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公開番号
2025139665
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024038622
出願日
2024-03-13
発明の名称
化粧料用組成物、化粧料及び化粧料用組成物の製造方法
出願人
三洋化成工業株式会社
代理人
主分類
A61K
8/9728 20170101AFI20250919BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、廃菌床を原料として、環境負荷が小さい方法で、化粧料用途に利用可能な組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】シイタケ廃菌床抽出物、エノキタケ廃菌床抽出物、ブナシメジ廃菌床抽出物、及びマイタケ廃菌床抽出物からなる群より選択される少なくとも1種以上を含有する化粧料用組成物であって、前記廃菌床抽出物が、シイタケ廃菌床、エノキタケ廃菌床、ブナシメジ廃菌床、及びマイタケ廃菌床からなる群より選択される少なくとも1種以上の廃菌床を、搾汁したもの、乾留したもの、又は水、エタノール、ブチレンアルコール及び超臨界二酸化炭素からなる群より選択される少なくとも1種以上を抽出溶媒に用いて抽出したものである化粧料用組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
シイタケ廃菌床抽出物、エノキタケ廃菌床抽出物、ブナシメジ廃菌床抽出物、及びマイタケ廃菌床抽出物からなる群より選択される少なくとも1種以上を含有する化粧料用組成物であって、
前記廃菌床抽出物が、シイタケ廃菌床、エノキタケ廃菌床、ブナシメジ廃菌床、及びマイタケ廃菌床からなる群より選択される少なくとも1種以上の廃菌床を、搾汁したもの、乾留したもの、又は水、エタノール、ブチレンアルコール及び超臨界二酸化炭素からなる群より選択される少なくとも1種以上を抽出溶媒に用いて抽出したものである化粧料用組成物。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の化粧料用組成物を含有する化粧料。
【請求項3】
シイタケ廃菌床抽出物、エノキタケ廃菌床抽出物、ブナシメジ廃菌床抽出物、及びマイタケ廃菌床抽出物からなる群より選択される少なくとも1種以上を含有する化粧料用組成物の製造方法であって、
シイタケ廃菌床、エノキタケ廃菌床、ブナシメジ廃菌床、及びマイタケ廃菌床からなる群より選択される少なくとも1種以上の廃菌床を、搾汁する工程、乾留する工程、又は水、エタノール、ブチレンアルコール及び超臨界二酸化炭素からなる群より選択される少なくとも1種以上を抽出溶媒に用いて抽出する工程を有する化粧料用組成物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料用組成物、化粧料及び化粧料用組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、きのこ類は食品や医薬品として利用されてきた。近年ではその各種機能成分が注目され、化粧品にも応用されている。例えば、きのこの子実体の抽出液や菌糸体の培養液をフリーラジカル消去剤として利用したもの(特許文献1)や、子実体の乾燥物や抽出物を美白剤として使用したもの(特許文献2)等が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5242624号公報
特開2002-322044号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
きのこの栽培には菌床が用いられる。菌床とは、おがくずに米糠などの栄養を混ぜて固めた培地であり、ここに種菌を接種してきのこを栽培する。きのこの栽培後には多量の廃菌床が排出される。廃菌床は、堆肥や菌床として再利用される例もあるが、その大部分が廃棄処分されており、その活用方法について検討が望まれていた。
【0005】
本発明は上記状況を踏まえて、廃菌床を原料として、環境負荷が小さい方法(有機溶剤を使用しない方法)で、化粧料用途に利用可能な組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、以下の本発明に到達した。
すなわち、本発明は、シイタケ廃菌床抽出物、エノキタケ廃菌床抽出物、ブナシメジ廃菌床抽出物、及びマイタケ廃菌床抽出物からなる群より選択される少なくとも1種以上を含有する化粧料用組成物であって、前記廃菌床抽出物が、シイタケ廃菌床、エノキタケ廃菌床、ブナシメジ廃菌床、及びマイタケ廃菌床からなる群より選択される少なくとも1種以上の廃菌床を、搾汁したもの、乾留したもの、又は水、エタノール、ブチレンアルコール及び超臨界二酸化炭素からなる群より選択される少なくとも1種以上を抽出溶媒に用いて抽出したものである化粧料用組成物;その製造方法;及び前記化粧料用組成物を含有する化粧料;である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、廃菌床を原料として、環境負荷が小さい方法(有機溶剤を使用しない方法)で、化粧料用途に利用可能な組成物を提供することができる。具体的には、肌に対して抗シワ、抗酸化、美白の効果を確認できた。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明は、シイタケ廃菌床抽出物、エノキタケ廃菌床抽出物、ブナシメジ廃菌床抽出物、及びマイタケ廃菌床抽出物からなる群より選択される少なくとも1種以上を含有する化粧料用組成物であって、前記廃菌床抽出物が、シイタケ廃菌床、エノキタケ廃菌床、ブナシメジ廃菌床、及びマイタケ廃菌床からなる群より選択される少なくとも1種以上の廃菌床を、搾汁したもの、乾留したもの、又は水、エタノール、ブチレンアルコール及び超臨界二酸化炭素からなる群より選択される少なくとも1種以上を抽出溶媒に用いて抽出したものである化粧料用組成物である。
【0009】
本明細書における化粧料とは、頭髪用又は皮膚洗浄用の洗浄剤(シャンプー、ポンプフォーマー洗顔料、クリーム洗顔料、洗顔料、ボディソープ、固形石鹸、クレンジング及び液体石けん等)、ヘアケア化粧料(ヘアリンス、コンディショナー、ノンカチオンコンディショナー、トリートメント、ヘアオイル及びヘアスタイリング剤等)、スキンケア化粧料(ローション、フェイスクリーム、ハンドクリーム、クレンジングオイル、化粧水、乳液、オールインワンジェル及びシェービング剤等)、メイクアップ用化粧料(ファンデーション、化粧下地、おしろい、口紅、頬紅、アイライナー、アイシャドウ、アイブロウ及びマスカラ等)、毛髪用化粧料(ヘアワックス、ヘアジェル、ヘアスプレー及びヘアカラー剤等)、UVケア化粧料(日焼け止め、クリームタイプ、ジェルタイプ及びロールオンタイプ等)、ふき取り化粧料(パック、メイク落としシート、汗ふきシート及び髪の毛ふき取りシート等)、フレグランス製品及び制汗剤等を示す。
なお、本明細書においては、化合物の名称を日本化粧品工業連合会が作成する「化粧品の成分表示名称リスト」に収載されている表示名称又は表示別名称で記載する場合がある。
【0010】
本明細書における「廃菌床」とは、きのこの栽培に使用した菌床を意味する。廃菌床抽出物とは、廃菌床を搾汁、乾留、溶媒により抽出等して得られた抽出物を意味する。
菌床はおがくずに米糠などの栄養を混ぜて固めた培地であり、きのこの栽培によりきのこの菌糸体に由来する成分が菌床中にも含まれるようになる。きのこの栽培により菌糸体に由来する成分が含まれるようになり、使用前の菌床から組成が変化した菌床を本明細書における廃菌床とする。
すなわち、きのこの栽培途中での菌床を取り出して、取り出した菌床から得た抽出物は、廃菌床抽出物とする。
当然に、きのこの栽培が終わった後の廃棄物となる菌床も本明細書における廃菌床であり、その廃菌床の抽出物は廃菌床抽出物である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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