TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025137502
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2025078182,2021571883
出願日
2025-05-08,2020-06-03
発明の名称
フレグランス組成物において有用な12-オキサスピロ[5,5]ウンデカ-8-エン
出願人
ジボダン エス エー
代理人
弁理士法人葛和国際特許事務所
主分類
C07D
311/96 20060101AFI20250911BHJP(有機化学)
要約
【課題】新規有機化合物、該化合物を調製する方法およびフレグランス成分としてのその使用を提供する。
【解決手段】式(-)-(Id*)に従う化合物(ここで、化合物は負の比旋光度値を示す)が提供される。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025137502000011.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">21</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">34</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(-)-(Id
*
)に従う化合物
JPEG
2025137502000008.jpg
45
86
ここで化合物は負の比旋光度値を示す、前記化合物。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
請求項1において定義されたおよび式(+)-(Id
*
)に従う化合物
JPEG
2025137502000009.jpg
45
80
を含む異性体混合物。
【請求項3】
式(-)-(Id
*
)に従う化合物および式(+)-(Id
*
)に従う化合物の重量比が1:1である請求項2に記載の異性体混合物であって、異性体混合物は、ラセミ混合物(±)-(Id
*
)
JPEG
2025137502000010.jpg
45
77
である、前記異性体混合物。
【請求項4】
請求項1に定義された式(-)-(Id
*
)で表される化合物または請求項2または3において定義された異性体混合物の、フレグランスとしての使用。
【請求項5】
嗅覚的に許容し得る量の、請求項1に定義された式(-)-(Id
*
)で表される化合物または請求項2または3において定義された異性体混合物の添加を用いる、消費者製品ベースを改善、増強、または改変する方法。
【請求項6】
匂い物質としての請求項1に定義された式(-)-(Id
*
)で表される化合物または請求項2または3において定義された異性体混合物、および消費者製品ベースを含む、フレグランス適用品。
【請求項7】
消費者製品ベースが、ファインフレグランス、ハウスホールド製品、ランドリー製品、ボディケア製品、化粧品製品およびエアケア製品から選択される、請求項6に記載のフレグランス適用品。
【請求項8】
請求項1に定義された式(-)-(Id
*
)で表される化合物または請求項2または3において定義された異性体混合物、および基材を含む、フレグランス組成物。
【請求項9】
組成物にカシスノートを提供する、請求項1に定義された式(-)-(Id
*
)で表される化合物または請求項2または3において定義された異性体混合物を含むフレグランス組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規有機化合物、該化合物を調製する方法およびフレグランス成分としてのその使用に関連する。本発明は、香料組成物に、および当該化合物によって香りが付されたファインフレグランスまたは消費者製品に、または該化合物を含有する香料組成物などの物品にも関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
本発明の背景
従来、グレープフルーツおよびカシス特徴を有する化合物は、含硫有機化合物、たとえばCorps Cassis
(R)
、Corps Pamplemousse
(R)
および1-p-メンテン-8-チオール(グレープフルーツメルカプタン)、および非含硫有機化合物、たとえばBuccoxime
(R)
、TheaspiranおよびEtaspiren
(R)
から選択されている。しかしながら、既知の非硫黄化合物の使用は高価であり、および含硫化合物は様々な用途において不安定になる傾向があり、不快な異臭を引き起こすことがある。
JPEG
2025137502000001.jpg
70
97
【0003】
WO2010125100A1において、一群の1-アルコキシ-2-オキサスピロ[5.5]ウンデカ-8-エンが、新しいグレープフルーツおよびカシス匂い物質を構成し、よってフレーバーおよびフレグランス産業のために貴重な一群の新しい成分であると記載されている。一例は、数ある中でも、グリーン、フルーティ、フローラル、カシス、グレープフルーツの匂いを有する1-メトキシ-7,9-ジメチル-2-オキサスピロ[5.5]ウンデカ-8-エンである。
【発明の概要】
【0004】
本発明の説明
