいて各建築設備の状態を評価する劣化状態解析部と、評価すべき各建築設備について、劣化状態解析部によって算出された、対応の必要性の度合いを示す対応優先度、及び設備の更新が推奨される度合いを示す更新推奨度を出力する結果出力部と、を有することを特長としている。
【0009】
このように構成された本発明によれば、評価すべき各建築設備について、結果出力部により、対応の必要性の度合いを示す対応優先度、及び設備の更新が推奨される度合いを示す更新推奨度が出力されるので、使用者は、結果出力部によって出力された結果を参照することにより、容易に建築設備の修繕計画を作成することができる。また、劣化状態解析部が、修理によって対処可能な第1の劣化度と、修理によっては対処できない第2の劣化度の関係に基づいて各建築設備の状態を評価するので、建築設備の修理又は更新の必要性を的確に評価することができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、診断結果取得部は、評価すべき建築設備のうちの少なくとも一部の建築設備について、その建築設備の日常点検の結果を記録したデータファイルを入力可能に構成され、入力されたデータファイルのデータを、そのデータに紐付けられた診断項目の診断結果として取得する。
(【0011】以降は省略されています)

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