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公開番号2025137719
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2025122994,2024060538
出願日2025-07-23,2020-03-27
発明の名称スカム移動装置
出願人アクアインテック株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C02F 1/40 20230101AFI20250911BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】例えブリッジが形成されていてもスカムを移動可能なスカム移動装置を提供する。
【解決手段】水面に浮かぶスカムを所定の移動方向に移動させるスカム移動装置5であって、移動方向に沿って延在した中空体51と、中空体51の内周面51aによって画定された内部空間Sに流体を吐出する吐出口521とを備え、中空体51は、中空体51の側部に、移動方向に沿って延在する第1右開口511Rおよび第1左開口512Lが形成されたものであり、第1右開口511Rおよび第1左開口512Lは、吐出口521から内部空間Sに吐出された流体を内部空間Sの外に放出する放出口として作用するものであり、吐出口521は、内部空間S内であって中空体51の上流端に配置され、流体を中空体51の軸方向に向かって吐出するものであって扁平状につぶれた長孔形状のものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水面に浮かぶスカムを所定の移動方向に移動させるスカム移動装置であって、
前記移動方向に沿って延在した中空体と、
前記中空体の内周面によって画定された内部空間に流体を吐出する吐出口とを備え、
前記中空体は、該中空体の側部に、前記移動方向に沿って延在する開口が形成されたものであり、
前記開口は、前記吐出口から前記内部空間に吐出された前記流体を該内部空間の外に放出する放出口として作用するものであり、
前記吐出口は、前記内部空間内であって前記中空体の上流端に配置され、前記流体を該中空体の軸方向に向かって吐出するものであって、扁平状につぶれた長孔形状のものであることを特徴とするスカム移動装置。
続きを表示(約 72 文字)【請求項2】
前記吐出口は、高さ方向はつぶれ幅方向に拡がった長孔形状のものであることを特徴とする請求項1記載のスカム移動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水面に浮かぶスカムを所定の移動方向に移動させるスカム移動装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
汚水処理施設に設けられる沈殿池や、その沈殿池に汚水を分配する導水渠の水面には、浄化処理の妨げになるスカムが浮遊している。以下、沈殿池と導水渠を合わせて導水渠等と称する。導水渠等に浮遊したスカムを長期間放置すると汚水の水質の低下を招く。このため、スカムを移動させるスカム移動装置および移動させたスカムを除去するスカム除去装置が導水渠等に設けられる場合がある。このスカム移動装置として、複数のノズルを導水渠等の上方に配置し、ノズルから吐出する水の勢いによって、スカム除去装置側にスカムを移動させようとするものが提案されている。このようなスカム移動装置として、たとえば特許文献1および特許文献2に記載されたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-143843号公報
特開2004-136244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、水面に浮遊しているスカムは、導水渠等の側壁間でブリッジを形成してしまうことがある。ブリッジとは、アーチングとも称されるものであり、導水渠等の側壁間にスカムが掛け渡された状態をいう。ブリッジが形成されると、スカムの移動が妨げられてしまう。ブリッジが形成された場合、特許文献1および特許文献2に示された複数のノズルから流体を吐出したとしても、ノズルから吐出された流体が直接当たったブリッジのところどころに小さな孔があくだけで、スカムをスカム除去装置側に移動可能にすることはできなかった。また、ノズルから吐出された流体によって、各ノズル近辺に局部的にある程度の水流が発生するものの、ブリッジにあいた孔から遠ざかるにつれて水流が弱まってしまい、スカムを長い距離移動させることは困難であった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑み、例えブリッジが形成されていてもスカムを移動可能なスカム移動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を解決する本発明のスカム移動装置は、水面に浮かぶスカムを所定の移動方向に移動させるスカム移動装置であって、
前記移動方向に沿って延在した中空体と、
前記中空体の内周面によって画定された内部空間に流体を吐出する吐出口とを備え、
前記中空体は、該中空体の側部に、前記移動方向に沿って延在する開口が形成されたものであり、
前記開口は、前記吐出口から前記内部空間に吐出された前記流体を該内部空間の外に放出する放出口として作用するものであり、
前記吐出口は、前記内部空間内であって前記中空体の上流端に配置され、前記流体を該中空体の軸方向に向かって吐出するものであって、扁平状につぶれた長孔形状のものであることを特徴とする。
【0007】
このスカム移動装置において、前記吐出口は、高さ方向はつぶれ幅方向に拡がった長孔形状のものであってもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、例えブリッジが形成されていてもスカムを移動可能なスカム移動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に相当するスカム移動装置を備えた導水渠の平面図である。
図1に示した導水渠のA-A断面図である。
(a)は、図1に示した中空体のB-B断面図であり、(b)は、図1に示した中空体のC-C断面図である。
(a)は、図2のD部を拡大して示す拡大図であり、(b)は、図4(a)のE矢視図である。
本実施形態のスカム移動装置における作用を示す平面図である。
第2実施形態のスカム移動装置を備えた導水渠における図1と同様の平面図である。
第3実施形態のスカム移動装置を備えた導水渠における図1と同様の平面図である。
図7に示した導水渠のF-F断面図である。
(a)は、図8のG部を拡大して示す拡大図であり、(b)は、同図(a)のH-H断面図である。
第3実施形態のスカム移動装置における作用を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。本発明の一実施形態であるスカム移動装置は、導水渠に配置され、導水渠の水面にあるスカムをスカム除去装置側に移動させるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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