1-メトキシ-7,9-ジメチル-2-オキサスピロ[5.5]ウンデカ-8-エン(式(I)で表される化合物)は、3つの立体中心を有する化合物であり、したがって、該化合物の8つの立体異性体が全部で存在する。
JPEG
2025137502000002.jpg
45
61
【0005】
それらは4つの異なるジアステレオ異性体を形成し、各々は、2つの鏡像異性体のペアである。
JPEG
2025137502000003.jpg
48
163
【0006】
驚くべきことに、式(I)で表される化合物の香気的な利益が、立体化学に依存することが今や見いだされた:4つのうち1つのジアステレオ異性体(±)-(Id
*
)のみが、強い香気成分であり、他は、あったとしても、極めて弱い香気特性のみを示す。
【0007】
式(±)-(Id
*
)に従う化合物は、ラセミ体、2つの鏡像異性体の1:1混合物である。さらに深い分析が、これらの2つの鏡像異性体の一方のみが、嗅覚的に活性であることを明らかにした。2つの鏡像異性体は、キラルカラムによって分離され、嗅覚的に活性である方は、負の比旋光度値を示す。
【0008】
よって、本発明の第1の側面において、式(-)-(Id
*
)に従う化合物であって、化合物が負の比旋光度値を示す式(-)-(Id
*
)に従う化合物((-)-(1R
*
,6R
*
,7R
*
)-1-メトキシ-7,9-ジメチル-2-オキサスピロ[5.5]ウンデカ-8-エン)が提供される。該化合物の絶対配置は解明されていない。該化合物は、強いカシス、グレープフルーツ、フルーティ、ジューシーな匂いを有する。
JPEG
2025137502000004.jpg
45
71
【0009】
本発明のさらなる側面において、式(-)-(Id
*
)に従う化合物および式(+)-(Id
*
)に従う化合物を含む異性体混合物が提供される。
JPEG
2025137502000005.jpg
45
89
【0010】
ある態様において、異性体混合物は、式(-)-(Id
*
)に従う化合物および式(+)-(Id
*
)に従う化合物を1:1重量比率で含んでおり、これは2つの鏡像異性体のラセミ混合物(±)-(Id
*
)である。
JPEG
2025137502000006.jpg
45
68
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
ジボダン エス エー
味改変成分
2か月前
ジボダン エス エー
酵素およびその適用
6か月前
ジボダン エス エー
フレグランス組成物において有用な12-オキサスピロ[5,5]ウンデカ-8-エン
7日前
東ソー株式会社
タンパク質の発現方法
7日前
東ソー株式会社
炭素-窒素結合形成方法
2か月前
株式会社トクヤマ
四塩化炭素の製造方法
2か月前
株式会社トクヤマ
シロキサン類の回収方法
2か月前
日産化学株式会社
ピリジン化合物の製造方法
4か月前
株式会社トクヤマ
ビオチン誘導体の製造方法
2か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物
1か月前
株式会社コスモス
液状炭化水素の増産方法
1か月前
株式会社トクヤマ
ベンザゼピン化合物の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
イソシアネート化合物の製造方法
1か月前
株式会社コスモス
液状炭化水素の増産方法
1か月前
株式会社トクヤマ
ホルムアミド化合物の製造方法
1か月前
日本特殊陶業株式会社
メタン製造装置
3か月前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミドおよびその製造方法
3か月前
信越化学工業株式会社
新規化合物
2か月前
四国化成工業株式会社
エポキシ化合物およびその利用
4か月前
artience株式会社
四塩基酸無水物の製造方法
2か月前
金剛化学株式会社
ボルチオキセチンの製造方法
3か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
2か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
2か月前
四国化成工業株式会社
テレフタル酸化合物およびその利用
4か月前
三菱ケミカル株式会社
アルコールの製造方法
15日前
株式会社トクヤマ
サフィナミド若しくはその塩の製造方法
2か月前
国立大学法人東京農工大学
深共晶溶媒
1か月前
四国化成工業株式会社
イソフタル酸化合物およびその利用
4か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
3か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
7日前
株式会社カネカ
プロピレンオキサイド(PO)製造システム
4か月前
旭化成株式会社
トリオキサンの製造方法
2か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
4か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
3か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の保存溶液
2か月前
JNC株式会社
有機ケイ素化合物およびこれを用いた重合体
29日前
続きを見る
他の特許を見る