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公開番号2025139438
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024038371
出願日2024-03-12
発明の名称主軸装置
出願人株式会社スギノマシン
代理人弁理士法人グローバル・アイピー東京
主分類B23B 31/26 20060101AFI20250918BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】簡単な構造の主軸装置を提供する。
【解決手段】主軸装置10は、フレーム11と、フレーム11に進退可能に支持される送り台17と、送り台17に回転可能に支持される主軸29であって、工具3が装着される主軸穴29aと、主軸29の基端部に配置されるスプライン穴29bと、を有する主軸29と、主軸29に配置されるドローバー31と、ドローバー31に配置されるコレット33と、ドローバー31を主軸29の基端方向に付勢する弾性体32と、スプライン穴29bに挿入され、フレーム11に回転可能に支持されるスプライン軸23であって、送り台17が基端方向に移動するときにドローバー31に当接し、更に送り台17が基端方向に移動するときにコレット33が工具3を開放する、スプライン軸23とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フレームと、
前記フレームに進退可能に支持される中空の送り台と、
回転軸を中心に前記送り台に回転可能に支持される中空の主軸であって、
前記主軸の先端部に配置され、工具を装着可能な主軸穴と、
前記主軸の基端部に配置され、前記回転軸に沿って延びるスプライン穴と、
を有する主軸と、
前記主軸の先端部に、前記主軸に対して往復可能に配置されるドローバーと、
前記ドローバーに配置されるコレットであって、前記ドローバーが前記主軸に対して基端方向に移動するときに前記工具を前記主軸穴に固定するコレットと、
前記主軸の内部に配置され、前記ドローバーを前記主軸の基端方向に付勢する弾性体と、
前記回転軸に沿って延びて、前記スプライン穴に挿入され、前記フレームに回転可能に支持されるスプライン軸であって、前記送り台が基端方向に移動するときに前記ドローバーに当接し、更に前記送り台が基端方向に移動するときに前記ドローバーを前記弾性体の弾性力に抗して支持して、前記コレットが前記工具を開放する、スプライン軸と、
を有する、主軸装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記スプライン穴は、前記主軸穴に接続される、
請求項1に記載の主軸装置。
【請求項3】
前記スプライン軸は、前記スプライン軸の先端部に配置され、前記ドローバーに当接するスプライン頭を有する、
請求項1又は2に記載の主軸装置。
【請求項4】
前記主軸は、前記ドローバーの基端側に配置され、前記主軸が基端方向に移動するときに前記スプライン頭を支持する、支持穴を有する、
請求項1~3のいずれかに記載の主軸装置。
【請求項5】
前記フレームに配置され、前記スプライン軸に接続される主軸モータを更に有する、
請求項1~4のいずれかに記載の主軸装置。
【請求項6】
前記フレームに配置され、前記回転軸に沿って延びる直動案内と、
前記フレームに配置され、前記送り台を往復させる送り装置と、
を更に有する、請求項1~5のいずれかに記載の主軸装置。
【請求項7】
前記フレームは、前記回転軸に沿って延びる送り台通過穴を有し、
前記送り台は、前記送り台通過穴を貫通する、
請求項1~6のいずれかに記載の主軸装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械の主軸装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
基準面を有する直動ガイド支持板と、ラムガイド孔を有するラム支持板と、モータ支持部と、を有するフレームと、基準面に配置された直動ガイドと、直動ガイドに沿って往復するスライダと、スライダに配置され、ラムガイド孔を貫通するラムと、ラム内に軸支された主軸と、主軸と接続する主軸モータと、スライダに配置されたナットと、一端がモータ支持部に軸支され、他端が自由端であるねじ軸を有する送りねじと、ねじ軸と接続する送りモータと、を有する穴あけ機が提案されている(特開2022-71706号)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、簡単な構造の主軸装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第1の観点は、
フレームと、
前記フレームに進退可能に支持される中空の送り台と、
回転軸を中心に前記送り台に回転可能に支持される中空の主軸であって、
前記主軸の先端部に配置され、工具を装着可能な主軸穴と、
前記主軸の基端部に配置され、前記回転軸に沿って延びるスプライン穴と、
を有する主軸と、
前記主軸の先端部に、前記主軸に対して往復可能に配置されるドローバーと、
前記ドローバーに配置されるコレットであって、前記ドローバーが前記主軸に対して基端方向に移動するときに前記工具を前記主軸穴に固定するコレットと、
前記主軸の内部に配置され、前記ドローバーを前記主軸の基端方向に付勢する弾性体と、
前記回転軸に沿って延びて、前記スプライン穴に挿入され、前記フレームに回転可能に支持されるスプライン軸であって、前記送り台が基端方向に移動するときに前記ドローバーに当接し、更に前記送り台が基端方向に移動するときに前記ドローバーを前記弾性体の弾性力に抗して支持して、前記コレットが前記工具を開放する、スプライン軸と、
を有する、主軸装置である。
【0005】
送り台は、ラムでもよい。
フレームは、回転軸の方向に送られる主軸頭であっても良い。
主軸モータは、スプライン軸を回転する。スプライン軸の回転は、スプライン穴によって主軸に伝達される。
【0006】
ドローバーは、弾性体の弾性力によって、工具のプルスタッドを主軸の基端方向に引いて良い。
ドローバーは、弾性体の弾性力によってコレットを引いて、工具の内面を主軸穴に密着させても良い。
弾性体は、例えば、皿ばね、圧縮コイルばねである。
送りねじ軸の両端部は、フレームに支持されて良い。
主軸装置は、直動案内に往復可能に配置され、送り台を支持する支持ブロックを有しても良い。
【0007】
送り装置は、
フレームに配置される送りモータと、
送りモータと接続され、回転軸に平行に延びる送りねじ軸であって、フレームに回転可能に支持される送りねじ軸と、
送りねじ軸に装着され、送り台に配置される送りナットと、
を有しても良い。
【0008】
主軸が工具を解放するとき、送り装置が送り台を主軸の基端方向に引きつける。送り装置が送り台を送り台のストロークの基端付近まで移動させると、スプライン軸の先端部(スプライン頭)がドローバーに当接する。スプライン軸は、軸方向に移動しない。送り装置が送り台を更に引くと、スプライン軸は、主軸に対して相対的に主軸の先端方向に、ドローバーを押し出す。するとコレットが工具を開放する。そして、更に送り装置が送り台を引くと、ドローバーやコレットが、工具を押し出して、工具を主軸穴から解放する。自動工具交換装置や作業者が、解放された工具を受け取る。
【0009】
工具を装着するとき、自動工具交換装置や作業者が、工具を主軸穴に挿入する。次いで、送り装置は、送り台を主軸の先端方向に移動させる。すると、移動開始直後に、コレットが工具を保持する。続いて、主軸に対して相対的に主軸の基端方向に、ドローバーが移動する。すると、主軸の基端方向に向かう弾性体の弾性力が、ドローバーに徐々に加わる。そして、ドローバーは、コレットを介して工具を主軸に固定する。
【0010】
工具は、ツーリング工具を有する。ツーリング工具は、例えば、テーパーシャンクであり、ボトルグリップテーパ、中空テーパを有する。中空テーパは、例えば、シュリンクフィットチャックである。コレットは、プルスタッドを基端方向に付勢して、工具を工具穴に装着して良い。コレットは、中空テーパの内面を径方向外方へ付勢して、工具を工具穴に装着して良い。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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